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3.3 記事の中に画像を効果的に入れる - 「自分でできるSEO対策」

ホームページは、基本的には、文字と画像の組み合わせで表現するページの集合体です。場合によっては、動画や音などもホームページに組み込まれることがありますが、ほとんどのページは、文字+画像で構成されています。

今回は、「記事の中に画像を効果的に入れる」と題し、画像の使い方について解説してみたいと思います。

まず、ホームページに使われる画像の種類を整理してみます。

(1)イメージ画像
会社やお店の雰囲気、商品やサービスのイメージを伝えるために使う画像のことです。たとえばクリーニング店のホームページに、晴れた広い青空の写真を使っている場合など、会社やお店そのものの写真ではなく、イメージを伝えるための画像です。

(2)商品画像
商品そのものの形や色や大きさを伝えるための画像です。食品や服飾や雑貨など、物販ビジネスであれば、特にこの商品画像はホームページでとても大切な要素になります。

(3)説明画像
商品やサービスの特徴や使い方などを伝えるための画像です。その商品やサービスはどのような特徴があるか、どのように使うものか、どのように作られているのか、どのようにメンテナンスするよいのか、など、文字情報だけではイメージしにくいことを補足的に伝えるための画像です。

新しいお客様から反響を得るホームページにするためには、上記の3つの画像のうち、どれが一番大切だと思いますか?

業種によっても多少違いがありますが、知名度の低いスモールビジネスにおいて、最も重要な画像は、(3)説明画像です。

アパレルブランドの例で考えてみるとよいでしょう。たとえばシャネルやグッチなどの超有名ブランドであれば、そのブランドの存在はすでに広く知られているわけですし、ホームページを見る人も、ホームページでその存在をはじめて知るわけではありません。つまり、ブランドや商品の特徴を説明する必要性は少なく、そのブランドのイメージをしっかりと守り、さらに憧れていただくための表現をすることが、ホームページの役割になります。つまり、この場合、(1)イメージ画像や(2)商品画像が重要です。

一方で、知られていない小さなアパレルメーカーの場合は、ホームページではじめてその存在を知ってもらうことを想定する必要があります。つまり、どんなブランドで、どんな特徴のある服で、どんなふうに製造されているのかなど、「ブランドの自己紹介」が必要です。小さくて無名な会社やお店が、有名ブランドと同じようなホームページをつくってもうまくいきません。まずは、丁寧なごあいさつをするためにも、(3)説明画像が特に重要ということになります。

にもかかわらず、スモールビジネスのホームページの多くが、この説明画像を上手に使うことができていません。イメージ画像、商品画像だけではなく、あなたのビジネスを丁寧に伝えるために、説明画像をうまく取り入れることで、新しいお客様からの反響を得られやすくすることができます。

それでは、今回も、学習塾のホームページを想定しながら、説明画像の効果的な使い方について考えてみたいと思います。

文字では伝えにくい価値を画像で伝える

画像は上手に使うことができれば、文字よりもスピーディーに効率的に、ビジネスの価値を伝えることができます。たとえば、以下のようなページがあるとします。

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個別指導を特徴に掲げるこの学習塾では、生徒一人ひとりに合わせてカリキュラムを作成することが、他の塾とは異なる価値です。上記の例は、そのカリキュラムを手間暇をかけて工夫して作成していることを伝えるためのページです。

しかし、上記のように文字情報だけだと淡々としてしまい、その価値がどうも魅力的に伝わってきません。たとえば、以下のように説明画像を挿入し、よりその価値が伝わりやすくなるように工夫してみます。

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この塾の取り組みの姿勢や、個別カリキュラム作成がウリであることも、ぐっと信頼できそうな情報として、伝わってきます。

このように、具体的な商品・サービスの画像だけではなく、製造現場や打ち合わせシーンなど、「あなたのビジネスの舞台裏の取り組み」を画像とともに紹介することも効果的です。

ただし、画像に映り込む風景が、整理されていないオフィスだったり、汚れている部屋や、身だしなみが乱れているような人だと、当然ながら逆に印象を落としてしまう恐れもあります。画像そのものの印象の良さも十分に意識してください。

画像にキャプションテキストを付記する

上記の例では、画像の下に一行の説明テキストを付記しています。

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このような画像の下に入れるテキストのことを「キャプション」と呼びます。このキャプションには、検索キーワードを意識して入れることで、より気の利いたSEO対策になります。

今回は、「志望校合格」や「個別指導」など、狙ったキーワードを自然な文章として埋め込むことができました。

ページ内に画像を効果的に挿入することで、このように、ビジネスの長所をよりわかりやすく伝えるとともに、検索キーワードを文章に入れるチャンスも生まれます。不自然にならないように注意しながら、適度に検索キーワードを入れるようにしてみてください。

次は、「Q&Aページを作成する」についてです。

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