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『ペンギン・ハイウェイ』レビュー:夏の多幸感と夢
概要『ペンギン・ハイウェイ』は夏にぴったりの映画だ、より正確に言うと、日本文化圏の夏のイメージをコッテコテに具現化したような映画だった。そしてそのコッテコテ具合がなんとも高いレベルで組み合わされていて、「夏っぽいアニメが見たいなあ」と思ってうっかり劇場に足を運んだ観客に、お望みの「夏っぽさ」を溺死しそうなほど注入する。
原作は森見登美彦で、主人公も森見らしい理屈っぽい少年、脇役はおっぱいの大きい
『レディ・プレイヤー 1』 レビュー:愛あるオマージュと欠点
前から気になってはいたのだが、連休中ということで映画館で見てきた。監督は他に誰がいようスティーブン・スピルバーグ、ストーリーはゲームの世界での宝探しという、聞いただけでもエンタメ感満載の作品だ。
概要舞台は荒廃した近未来、人々はVRを装着してアクセスできるゲーム世界「オアシス」の中で毎日を過ごし、ありとあらゆる想像が実現できる電脳世界に入り浸っている。「オアシス」の創設者ジェームズ・ハリデーは死