産業ダイアローグ研究所

精神科専門医・指導医であり、認定産業医でもある米沢宏が所長を務める株式会社ジャパンEAPシステムズ「産業ダイアローグ研究所」のnoteです。オープンダイアローグのアイデアの産業領域での活用を推進し、「ビジョン・クラフティング研究所」と共にEAPの新たな可能性を探って参ります。

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  • JES学術活動

    米沢だけでなく株式会社ジャパンEAPシステムズ スタッフの学会・講演活動を紹介します。

  • JES通信コラム

    株式会社ジャパンEAPシステムズのメルマガ、JES通信に掲載している「ドクター米沢のミニコラム」を毎月転載します。

  • 産業オープンダイアローグ研究会

    2018年にスタートした産業領域におけるオープンダイアローグ活用のための勉強会の活動を掲載します。

  • JESセミナー

    ジャパンEAPシステムズ、ならびに産業ダイアローグ研究所等で開催されるセミナーについてご案内します。

  • 産業医通信

    産業医として企業に発信した情報の中からBCPのために重要と思われるものを掲載します。

最近の記事

当社取締役の松本が日本キャリア・カウンセリング学会 シンポジウム登壇

 11月5日(土)~11月6日(日)に行われた「第27回日本キャリア・カウンセリング学会」(オンライン)のシンポジウムに、当社取締役・ビジョン・クラフティング研究所所長の松本桂樹が登壇し、以下のような発表を行いました。 「人的資本経営に活かすキャリア・カウンセリング」 —健康経営、ダイバーシティ、従業員エンゲージメントの視点から <シンポジスト>  松本 桂樹 株式会社ジャパンEAPシステムズ 取締役  安達 智子 大阪教育大学教授  山本 寛 青山学院大学教授 <指

    • コロナ第8波を前に、対策の基本を再確認しましょう(JES通信【vol.156】2022.11.10.ドクター米沢のミニコラムより)

       9月後半から10月前半にかけて落ち着いていた新規感染者数が、10月後半から再び上昇に転じています。これが第8波の始まりなのか、もうしばらく「踊り場」状態が続くのかはわかりませんが、第8波に備えてもう一度対策を確認しましょう。 ●BCPとしてのコロナ対策 4つの基本 コロナ発生からもうじき3年。この間にさまざまな知見が集積され、本当に必要な対策は何で、必要性の低い対策は何かがはっきりしました。日本の免疫学の権威で、コロナ発生当初から数々の有益な情報を発信している大阪大学の宮

      • 2 on 1の活用を考える:2022年度第4回研究会(2022.10.20)の報告

        ■2022年度第4回研究会開催  気がつけばもう11月!年を取るとどうして時間が過ぎるのが早いのでしょうか?あれもやっていない、これも手が付かない!と後悔と反省ばかりの日々です。  2022年度第4回の研究会をzoomで行いました。参加者は10名。うちゲストが3名でした。  今回は第3回で取り上げた2 on 1について、企業で活用するにはどのようにアプローチすればいいか考えました。資料としては第3回研究会で提供した「5分でわかるオープンダイアローグ」のスライドを、企業内で2

        • EAPカウンセラーが伝える「ハラスメント相談の基本と対応ポイント」

           11月にオンラインで開催します当社のセミナーのご案内です。今回は職場でハラスメントの相談対応にあたる人事労務ご担当者、産業保健スタッフのみなさん向けのセミナーです。 【こんな方に】 ・人事労務としてハラスメントに類する相談への対応を確認しておきたい方 ・窓口担当に任命されたが、どうして良いか分からない方、対応に不安を感じる方 ・現在担当しているが、自分の対応が適切かどうか自信がなく、学び直したい方    ハラスメントに対する社会の目はますます厳しさを増し、労働局などに寄せ

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          短い秋に熱く語る(JES通信【vol.154】2022.10.11. Mr.榎本の徒然ダイアリーより)

           今回は当社社長、榎本正己が半年に1回JES通信に執筆しておりますコラムを転載します。 1.「紹介と連携」 EAPをマネジメントに活用する方法  冬のような寒さになったり夏日が戻ったり、秋を探すのに苦労しますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。前回の執筆は春でしたが、気づけば10月でコラム2回目を催促されて光陰は矢そのものだなと驚いております。    今月から、某大学院で私が講師を務める集中講義が始まりました。5年目となるこの講義では、公認心理師(2017年にできたカウンセ

          当社東北相談室室長の清野が心理臨床学会シンポジウムに登壇しました(JES通信【vol.154】2022.10.11.より)

           2022年9月2日(金)から25日(日)にかけてオンラインで行われた第41回日本心理臨床学会のシンポジウム、「公認心理師の各分野における連携とその課題」に、当社東北相談室室長の清野俊充が登壇しました。 ■公認心理師に求められる連携  公認心理師の連携については「…(中略)…、保健医療、福祉、教育等が密接な連携の下で総合的かつ適切に提供されるよう、これらを提供する者その他の関係者等との連携を保たなければならない」と法の中で示されており、それぞれの場で関係する専門職の人々と

          産業精神保健学会発表:オンライン・オープンダイアローグの可能性を探る:長時間労働者面接の経験から

           8月21日に公開した「2 on 1を始めよう:2022年度第3回研究会(2022.8.18)の報告」(https://note.com/sangyo_dialogue/n/n532ce3a0f117)で、オープンダイアローグはオンラインでもできると記しました。2022年7月9,10日に東京で行われた第29回産業精神保健学会(https://procomu.jp/jsomh2022/pdf/jsomh29_program2_0706.pdf)で標記の研究発表を行ってきましたの

          感染者の「全数把握見直し」「療養期間の短縮」で何が起こるのか(JES通信【vol.152】2022.09.12.ドクター米沢のミニコラムより)

          ●感染者の全数把握見直しのニュース  先月に続き今回もコロナを取り上げます(先月の記事は末尾資料1をご覧ください)。  8月後半からテレビや新聞で「全数把握見直し」というニュースが流れていますが、多くの方にとってはこれによって何が起こるのか、実感できないのではと思います。今回はこの問題を考えてみます。 ●コロナの感染対策は徐々に緩くなっている  感染症法では病原体の危険性を踏まえ、1類から5類の感染症と新型インフルエンザ等感染症、新感染症、指定感染症の8つに分類していま

          2 on 1を始めよう:2022年度第3回研究会(2022.8.18)の報告

          ■2022年度第3回研究会開催  2022年度第2回の研究会をzoomで行いました。参加者は8名でした。 今回の題材は、産業医大の五十嵐侑先生が主宰する「産業保健オンラインコミュニティ(通称:COEDOH)」で7月に講演した「産業保健に生かすオープンダイアローグ」の資料から、「初めてOD面接に参加するスタッフへ(5分でわかるオープンダイアローグ)」と「2 on 1の勧め」のスライドを中心にディスカッションを行いました。   ■1人の話を複数で聞く  ご存じのように「1

          医療逼迫の中、どうやって自分や家族を守るか(JES通信【vol.151】2022.08.10.ドクター米沢のミニコラムより)

           前回のコラム(7月11日。資料1)で、「再び感染者増のきざし」と書きましたが、その後あっという間に感染拡大し、8月3日には国内の新規感染者数が過去最多を記録する事態になりました。私を含め多くの人にとっては予想を遙かに上回るスピードだったのではないかと思います。そして今、医療現場は大混乱に陥っています。  ●発熱外来、救急現場がパンク  連日報道されていますように、発熱外来に長蛇の列ができたり予約が取れなかったり、病院に行っても受診を断られたりといった話が後を絶ちません。

          再び感染者が増える中で何をするか(JES通信【vol.149】2022.07.11.ドクター米沢のミニコラムより)

          1.再び感染者増のきざし  6月後半から 全国的にコロナの新規感染者が増加し始め、東京でも6月18日以降、前の週よりも感染者が多い状況が続いています。7月初旬時点で起きていることをまとめました。   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ A.オミクロン感染の特徴  ・オミクロンはデルタに比べ感染力が強く免疫も効きにくいが、重症化率は低下  ・ワクチン2回接種ではオミクロンへの効果が不十分  ・そのため昨冬に大流行(第6波)が起こり、過去最多の

          2022年度第2回研究会(2022.6.16)の報告

          ■2022年度第2回研究会開催  2022年度第2回の研究会をzoomで行いました。新しいメンバーが2名加わりました。参加者は8名でした。  前半は第29回日本産業精神保健学会(2022.7.9-10)の一般演題に登録した、「オンライン・オープンダイアローグの可能性を探る-長時間労働者面接の経験から」の発表スライドをお見せし、解説を加えました。後半はグループに分かれ、オンライン・カウンセリングのメリット・デメリットや活用可能性などについてダイアローグを重ねました。   ■

          当社社長の榎本が産業衛生学会シンポジウムに登壇しました(JES通信【vol.148】2022.06.10.より)

           5月28日、第95回日本産業衛生学会のシンポジウム「長期メンタル休職者に対する職場適応力向上のための工夫‐様々な立場から」に当社代表取締役社長の榎本正己が登壇しました。  榎本からは「外部EAPによる実践と工夫」と題し、休職期間長期化の背景となる要因をBPS(生物・心理・社会)モデルで整理し、それぞれに即したEAPでの対応を簡単に紹介して他のシンポジストの発表・意見交換につなげました。各シンポジストからの発表内容も簡単に報告します。 <EAP> ・Bio(生物):「治っ

          マスクは上手に使いましょう(JES通信【vol.148】2022.06.10.ドクター米沢のミニコラムより)

          1.「屋外ではマスクを外そう」は新たな見解か?  5月20日、厚生労働省は新型コロナウイルス対策のマスクについて、着脱の基準をまとめて公表しました。海外でマスクを外す動きが進んでいることや第6波が落ち着きつつあること、そしてこれから夏に向かうことを考えての判断と思われます。読売新聞によると、「屋外については、幅広く『着用不要』のケースを認めた。会話を行い、人と距離を確保できない場合には『着用を推奨』としたが、それ以外は『必要ない』としている。具体的には、ほとんど会話しなけれ

          交流分析学会発表:自我状態の構造分析から考えるコロナ不安、デマ・フェイクニュース、陰謀論

           2022年4月23,24日に弘前で行われた第47回交流分析学会で標記の研究発表を行ってきました。抄録集に掲載した内容を元にご紹介します。 1.問題意識  コロナ禍は私たちの心身の健康に多大な影響を及ぼしていますが、インフォデミックによって正しい情報が得られず、人々の不安が増大している面もあると思われます。私は産業医として企業の衛生委員会で「正しく恐れ対処する」と題したコロナ情報を発信するとともに、従業員のコロナ不安の相談も受けてきましたが、人々に起こる精神的混乱の原因を、

          交流分析学会誌に論文が掲載されました

           出版からちょっと時間が経ってしまいましたが、交流分析研究第46巻2号(2021年)に、「交流分析の哲学から見たオープンダイアローグ」という論文が掲載されました。これは2021年の日本交流分析学会第46回大会のシンポジウム、「多職種連携の次のステップ~交流分析の活用に向けて」において精神科の立場から発表した内容を論文化したものです。  交流分析は、「人はだれでもOKである」「だれもが考える能力を持つ」「人は自分の運命を決め、そしてその決定は変えることができる」という哲学的前