夢見る小学校を観て、動揺する私に、上司が言ったことば
先日、映画「夢見る小学校」を観てきた。
いくつかの小中学校のドキュメンタリー。
その中心にある、学校の紹介。
なんじゃこりゃあ。
いや、こういう学校があるって、知っていたよ、知っていたし、なんなら校長先生から話きいたことあるけど。
でもさ、修学旅行行く場所1から決めるって、すごくない?
一年掛けて自分の学びたいもの、様々な角度から学ぶ、見学のアポも自分達でとるって、すごくない?
なんていうか、中学生のプレゼン力、すごくない?
いやもう、これは移住?移住させるべき?!
そんな衝撃を受けた。
ハラハラドキドキもしないし、起承転結があるわけでもないのに、泣けてきた。
こんな風に子どもたち過ごしたら、幸せだろうなぁ。
そこで、行動できたらいいのだけど。
実際、仕事どうするんだ。。
そんな揺れる心を、同僚の先輩に話していたら、先輩がこんなことを言った。
「私もそういうのに憧れてた時期があったけど、うちの長男はすごい嫌がってたんだよね。」
今、高校生になる息子さんの話だ。
そうだよな。いやな子もいるよな。
その言葉を聞いて、ちょっと府に落ちた。
思いだしたのだ。
保育園が決まる前、悩みに悩んで決めた幼稚園を、娘は「ママが行かせたかった幼稚園」と言ったのだ。
どんなに、娘のためを思っても、娘にこんな教育をさせたいと思っても、行くのは娘だ。
行くか、最終的に決めるのは娘だ。
どんなに素晴らしい場所でも、押し付けられたら、その時点で行かされている場所になるんだ!
受け身になってしまうんだ!
今、近くにプレーパークがあって、行きたいと行ったら行ける距離にあって、そこで、普通の保育園に通って、ちょっと飽きてきた(本人談)けど、楽しく通ってもいて。
全国の小学校が、映画みたいな小学校であればいいのにと思うけど、そうはなかなかならない世の中で、今、結局地元に通うことになったとして、プレーパークという逃げ道もあって、それでもそこが私の行く場所じゃない、と彼女が思ったとき、その時だ。移住を考えるのは。
選択肢を、保護者として、いくつも持っておきながら。
彼女の生きやすい場所を、彼女を生かしてくれる場所を、選択できるようにしておきたい。もちろん、その時の家族の状況とか、経済状況とかで、家族で話し合う必要はあるけど。親の思いを勝手に押し付ける必要はないのだ。
そう思ったら、気が楽になった。
今、彼女がやりたいことを、尊重してあげたいと、思うようになれた。
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