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震災関連のメンタルヘルス参考情報

 ジャパンEAPシステムズ産業ダイアローグ研究所の米沢です。
 この度の能登半島地震および羽田の事故で亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに,被災された皆様に心よりお見舞い申しあげます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心より祈念しております。
 また、直接の被害には遭われていなくても、報道やSNS等で現地の惨状などを目の当たりにし、気持ちが不安定になっている方が少なくないと思われます。産業ダイアローグ研究所noteとしては1月6日時点で入手できた、主に職場のメンタルヘルス関連の参考情報をお届けします。
 
 まず産業医科大学が災害時の産業保健対応について情報提供のサイトを立ち上げております。情報が集まり次第、サイトを充実させていくようです。
●産業医科大学 産業生態科学研究所 災害産業保健センター

 
 こちらは筑波大学のもの。メンタルヘルス情報が中心です。
●筑波大学 医学医療系 災害・地域精神医学講座

 
 こちらは「こころのかまえ研究会」の発信。メンタルヘルス関連の情報がコンパクトにまとめられています。
●能登半島地震の報道を見て落ち着かない方へ

  
 こちらは避難所の感染対策について。
●避難所における感染対策 留意したい7つのポイント

  
 こちらは支援のあり方について。
●すれ違いを起こさないために――東日本大震災から学ぶ支援の届け方

 
 こういう時になると勇んで現地に乗り込む方がいますが、「やりたいこと」ではなく、「求められること」が何かを考えねばなりません。今のところ現地と距離のある私たちにできるのは、寄付と献血あたりではないかと考えます。寄付・義援金は日本赤十字社など公的なところが無難です。すでに寄付金詐欺などが発生しているようです。気をつけてください。
 
 こちらは片付けの詳しいマニュアル。
●地震被災後の片付けマニュアル―鉄則は「焦るべからず」十分な安全対策を―

 
 感染症のリスクを考えると子どもに片付けはさせない方がいいです。
●水害「子どもに片付けをさせないで」 汚染物質多く、感染、ケガの危険は大人以上に

 
 こちらは長野県精神保健福祉センターが作成した資料。被災後の時間経過とともに心理状態がどのように変化していくか、詳しく解説しています。
●災害時のこころのケア~災害時の心理状態等の変化と留意点~

https://www.pref.nagano.lg.jp/seishin/tosho/documents/dcare2015_03care.pdf

 
 被災地域に事業所がなくても、親族や友人知人が被災したりなど、個人によって被災地との物理的・心理的距離はさまざまです。一人ひとりに合った支援を考え続けています。
  当社のEAP契約企業に所属されている従業員の方は、何か気になることがございましたら、ぜひEAPをご利用ください。
  大変な年始となってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 

追記2024.2.2
能登の震災を受け、いくつかの医療系の出版社が無償で情報提供を行っていますが、こちらはセルフケアに関し晶文社が公開したものです。


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