4.2 商品ラインナップを示すページの作成 - 「自分でできるSEO対策」
「商品ラインナップ」とは、たとえばラーメン店の場合なら、「しょうゆラーメン」「みそラーメン」「しおラーメン」などが一覧化された情報のことです。
あなたのビジネスが飲食店やアパレル店などのように、複数商品を持っている場合は、深く考えずとも、商品ラインナップをわかりやすく並べると思いますが、サービス業などの場合でも、ラインナップを示しておくことで、新規のお客様は「選びやすく」なるため、予約や購入の動機につながりやすくなります。
逆にあなたが購入する側の立場のときを想像してみてください。ひとつだけしか商品がないお店よりも、いくつかの選択肢がある方が、購入するモチベーションがあがる気はしませんか?
商品ラインナップが目の前に示されることで、人は「買うか、買わないか」ではなく、「どの商品を選ぶか」というモードに入り、購入してくれる確率が上がるということが、行動経済学などでも言われています。
「肩こり専門マッサージ」のようなビジネスの場合、サービスとしては1種類かもしれませんが、あえてラインナップを複数用意することで、お客様が「選びやすく」なるという考え方もできます。
・肩こりほぐし 30分コース
・肩こりスッキリ 60分コース
・肩こり・頭スッキリ 90分コース
など、松竹梅の形式で、複数商品としてディスプレイしておくことで、「どのコースにしようかな」という心境に持ち込むことが期待できます。
商品数は、少なすぎず、多すぎず
商品の数は多ければよいというものではありません。あまり数が多すぎるとかえってお客様は「選ぶのが面倒」という心境に陥ってしまいます。
業種業態にもよりますが、上記のようなサービス業の場合、商品ライン数は3〜5個程度からはじめることがおすすめです。
お客様のニーズから商品・サービスを考える
個別指導学習塾のホームページの例で、商品ラインナップページを考えてみたいと思います。
個別指導学習塾というビジネスも、肩こりマッサージ店などと同様で、サービス業と言えます。仮に、個別指導スタイルで価格も一律となると、ラインナップはつくれないと思ってしまうかもしれません。しかしそのような場合でも、ラインナップはつくるべきであり、つくることができます。
たとえば、お客様のニーズから考えてみることで、ラインナップは無限に考えることも可能です。個別指導塾でクラスなどは設けていない塾であったとしても、そこに通う生徒や保護者の目的は様々です。志望校への合格を成し遂げたい人もいれば、普段の学校の授業をフォローしてほしい人もいるでしょう。そのような「お客様のニーズ」に寄り添った商品ラインナップを考えてみることで、あなたのビジネスはぐっと魅力的にみえてきます。
顧客ニーズ:目標としている志望校へなんとか合格したい!
→商品・サービス:志望校合格対策コース
顧客ニーズ:今はまだ学力足りないけど、憧れの大学に挑戦したい!
→商品・サービス:難関校チャレンジコース
顧客ニーズ:普段の学校の授業の遅れを取り戻したい
→商品・サービス:進級対策フォローコース
上記のように、お客様となってくれそうな人がどのような気持ちかを考えながら、商品やサービスを考案して、ラインナップ化するとよいでしょう。
ホームページ内に商品ラインナップページを追加する
商品ラインナップが考案できたら、それをきちんとわかりやすく、ホームページ上で伝えるようにしましょう。
今回、上記の学習塾のホームページの例を用いて、以下のようなサイト構成で、ラインナップページを作成してみたいと思います。
受講コース
├ 志望校合格対策コース
├ 難関校チャレンジコース
└ 難関校チャレンジコース
ここでは簡単ホームページ作成ツール「とりあえずHP」で、作成方法をご紹介いたします。
ログイン後、左メニューから「ページの作成と管理」をクリックします。
ページ名の入力欄に「受講コース」と入力し、親ページを作成します。その後、「サブページ追加」をクリックします。
そうすると、以下のような画面が現れますので、サブページを作成することができます。計画した通り、3つのページを作成します。
入力できたら、上記画面の下にある「上記の内容で設定」ボタンを押して保存します。管理画面の下にスクロールしていくと、「現在のページ構成」を確認することができます。
これで、ホームページの中にラインナップページを追加することができました。実際のホームページを確認してみると、以下のようにメニューが追加されていることがわかります。
ラインナップページのコンテンツ作成
各ページのコンテンツ(文章などの内容)を作成していきます。当然ではありますが、商品ラインナップは、ただ並べただけでは意味がありません。それぞれの商品・サービスが、どんな内容で、どんな人におすすめなのかなどを伝えることが大切です。
ここでは、「難関校チャレンジコース」を例に、ページの内容を考えてみたいと思います。
1. 商品の概要を伝える文章を書く
「難関校チャレンジコース」はどんなコースなのか、まずは簡単に説明する文章を書いてみましょう。
「難関校チャレンジコース」は、国立大学や難関私立大(早慶上智)の合格を目指すための特定コースです。現在の学力から受験日までのスケジュール、得意不得意科目ごとにカリキュラムを作成し、生徒一人ひとりに合わせた計画を立てます。
上記で110文字です。目安として100〜150文字くらいで、商品の概要を伝える文章を作成しましょう。
2. 商品のイメージを伝える写真を掲載する
食品や雑貨の販売のようなビジネスであれば、商品画像は当然必要になりますが、学習塾やマッサージ店のようなサービス業であっても、イメージを伝える写真は大切です。
そのサービスに入会したり、体験するイメージを具体的にすることで、よりわかりやすく効果的に伝わります。
3. どんな人におすすめかを書く
どんな人におすすめの商品か、どんなニーズや悩みを抱えている人にとって価値がある商品なのか、について書くことで、「あ、これは自分にぴったりだ」と理解していただきやすくなります。以下のように箇条書きでもよいでしょう。
・国立大学の合格を目指している
・難関私立大学の合格を目指している
・学校や参考書では得られない効果的な受験対策をしたい
・現在の学力から合格への道筋を明確にしたい
・実際に難関大合格を経験している現役大学生に指導してほしい
・苦手科目を克服して合格の確率を上げたい
4.価格や費用の目安を書く
商品・サービスの価格を掲載します。先に決まった価格がない場合や、個別にお見積りを作成するようなビジネスの場合は、「費用の目安」や「単価表」を記載することがおすすめです。
価格がわかりにくい商品は、お問い合わせや申し込みをすることに不安を感じるものです。明朗会計であることを伝えることで、あなたのビジネスは信頼度を増します。
入会金15,000円、指導料25,000円(週1回の月額)です。
完全1対1の個別指導と、現役難関大の大学生が合格までの最短距離を導いていきます。志望校合格に向けたオーダーメイドカリキュラムでありながら、この価格を実現できているのは本校のみです。また、学力の伸び方に合わせて随時、カリキュラムは見直され、常に最適な指導へと改善していきます。
ご希望に応じて、授業回数やフォローアップの体制をつくることも可能です。その場合はオプション価格でのお見積りを作成させていただきますので、お気軽にご相談ください。
5. 申し込みの手順を書く
具体的に興味を持ってくれたホームページ閲覧者に対し、申し込みや購入の手続きについて案内します。このような手続きについても丁寧に案内を掲載しておくことで、「しっかりと対応してくれそうだな」という安心感を伝えることができます。
以下の項目について、お問い合わせフォームまたはお電話(03-0000-0000)にて、まずはお気軽にご連絡ください。
① ご希望の受講コース
「志望校対策コース」「難関校チャレンジコース」「進級対策フォローアップコース」のどのコースをご希望か、または希望コースが決まっていない方はその旨をお伝えください。
② 面談の希望日程
志望校や現在の学力などについて、簡単な面談を実施します。直接の対面でも、オンラインでも可能です。希望日時をお伝えください。
③ 個別の仮プランをご提示いたします
ご希望や面談の内容から、合格までの個別の仮プランを作成し、ご提示させていただきます。
④ お申し込み手続き
プランにご納得いただけましたら、入塾のためのお申込み手続きをお願いいたします。初回授業料の振り込みを確認できましたら手続き完了です。
⑤ 個別授業開始
いよいよ個別学習指導が始まります。講師と塾生の信頼関係を大切に育みながら、合格への道のりをがっちりサポートしていきます。
以下は、実際のページ作成例です。
このように商品ラインナップページをていねいに作成することで、あなたのビジネスはぐっとわかりやすく、魅力的になり、検索順位も自然と上がるようになっていきます。
次は「特徴・メリットを伝えるページの作成」です。
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