見出し画像

視線に込めたおまじないの話


「今、あなたの視線はどこを向いていますか?」
「今日の天気、知っていますか」

その問いが来たときに、私はハッとした。


だって見えていたのは、自分の足元と床だったから。
そして今、この瞬間だけではなく
今日ずっと視線を上げていなかったことに気づいたから。

傘はさしていないから、雨ではないと思う。
でもどんな天気か分からない。
どんな景色を見てきたかも分からない。


言われるまで現状に気づけなかった事が妙に切ない。


また涙が出そうだったけれど、
立て続けに話が続いたんです。


「視線を上げることが正義でも正解でもないよ。」って。


上ばっかりみていたら足元すくわれたりつまずいたり
してしまうかもしれない、

でも下ばっかり見ていたら、真上に広がる視界に気づくことが出来ない。

そしてまっすぐ前だけをみているだけでも景色がかわらず単調になる。


だから全部バランスが大事なんですよ。



そー言われて心がホッとしたことを覚えています。
それ以来私は、視線を大事にしています。
そして勝手にこんな風に紐づけています。


視線を上げることは”未来”をみつめること。
真っすぐ前を見つめることはは”今”をみつめること。
そして視線を下げることが”過去”をみつめること。


可能性に溢れる未来も、背中を押してくれる過去も、
進行形で歩んでいる今も、

どれも大事。


だから、私は未来を見つめたいときは視線を上げ、
泣きたくなる時は過去を見つめる。

ただがむしゃらに頑張りたいときは、ただ前を見つめる。


そんなおまじないを込めて、明日もいきます^^



それでは今日もおやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?