第7回 妊活ブログ 「東洋医学でみる妊活:低温期編」

サンコー薬局 羅漢店の宮崎です。

妊活ブログを連載してきます。

まず第7回は 東洋医学でみる妊活って? 「低温期編」 です。

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私のもっとも得意な東洋医学からみる「女性のみかた」です。

私は、東洋医学の見方でも西洋医学と同じように3つの時期にわけて考えております。それは、低温期―排卵期―高温期―月経期です。ですから4つにわけて東洋医学的に解説していきます。

※西洋的な解説とは少し違う可能性もあります。ご了承ください。

今回は「低温期」編です。

●低温期って何をしているのでしょうか?

卵子を成長させて排卵できように大きくしている時期です。

●この時期に何が必要でしょうか?

栄養です。漢方では陰分といったり特に血(けつ)といったりします。

●この陰分(栄養)はどのようにできるのでしょうか?

食事からですよね。食事をすると胃で消化され腸で栄養を吸収します。東洋医学では脾といい、西洋的には胃腸に似た役割です。ですから、胃腸系が弱く、卵子の育ちが悪く排卵が遅く月経不順があるようなタイプ:華奢(きゃしゃ)な方が多いと思います。

このような方には胃腸を良くしたり栄養改善するような漢方薬適しています。

また、老化がはいってくると卵子の成長が遅くなってきてしまいます。東洋医学でいうと腎(じん)が衰えていると考えます。※腎臓とは違います

詳しい解説は省きますが腎の1つは生まれ持った身体のエネルギーです。このエネルギーが下がってくることが老化です。

ですから高齢での妊活や生理不順は腎を補うことが必要になってきます。代表的なものに腎気丸類があります。

このように低温期をみるときは、脾(胃腸系)、腎(老化、エネルギー)などを考えて処方を組んでいきます。

次回は排卵期についてです。

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