産業ダイアローグ研究所

精神科専門医・指導医であり、認定産業医でもある米沢宏が所長を務める株式会社ジャパンEA…

産業ダイアローグ研究所

精神科専門医・指導医であり、認定産業医でもある米沢宏が所長を務める株式会社ジャパンEAPシステムズ「産業ダイアローグ研究所」のnoteです。オープンダイアローグのアイデアの産業領域での活用を推進し、「ビジョン・クラフティング研究所」と共にEAPの新たな可能性を探って参ります。

マガジン

  • JES学術活動

    米沢だけでなく株式会社ジャパンEAPシステムズ スタッフの学会・講演活動を紹介します。

  • JES通信コラム

    株式会社ジャパンEAPシステムズのメルマガ、JES通信に掲載している「ドクター米沢のミニコラム」を毎月転載します。

  • JESセミナー

    ジャパンEAPシステムズ、ならびに産業ダイアローグ研究所等で開催されるセミナーについてご案内します。

  • オープンダイアローグとその周辺

    オープンダイアローグだけでなく、産業領域で活用できるさまざまな心理社会的アプローチを紹介します。

  • 産業オープンダイアローグ研究会

    2018年にスタートした産業領域におけるオープンダイアローグ活用のための勉強会の活動を掲載します。

最近の記事

学会参加報告:産業衛生学会 全国協議会2023(山梨)その1

10月末に日本産業衛生学会の全国協議会に参加してきました。ちょうど信玄公祭りと重なり会場近くのホテルが取れなかったので、東京から日帰りで参加。懇親会に出てもその日のうちに東京に戻れました。   ------------------------------------------------------------- 第33回 日本産業衛生学会 全国協議会 会期:2023年10月27-29日 会場:YCC県民文化ホール、山梨県立図書館(後日オンデマンド配信) テーマ:多様化する

    • アルコール関連問題啓発週間です(JES通信【vol.173】2023.11.10.ドクター米沢のミニコラムより)

      ▼職場のアルコール問題○職場の3Aとは  アルコールは嗜好品として親しまれており、日本の飲酒人口は約8,500万人と言われています(2013年)。一方、アルコール性の健康障害(肝臓病、胃潰瘍など)による欠勤や、飲み会で同僚に絡むとか、飲酒を強要するアルコールハラスメントなど、さまざまな職場の問題も起きています。さらにアルコールはうつ病や不眠症の原因にもなります。アルコール問題は「職場の3つのA」(absenteeism:欠勤、勤怠不良、alcohol:アルコール、acci

      • 日本EAP協会で講演:「産業保健とEAP」

         2023年10月6日、日本EAP協会主催の「EAPプロフェッショナルの会online」で、「産業保健とEAP」の講演を行いました。  EAP (employee assistance program:従業員援助プログラム)は、1940年代アメリカで職場のアルコール問題へ介入することから始まり、1970年代に発展しましたが、産業保健活動の文脈から見た場合のEAPの立ち位置、役割分担、連携などはどうなるのだろうか、というのが主催者のリクエストでした。  そんな大きなテーマを話す

        • 心とからだの健康セミナーを開催します

           今回は11月10日(金)に弊社と東京アルコール医療総合センターが共催するセミナーのご案内です。米沢も登壇します。どうぞよろしくお願いします。  健康経営・人的資本経営の観点からも、従業員のアルコール問題や発達障害への対応は更に重要性を増し、その対応にはコミュニケーションの創造が不可欠です。  第1部は、成増厚生病院東京アルコール医療総合センターの垣渕医師よりアルコール問題の講義、第2部では、産業医・人事・EAPの立場から、職場のアルコール問題やコミュニケーションについて座

        学会参加報告:産業衛生学会 全国協議会2023(山梨)その1

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          不知火塾で「職場のアルコール問題」の講演を行いました

           アルコール問題関連のnoteが続いて恐縮です。今回は「不知火塾」で行った講演をご紹介します。  不知火塾は医療法人社団新光会不知火クリニックが主催、一般社団法人日本うつ病センターおよび当社が協賛する、産業精神保健講座です。詳しくは案内をご覧ください。  講演時間は質疑応答も含め90分と伺っていたので、前の週に東京のさんぽセンターで行った産業医向けの講演のダイジェスト版という感じで資料を用意しました。会場とオンラインのハイブリッド開催でした。講演の内容は以下の通りです。

          不知火塾で「職場のアルコール問題」の講演を行いました

          相談室が綺麗になりました!(JES通信【vol.171】2023.10.10. Mr.榎本の徒然ダイアリーより)

           今回は当社社長、榎本正己が半年に1回JES通信に執筆しておりますコラムを転載します。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Mr.榎本の徒然ダイアリー ─────── 相談室が綺麗になりました! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   皆さんこんにちは。社長の榎本です。 ホームページ等でもお知らせしておりますが、当社は去る9月25日に本社オフィスと東京相談室が移転しましたので今回はそのお話を。   JESの設

          相談室が綺麗になりました!(JES通信【vol.171】2023.10.10. Mr.榎本の徒然ダイアリーより)

          さんぽセンター東京でアルコールの研修を行いました

           2019年から年2回、東京産業保健総合支援センターで、産業医の先生向けの研修会を担当しているのですが、去る2023年9月1日、職場のアルコール問題について話をしてきました。参加者は約50名でした。内容は以下の通りです。 ▼講義の内容 1.アルコール問題の実態 2.アルコールの身体・精神への影響 3.アルコール依存症とは 4.職場のアルコール問題 5.産業医面接の実際 6.職場のアルコール問題対策 ▼アルコール問題に苦労する産業医  2019年から5回、アルコール問題

          さんぽセンター東京でアルコールの研修を行いました

          学会参加報告:産業精神保健学会2023 アルコール依存症の予防・早期介入支援〜飲酒量低減プログラム JOZNOM〜

           産業ダイアローグ研究所の発表についてはすでにご報告しましたが、今回の学会プログラムで最も楽しみにしていたのが、雁の巣病院の飲酒量低減プログラムのポスター発表でした。発表者の稲葉先生からnoteでの紹介のご許可をいただきましたので概要をお伝えします。   ------------------------------------------------------------- 第30回 日本産業精神保健学会 会期:2023年8月26-27日 会場:日本赤十字看護大学(ハイブリ

          学会参加報告:産業精神保健学会2023 アルコール依存症の予防・早期介入支援〜飲酒量低減プログラム JOZNOM〜

          動画公開「VUCA時代の対話」~オープンダイアローグの経験から

           2023年9月8日に産業ダイアローグ研究所とビジョン・クラフティング研究所の合同セミナーを開催しましたが、おかげさまでご好評をいただきました。ついては多くの方に産業領域におけるオープンダイアローグや 2 on 1の可能性を知っていただきたく、セミナー動画を公開することに致しました。 【チラシ】 【動画】     なお産業ダイアローグ研究所では、企業やグループを対象にオープンダイアローグ関連の研修やセミナーを行っておりますので、以下フォームより気軽にお問い合わせ下さい。

          動画公開「VUCA時代の対話」~オープンダイアローグの経験から

          メッセージ疲労(JES通信【vol.170】2023.9.12.ドクター米沢のミニコラムより)

          ▼コロナの概況 今回は冒頭にコロナの状況を簡単にまとめました。天気予報ならぬ「コロナ概況」です。 〇流行状況  コロナの流行状況についてマスコミがほとんど報じなくなったので、「コロナは落ち着いている」「コロナは終わった」と思っている方もいらっしゃるようなのですが、身近で感染する方が増えていませんか?今年の5月以降、新規感染者数は増え続けており、9月初旬の現在、まだピークが見えない状況です(資料1)。電車やバスの運転手の体調不良による運休、インフルエンザの流行、各地での学

          メッセージ疲労(JES通信【vol.170】2023.9.12.ドクター米沢のミニコラムより)

          学会参加報告:交流分析学会2023その2 ポジティブ心理学

           8月に行われた交流分析学会の参加報告その2です。初日午前は一般演題発表、ポジティブ心理学の教育講演、そして午後一番に会長講演が行われました。 ------------------------------------------------------------- 日本交流分析学会 第48回学術大会・講習会 日時:2023年8月12、13日 会場:日本大学歯学部 本館7F テーマ:交流分析の未来 https://jsta48th.com/ ----------------

          学会参加報告:交流分析学会2023その2 ポジティブ心理学

          学会参加報告:交流分析学会2023その1 職場に活かす交流分析:ハラスメント防止のために

           いやあ、先週の金曜までの3週間、学会発表や講演が重なり、今年一番忙しい時間を過ごすことになってしまいました。さらに来週末に本社オフィスの移転を控え、荷物整理に追われています。ほとんどが本と書類なのですが。  遅くなりましたが8月に行われた交流分析学会の参加報告その1です。交流分析は私が人と関わる際の根幹にある物の見方・考え方、哲学で、それをどのように現場に生かしたらいいのか、勉強を続けています。その1では初日午後に行われた特別企画、「職場に活かす交流分析:ハラスメント防止の

          学会参加報告:交流分析学会2023その1 職場に活かす交流分析:ハラスメント防止のために

          産業精神保健学会発表:「声に出して読みたいオープンダイアローグ」実践報告

           2023年8月26-27日、日本赤十字看護大学で行われた第30回産業精神保健学会にて、「声に出して読みたいオープンダイアローグ」実践報告という一般演題発表を行ってきました。   --------------------------------------------------------- 第30回 日本産業精神保健学会 会期:2023年8月26-27日 会場:日本赤十字看護大学(ハイブリッド開催) テーマ:産業精神保健におけるAgilityとSustainability

          産業精神保健学会発表:「声に出して読みたいオープンダイアローグ」実践報告

          【9/8(金)】ビジョン・クラフティング研究所との合同セミナー開催のご案内

          職場での新しい対話の形について、ビジョン・クラフティング研究所と無料の合同セミナーを開催します。 以下はチラシの案内文から。 ++++++ 「VUCA時代の対話」~オープンダイアローグの経験から  〜〜〜『対話』を、『対話』のあり方を、考えよう〜〜〜 変化が常態で、多様な価値観への対応が求められる社会動向の中、人材マネジメントに唯一無二の正解や一般解を求めることはもはや不可能であり、近年「対話」の重要性がより高まっています。しかし不確実な状況こそ確実なものを欲し、不安を埋め

          【9/8(金)】ビジョン・クラフティング研究所との合同セミナー開催のご案内

          日本EAP協会シンポジウムに社長の榎本正己が登壇しました

           7月15日、「第24回 日本EAP協会シンポジウム(EAP及びメンタルヘルスケア業界:市場活性化と新規産業創出)」に当社代表取締役社長の榎本正己が登壇しました。当社東北支社の相談室長、清野俊充(日本EAP協会事務局長)が、当社メルマガに大会のレポートを掲載しましたのでご紹介します。 ------------------------------------------------------------- ■大会名:第24回 日本EAP協会総会/シンポジウム(令和5年度 第

          日本EAP協会シンポジウムに社長の榎本正己が登壇しました

          JES30周年を迎えて:歴代社長インタビュー

           当社はこの夏で30周年を迎えました。いくつか記念イベントを予定していますが、その第一弾として歴代社長のインタビューを当社ホームページに掲載しました。日本でEAPを広めるにあたり、私たちがこだわってきたことが伝わるのではないか、と思っております。  ぜひご一読ください。 

          JES30周年を迎えて:歴代社長インタビュー