登山史Ⅱ「外伝」（「山桜通信」５２号）

「登山史Ⅱ」編集委員会

今回から、長年の編集作業で発掘できた歴史の中で、「登山史Ⅱ」に紙面の関係で掲載できなかった歴史を紹介していきたい。

最初に、二宮洋太郎氏（1954（昭和29）年大学卒）と設楽美徳氏（1956（昭和31）年大学卒）と田中和雄氏（1960（昭和35）年大学卒）と練木允雄氏（1961（昭和36）年大学卒）を取り上げます。

活動が長い歴史の中で埋もれた原因は、二宮洋太郎氏は山桜会会員ですが、主たる活動は卒業後のRCCII（Rock Climbing Club II）創設以降の活動が多かったこと。

設楽美徳氏は大学山岳部に所属しながら社会人山岳会の「登嶺会（とうれいかい）」にも所属。主に後立山の開拓を精力的に行っていたこと。そして田中和雄氏と練木允雄氏の記録は関心が高かった海外登山ではなく、国内の記録であったことによります。

こちらをお読みいただき、学習院山岳部・学習院山桜会の多様性を再度ご認識いただければ幸いです。次号以降も、知られざる学習院山岳部・学習院山桜会の歴史をご紹介してまいります。

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