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マッチングアプリ、やめました。

現在27歳。

周りを見回すと、同い年でもちらほら、結婚する子がいる。

子供を産む人もいる。

今後の人生ずっと一人なのは、無謀なのか?   

大学時代の恋愛は実を結ばず、社会人になれば環境が変わっていい人と出会えるかも!と心を弾ませたが、目の前の仕事をこなすのに必死で、3年ほどはあっという間に過ぎてしまった。4年目からは転職をし、次の仕事が決まった時点で気持ちに少し余裕ができた。

仕事に安心できれば、次はパートナー?と考え、出会いの機会を増やすべくマッチングアプリを利用してみた。

omiai、ペアーズ、with、いろんなアプリを試した。

最初に手を付けたのはomiai。恋愛にかける時間を無駄にするのが怖くて、 男性側の真剣度が高そうな、そしてこちらの真剣度も伝わりそうな、   男女共に月会費がかかるアプリに挑戦した。                (今考えると、完全に気負いすぎていた。)              画面に並ぶ男性は、結婚を真剣に考えてくれそうな人が多かった。    けれど同時に、恋愛したことがなさそうな人も多かった。            (なんて失礼)                           微妙に顔がわからないアイコン画像と、運営が考えたお決まりの自己紹介文に飽きてしまい、登録している男性に魅力を感じることができなかった。 このアプリは3か月ほどでやめてしまった。

その次はペアーズに登録した。                    omiaiよりも動機がふわっとしている人が多いためか、適度に自分を    さらけ出していて、どの男性も個性があって面白かった。         こんな男性もいるんだな~と勉強にることが多かった。  

このアプリのいただけない所は、異性に対してどれだけの「いいね!」が 来ているのか、数字で示しているところだ。              しかも、「いいね!」が多い順番に異性を並べ替えることができる。   多数の人から好感を得られるほどの魅力的な異性を、効率よく見つけるには良い機能なのかもしれない。                     話しかけてくれる男性よりも「いいね!」の履歴数が多いと、      相手は優劣を感じるようで、「こんなにいいね!がある人とマッチできて うれしいです。」とか、「他はどんな人と遊んでるんですか?俺、他の人に勝ててますか?」みたいな会話をされる。               単に、女性は受け身な人が多いから、「いいね!」を気軽に押す男性側より数が集まりやすいだけであって、私が超かわいいとか家庭的で清楚とか、 そういう魅力があるわけでは無い。                  逆に男性でたくさん「いいね!」を集めていると、こんなに人気のある人 だから、自分が「いいね!」しても関われないだろうな・・・と消極的に なってしまうが、男性は違う受け取り方をするようだ。         数字が自分をプラスに見せてくれるのはありがたいけど、魅力でランクを つけられているようで、会話が少し気持悪くなってやめてしまった。

最後はwithに手をつけた。プロフィールを登録した後は、自分をアピール したり、相手を知る材料が少ないので、心理テストやイベントでマッチングしてくれるのは、自然に自己開示ができて便利だった。         優秀なアプリだと思う。さすがメンタリストDaiGo監修。                 結局これも、めんどくさくなってやめてしまうのだけど。

コロナの影響で、周りの意識ががらりと変わった。

以前は年配の方が、私の将来を心配していろんな飲み会の場に連れて行ってくれた。出会いが増えるならば、と期待して、なんの収穫も得られない。 むなしさで、次の朝は毎回二日酔いだった。

今ではみんな自分のことで忙しいのか、すっかり飲み会には誘われなく  なった。(一部誘ってアピールが絶えないおじさまもいるけど)

コロナ過のおかげで、一人でいることが不自然ではなくなり、次第にこれでいいかと思いはじめた。

子供が絶対欲しいわけでもないし、誰かがいないと寂しくて死んでしまう 性格でもない。

体調不良時に心配してくれる人は欲しいけど、ネットスーパーとUverEatsと救急車があればなんとか生き延びられる。

アプリや飲み会で出会いを探しているとき、自分の外面のためにパートナーを求めることは、とても失礼だという意識はもちろんあった。

それでも今、もう無理にパートナーはいらないな、と考えてしまうのは、 やっぱり心のどこかで、ちゃんとした人間であることを証明するために  パートナーを作ろうとしていたんだな、と気づいた。

この年になって、結婚してないのおかしくない?とか。

だんだん選べなくなるよ、子供も産めなくなるよ、とか。

いま作っとかなきゃ将来さみしいよ、とか。

いや、もういいですから!!! 

私は今お金持ちではないし、6畳の狭いアパートに住んでるけど、自分の 好きなものを我慢せず、居心地のいいこの部屋でまったり紅茶が飲めれば、それで幸せなんですよ。

そりゃあ結婚すれば今以上の幸せもあるかもしれないけど、現状十分幸せなんだし、「この人となら、もしかして新しい生活があるかも!」という期待から、「ああ・・・今回もダメだったな・・・」っていうところまで、自分から無理にテンションを落とされなくてもいいのだ。

おせっかいを言ってくれる人達が、逆に私を不幸にしているのも、とても   悲しい。                                 本当に私のためを思って忠告してくれているのか?           自分が結婚して幸せだから、純粋に勧めてくれているのか?             結婚したことを少し後悔していて、窮屈な身の上に私も引きずり込もうと しているんじゃないかとか、                        無自覚に、結婚する相手がいなくてかわいそうねと、マウントを取られて いるのか?

(疲れちゃってるのかも・・・)

恋人とか、作ろうと思って作るのもじゃない気がするというか、巡り合わせがすべてな気がするし。学生時代は欲しいと思ったときに限って     彼氏できなかったし。

これから30代40代になって、もし誰かとご縁があるなら、その時ご縁を大切にすればいいし。

今行動しないおかげで、この先誰ともご縁がなかったとして、それは神様が「お前は異性と関わらなくても、同性や自分だけで十分人生を楽しめる素質があるぞ~」って言っているのかもしれない。            (調子のいい時に神様を出すタイプ)

なんだかここ2年くらいずっともやもやして過ごしていたけど、最近ようやく開き直ってきた。


2021年はもっと明るく、

自分の「楽しい」気持ちに対して向き合って、

「別にいいか、」をうまく使いながら、過ごしたいな~と思う、大晦日。


もし長々とこのページを読んでくださった方がいらっしゃれば、とても感謝です。

自分の幸せとともに、あなたにもたくさんの幸せがあることを祈ります。




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