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水自慢日本一の高知県。言葉を超えた人々の集い

温泉巡りをしていますと,お湯だけでなく気がつけば
,”水”と言う,まさに神秘とも言える正真正銘なピュアな世界にたどり着くことになります。
水の世界も実に様々な見方においての魅力が盛り沢山なのですが,例えば,,

源流に触れてみる
湧水を飲んでみる
水浴びをしてみる
水を飲む
水から生み出される景色を見る

と,とにかくこんなにも水の豊かな日本におりますと,水の存在は当たり前なような気がしてしまうのですが,水は世界において最も貴重な資源に今後も限りなくなっていくのだろうと思うのです。

と言うことで今回の四国の旅は温泉だけでなく,,水!

に触れる旅となったので,ここから日本一の水風景をお知りになりたい方は読み進めて頂ければ幸いです。

ちなみに前回訪れた湧水で,え!?これは世界一では???と思えるような水と出会ったので過去記事はこちらです。

ということで高知県から愛媛県今治市への移動!

194号線を抜けながら仁淀川と共に今治市まで抜けるルート。

ひたすらこのような道を走り抜けていきます。隣にあまりにも美しい川を見ながらの移動なのですが,,これが,なんといいますか,息を呑むほど美しい光景なのです。

仁淀川沈下橋

途中に橋がありまして,そこで一休み。

仁淀川

この日は水の量が少なかったようで,お魚が泳いでいる姿が橋の上からもはっきりと見えました。

とにかく驚くほどの透明度で,水面から水の中の世界に,ただただ惹きつけられるほど魅了されるのです。
写真では伝わりきれないので,行ける人は本当に一生に一度は見に行っても後悔のない風景ですので,本当におすすめです。

もはや声を出すこともはばかれるほどの美しい風景に魅了されていくのですが,そこでなんとなく川をみにきた70代後半ほどのご夫婦と挨拶を交わしました。

ご夫婦は,ここから2時間ほどかけて車で川を見にきたらしく,たまに水が綺麗そうな時は川を見にくるんだとか。

なんとなく,私たちも静かにただただ川を眺めるだけなのですが,そこにはこれといったエンタメ性もないわけです。しかしながら,これが最も美しいアートなのかなあとも思うわけで。

そんな自然の調和の融合作品を目にすると,
きっと,人は言葉というものさえもあまりにもちっぽけな世界になってしまうのだろうな思わざる追えなくなります。
言葉の無力さをこんなにも感じたことはないほどの絶景でした。

そんな絶景を見にくるご夫婦の後ろ姿も,なんだか,ああ,いいなあ,とあまりにも暖かな平和な気持ちに包まれるのでした。

こんなふうに誰かと共に”川”という何気ない風景かもしれないけれど,共感できる目が同じ人と共にいられることの喜びがあるのはなんて清らかな美しい関係だろうと憧れてしまいます。

ご主人が,「ほら,あそこの魚はね,,」などとポツリポツリと川の情報を教えてくれます。
「こんなに美しく川の中を覗けるのはなかなかないんですよ。」

と教えてくれました。
それだけでもその日,その時,その瞬間に,その場に入れたことの価値がぐんと自分の中で上がります。

すると,軽トラがふわりと橋を渡ってきます。

ご婦人に,ビニール袋を渡して走り去っていきました。

ご婦人は,何気なくそのビニール袋を私たちに差し出してきました。

「柿なの。私たちはいいからあなたたちにあげるわ。」

とのこと。

「お知りあいじゃないんですか?」と聞くと,

「知らないのよ。ただ,以前も柿をもらったことがあるの。」

なるほど。近所の人がこの橋に足を止めて川を見学している人たちに何気に柿を配る習慣がついてしまったのね。

ただ,軽トラのおじさんは特に何かを話しかけるわけでもなく,ビニール袋を差し出しただけだったのですが,その行動だけでコミュニケーションは美しく描かれていたのでした。

言葉に出さなくていいリレーションシップというものがあるんだなあと,言葉を日々選び,探すことよりも尊さを感じるのです。

頂いた柿と仁淀川

さて,ご夫婦に別れを告げ,次は仁淀ブルー,にこ淵へ。

仁淀ブルー


にこ淵

車を駐車場へ止めてからにこ淵の入り口へと向います。

にこ淵

ここから15分ほどひたすら階段を降りていくのですが,なかなかに急勾配。
さらに,戻りの登り途中でガクガク震えながら階段を登る女性と遭遇したのですが,大丈夫ですか?と聞きましたら,

「高所恐怖症で,ゆっくりしか動けないのでお先にどうぞ。」

というレベルの急さなので向かう方は心して挑むことをおすすめします。

とはいえ,普通に階段を下って降りるだけではあります。
ただ急であることは事実なのでストレスのない範囲で動ける方は間違いなく見にいくといいかなと思います。

と,15分ほど階段を下りますと,圧巻の世界感へと誘われます。

エメラルドブルーのにこ淵


太陽の光の反射と共にキラキラと虹も見ることができます。ただただ魅了される絶景はきっととても神聖な場所なのだろうと思えるのです。

仁淀川は泉質が日本一綺麗らしいです。
日本一とはどんなものか見てみたい!
という好奇心でこの旅をチョイスしてみたのですが,
これは本当に人生に一度でいいから見てみたほうがいいと思います。

なんでしょうね,この神聖な清らかさの水は全てのものを浄化する力があるのかなあとも思えるのです。

なんとなく,みたことはないけれど,(見ることもないだろうけど,,)
三途の川のようなものが可視化できるとしたら,このくらい綺麗なのかなあと想像を巡らせるのでした。

と,今回は水巡りとなりましたが,高知県の底力,四国の絶景めぐりは想像を超えてはるかに神々しさのある世界でした。

温泉はここから先へと向かう道中に続きます!ので次回は温泉まとめをしたいと思います。

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