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新型コロナウィルス・・・・       感染者急増の英国渡航(2)入国編

到着するとここが同じヒースロー空港なのかと思うほど、場内は閑散としていました。そもそも自分が乗っていた飛行機が殆ど空席で、他地域からくるフライトもかなりキャンセルされていて、ターミナルのサテライトに駐機している飛行機もまばらです。ところが空港の様子でイミグレは待ち時間が少ないと安心した自分が甘かったことに気が付きました。

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英国入国

入国は日本のような厳しい検疫があるわけではなく、降機からそのまま入国審査となります。日本人をはじめEU域内大半の国の人は「eGate」に誘導され無人のゲートを通ります。何等かの理由でスタンプが必要な場合はEU域外からの入国者の列に並びます。今回列の長さはそれほどでもなかったですが、有人カウンターに並んで、2時間かかりました。学生ビザ等、有人カウンターに行く場合は相応の時間を覚悟した方がいいでしょう。

又、現場ではマスク着用が義務付けられていますが、マスクをしていない人もいるうえ、列がかなり密な状態になっているため、日本から到着すると不安だらけの気持ちになります。自ら社会的距離を取り自分で空間を作る工夫が必要です。

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Passenger Locator Formで帰国日、帰国便、滞在先等の情報を事前に提供しているため、従来のLanding Cardは省略されています。入国審査が終了するとバゲッジクレームとなり、荷物を受け取り税関を通って入国が完了します。私の場合、到着から2時間以上かかっていたため、荷物は航空会社のカウンター前で保管されていました。

空港からロンドン市内までは地下鉄が安くて便利ですが、時間帯によって混んでいるため、私はPaddingtonまで30分程で行くHeathrow Rail Link(11.2£)を使いました。毎時13分、43分と30分に1本しかありませんが、空いていて快適です。Heathrow Expressは半分の時間でPaddingtonまで行きますが、料金が非常に高いです。

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日本からロンドンに到着すると、大半の人がマスクをしないでコロナ前のような状況のため、自らの目を疑います。マスクをしていないことで文句を言う人もいない代わりに、マスクをしていて変な目で見られることもありません。毎日国内で4万人の陽性者を出していながら、入国早々マスクの着用率が低いのを目の当たりにするのはかなり怖いです。しかし、この感覚も次第に麻痺していきました。

出発前、万全の準備をしてきたつもりでも、コロナ禍で必要書類の要件を満たしているか最後まで不安でした。感染者数が急増中の英国へ覚悟をして来たつもりでしたが、日本とのギャップにショックを受けると思います。一方で、ワクチン完全接種を前提に経済を回す事を優先させようとしている英国の強い意志を感じました。

いつにない妙な緊張感・・・一体その原因は何か。後述しますが、到着直後それに出発直前の検査で絶対に陽性になれないという状況が根底にあったからだと思います。陽性反応が出た時点で宿泊先に自己隔離となり旅程が大きく狂うからです。万全の感染対策をしていても、不安は尽きません。今こうして振り返ると、出発までの書類作成や諸々の手配が一番手間で大変でした。

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