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コロナ禍が始まったばかりの2020年4月から2021年1月。
毎週金曜の朝8時から30分。女性起業家・鈴木実歩さんにいただいたご縁から、彼女が主宰する国内最大の朝活コミュニティ「めざチア」の「エンタメ・フライデー」MCを担当していた。

当時、息子は生後半年。毎回夫にも協力してもらいながらのLIVE配信。それまで自分のためにあったエンタメを、先の見えない正解のない世界に戸惑う同世代の参加者のために咀嚼して再定義して・・毎週毎週、「週末観るべき、オススメ映画や韓国ドラマ」「エンタメを人生にビジネスに活かす方法」などなど、語り続けた10ヶ月。

エンタメ業界で働いている訳でもない私が、なぜここまでエンタメに魅了され、エンタメを語るのか?「ただの趣味の延長」とも思われがちなことも理解しつつも、実のところ仕事にも人生にも欠かせない理由のいくつかをここに残しておきたい。

世間のエンタメに対するイメージ

「エンタメ」「エンターテイメント」というと、音楽、ゲーム、映画、書籍、スポーツ、アート、演劇などなど、そのジャンルは幅広く、定義が難しい。ただ、「人々を楽しませる娯楽」という意味から派生して、「気晴らし、息抜き、気分転換・・」と自動変換されることが多い。「実用的ではなくて、時間が余ったら楽しんでもいいこと。楽しむと時間が奪われること。・・」なんて罪悪感を帯びた印象を無自覚に持つ人も多い。

ただ、私自身は実体験を持って確信する。
忙しいとき、パフォーマンスが必要なときこそ、「エンタメ」なしには乗り越えられない。むしろ「No エンタメ, No Life」「エンタメなしには、人生はない」ほどだと。

私の場合、エンタメの中でも特に、映画やドラマといった作品から受けた影響が大きい。それらとの関係は
✔︎ 無邪気にのめり込んだ時期
✔︎「時間がないと観れない」と人生の脇に置いてしまった時期
✔︎ あまりにエネルギー枯渇してしまったところを救われた時期
✔︎この喜びを分かち合いたい!と無性に動かされる時期
…と現在進行形に続いている。

それぞれの時期を総じて、体感している3つの効用を共有したい。

【効用1 エネルギーチャージ 】 生きてる!ってエネルギーが充電される

これは体感共感する人も多い、最大効用かもしれない。没入しすぎて疲れる、という線より手前では、「人はエンタメで元気になれる」!

私が一番に救われたのは、心身ともにエネルギーも枯渇して身動きひとつ取れず、鬱症状で自分にも世界にも絶望していた時。リモコン一つで始まった映画「チョコレートドーナツ」をぼーっと眺めるところからだった。

「1970年代のニューヨークのブルックリンでゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた」という実話に着想を得て製作された映画

「どこにそのエネルギーがあったのか?!」というくらいの大号泣。思う存分泣いた後に、観る前よりちょっとだけ視界がスッキリ開けた感覚があって、ホッとしたのを覚えている。「私も、まだ生きていた」って。
 
自分ではない誰かのイマジネーションとクリエーションのチカラを借りて、物語の中に没入する体験。それは、狭く固くなった視野や心を、少しずつストレッチして動かしてくれる。持論ながら、その中に生きるキャラクターたち、エンドロールにあるたくさんの作り手たち、、大勢の生き様密度が凝縮している映画などの作品。そこには「生きる」ためのエネルギーが込められていて、観る者に伝染していくんじゃないかと思う。

【効用2 ストーリーによる主体性up!】 論理を超えた人を動かす原理に触れる

「ストーリー」や「物語」とは、芸術作品に埋め込まれた装置のことを指すこともあれば、物事の背景を指すこともあれば、誰もが語ることができるものを指したり、と多くの領域を跨いで使われる汎用性の高いキーワードである。いずれにおいても共通するのは、「良い物語、良いストーリーは、共感・没入できる」ということ。

いつも違いやエラーを探し正そうとする批判者的視座では、当事者意識を持ちづらい。主体性が大事、と言いながら、脳の深い視床下部にあるRASと呼ばれるフィルターが自分と関係あるかどうかを篩い分けている中、多くのことを「自分とは関係がない」と振い落としている。

さらに私たちは無自覚に、論理的かどうか、どちらが優れているか、正しいか、無数の評価・Judgeの物差しに晒されている。目に見えづらい価値やポテンシャルや、これまでのパターンを超えた、新しい出来事についての意味づけ、紐付け、つまりストーリーテリングのチカラが弱りに弱っていて、自分ごとに想うチカラも息をひそめてしまっている。

そんな中で、物語・ストーリーと呼ばれる情報構造は、脳への粘着率が高く、誰もが持つキャラクターへの自己投影力を引き出す。そこで、いつの間にか「自分ごと」に想う当事者意識をもたらす。「論理を超えて人を動かす原理」とも言えるので、自分はもちろん、他人の主体性が引き出されるながら、そのコツを学ぶことができる。ストーリーを紡ぐチカラも呼び起こすことができる。

【効用3 自己理解up! 】 日常の繰り返しに埋もれていた萌えポイントを発見する

エンタメ作品の多くは、普段の生活、半径2mの情報に偏った日常生活を超えたり、時間も空間もリアルも超えた、世界をググッと広げる体験をもたらす。

ときにあなたは、没入し切れる"良い"作品ではなく、「アラ探しが止まらない」って作品に出会うこともあるかもしれない。それでも、どんなことに没入できる/できるのか、共感する/しないのか、リアルな自分が動かされたり、動かされなかったり、のデータ収集になる。非没入体験ですら、自己理解が深まる材料に溢れているはず。

私自身の場合は、「自分がいなくなった後の世界、後世を想う行動をする人や場面」に遭うと、いつも大きく心が揺さぶられて号泣してしまう。理屈じゃなく、心が感情が細胞が揺さぶられる時のシーンの共通点から、私という人間の萌えポイントが浮かび上がる。この気づきは、私自身の原動力になっていて、「後世に遺したい未来を描く」ことが何より自分の動機づけになることの理解につながっている。

このように、あなたという唯一無二の人間が、どんな特性を持っているか、いつもと違う刺激を与えることから感性が広がり、自身の発見発掘に繋がる。

まとめ

このように、エンタメの中でも映画やドラマといった作品に触れることには、他では得難い効用が詰まっている。(他にも、好き!となった作品を他人にも味わって欲しい!と熱を込めてプレゼンして、巻き込むチカラが生まれる話など、まだまだ書ききれない派生効用がたくさん!)

だからこそ、「罪悪感を持ちながら楽しむのはもったいない!楽しむと決めたらとことん楽しんでほしい!」と冒頭にある想いにつながっている。

今回は幅広いエンタメの領域の中でも、作品と言われるような部類にフォーカスを当ててみた。しかし、個人的に"海外移住"という一大ライフイベントで忙しかったはずの去年だけでも、コンサート、ミュージカル、ディナーショー、アートに、展覧会に…と、エンタメ体験に事欠かなかった。また、仕事でもエンタメからの学びを活かし続けてきたことで、ストーリーや物語にまつわる解像度もググッと高まっている。

などなど、今回の"効用まとめ"に留まらないエンタメ話題、ストーリー話題を深めていく意欲がむくむく湧いているのが今。

特に、身近な"ストーリー"が、どんな風に、
✅ 物心豊かな毎日の生活に
✅ たった一度の人生に
✅ 心をすり減らさない仕事に
✅ 未来を変える事業に
つながるか、具体的なメソッド(道具)やアプローチ(考え方)を伝えていきたいな、と。

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