生理不順と考えられる病気について：～子宮筋腫の場合～

こんにちは！サンコー薬局羅漢店の岡本です。

8月には、生理不順、生理が来ない、というトラブルについてお話をしました。そうのような場合に考えられる病気についてのお話をしています。

今回は、『子宮筋腫』について 

◆子宮筋腫
実に沢山の方が経験されているこの病気。
ちょっと詳しく解説していきます

◆子宮筋腫、というのは子宮の壁に当たる筋層（筋肉）にできる良性の“こぶ”のことです。筋腫の核は、実は生まれたときから誰にでもあるのですが、遺伝や体質などの素因が加わると、卵胞ホルモンの影響を受けてその核が成長します。

そのため、女性ホルモンの分泌が盛んな成熟期の女性に多く見られ、生理の悩みとしてお伺いする機会が多くなります。

◆筋腫の場所によって、
「内側にできる粘膜下筋腫」
「外側にできる漿膜化筋腫」
「筋層内にできる筋層内筋腫」
の３つに分かれます。

粘膜下筋腫や筋層内筋腫では、こぶが膨らんで子宮内膜の表面積が大きくなるため、経血量が増えて血の塊が出たり、生理期間が長引いたりします。

また、子宮の内側にできる筋腫の場合、生理予定の１週間前くらいに子宮内膜が厚くなってくると、筋腫の部分だけが先にはがれて出血が起こることがあります。そのあとすぐに生理が始まるため、生理周期が早まっていると思う方もたくさんおられます。

他にも、経血量の多さから貧血を引き起こしたり、筋腫に圧迫されて血行不良となり、脚の付け根の鈍痛やだるさを感じたり、膀胱を圧迫すると頻尿が起こったりします。

●生理に現れる症状
・経血量の増加
・日数が長い
・レバー状の血塊
・生理周期が短い
・生理痛がひどい

思い当たる方は、是非、放置せずに専門家を頼ってほしいと思います。

画像でわかりやすくさらに解説しています　→　サンコーファーマシーのInstagram

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