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いつか消えてしまうあなたに捧ぐ

「ストーリーオブマイライフ-私の若草物語-」

久々に胸がじんじんして見終わった後に泣いた映画


19世紀のいわば平凡な家(やや貧しい)の

4姉妹が必至に人生を駆け抜けたお話


人生とは何と儚いものなのだろうと思った

どんなに愛していても

どんなに大切なものも

時と共に全てはいつかは消え去ってしまうものなんだなぁ

ずっと同じものなんてひとつもないんだな



小さい頃から今日までの記憶をひとつひとつ

思い出していた


小さい頃、東京に住んでいてそこの団地の思い出

家族で車で何日もかけて旅行した記憶


あんなに、いがみあって嫌っていた家族の

幸せだった記憶

ずっと忘れてた私の宝物



小学生の頃、帰り道に大好きなカラスウリを見つけて帰った事

同級生との思い出

今どうしているのだろう

もう二度と会えないかもしれないけど

この地球のどこかで幸せでいて欲しいな



あぁそれから中学でヤンチャして先生に放課後怒られた事や

高校で目立ち過ぎて怖そうなグループの人に目をつけられて怖かった思い出

パニック発作が起きた専門学校時代の事

東京で一人暮らしして発達障害なもんで

毎日くたくたに疲れて動けなかった日々

それから絵の活動で出会ったたくさんの人

あぁあげたらきりがないんだけど


いつだってその時には気づかなかったけど

私は幸せだった


心の傷や苦しみや恐怖さえ

過ぎ去ってみたら私の人生の大切な一部だった


必要ない経験なんてひとつもなかったな


向こうはそうじゃなかったかもしれないけど

私は私の人生で出会った全ての人を愛していたな

それは自分の人生の全てを愛する事と同じなのです



それに気付いてから、今がどんなに幸せか

いつも遠くの幸せばかり見て

近くにある幸せに気付けなかった



けどあなたはきっと

いつかは私の前からいなくなってしまうね

(旅立ちは誰にでも訪れるものだから)

後悔がないように

今という時をひとつひとつ刻みながら

私の人生を慈しみたいと思ったのでした





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