マガジンのカバー画像

「世界漂浪の記」 羽生隆 101選

101
50年遅れの同じ日付で毎日投稿されていた羽生隆さんの旅行記「世界世界漂浪の記」の中から、何度も読み返したい特に印象深い投稿を集めました。
運営しているクリエイター

2023年5月の記事一覧

❨627❩1973.5.19.土.曇/「生命ある日に」塩瀬信子/ロサンゼルス:アメリカ合衆国

❨627❩1973.5.19.土.曇/「生命ある日に」塩瀬信子/ロサンゼルス:アメリカ合衆国

昨夜は、ポーカーを4人で一時間やった後(15¢負け)、一時間半、本を読んだ。

「生命ある日に」塩瀬信子 著(女学生の日記)。
名女短大の女性で、いまはもう故人。実に細かく人生を、自分を、他人を見つめ、そして生命と死とを深く考えている。

インテリ・タイプの女性だが、単なるインテリとは違う。どちらかと云えば、彼女も将来そうなりたいと望んでいた様だが、作家のような、鋭い考えを持っていたみたいだ。

もっとみる

❨634❩1973.5.26.土.晴//ロサンゼルス:アメリカ合衆国

昨夜、彼女の夢を見た。
寝る前に彼女に似たスターの 写真をみたせいだろう。イヤな夢だった。

最初、なぜ手紙の返事をくれなかったかと言うと、その最もらしい理由を言った。

その後会った時、誰か男と寝ているところで俺は開けたドアーをあわてて締めた。
忘れたはずの恋なのに、なぜ思い出すのだ。

昼まで仕事をした。楽だった。
午後二時間、昼寝。
四時半から六時半まで練習。

ランニング (ダッシュ50m

もっとみる