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「E.S.B.I」それぞれのメリット・デメリットを考察

中小企業で働く労働者(E)を考察してみました中小企業の労働者として働くことは、船に乗り込んでオールを漕ぎ続けるようなものです。その船の船長である「労働経営者(S)」の指示に従って、日々懸命に働くことになります。

まず、毎日10時間以上の拘束が当たり前で、労働なくして何も始まりません。労働がすべてであり、継続的な労働に耐えるためには心身の健康を維持し続けることが不可欠です。それでも会社そのものが沈没するリスクは高く、継続したくても働き続けられる保証はありません。

また、職場環境や場所、同僚が何年も変わらないため、変化が乏しく、マンネリ化しがちです。さらに、出世や昇進の「設計図」を使う機会が少なく、成果報酬以外で給料が上がることもありません。職場の同僚たちに目的基準を持って真剣に取り組んでいる人が少ないため、感情基準で無益なイザコザが発生しやすいです。

会社や船長によって目標や基準がバラバラであることも多く、労働者である限り自分の裁量で仕事量や給料をコントロールしづらいという現実があります。年齢や心身の健康によって就労を継続できなくなる限界が必ず訪れます。

一方で、特に目的や目標がなくても、浮き輪でプカプカ浮かんでいるだけのような人でも、言われた通りの労働を続けるだけでお給料をもらって生活することが可能です。出世や昇進、昇給がないと割り切れば、残業や休日出勤もなく、業務時間中に必要最低限の業務に集中できます。

これにより、独立して「労働経営者(S)」になる準備として「起業」実行時間を確実に確保できるのです。また、転勤や異動がないため、拠点を構えてじっくりと活動することができます。


大企業で働く労働者(E)を考察してみました

大企業で働くことは、多くの選択肢と機会を提供してくれます。どの大企業でも職位や職種はほぼ同じです。社長、取締役、部長、課長などの職位や、IT、営業、技術、人事などの職種が存在し、上下左右に多くの選択肢があるため、働きながら目標設定が可能です。

しかし、どれだけ出世しても毎日10時間以上の拘束は避けられません。労働がすべてであり、継続的な労働に耐える心身の健康が必須です。また、独立を前提とした副業に費やす時間や労力は限られ、一日最大4時間が限界かもしれません。

さらに、部長や役員、社長になっても労働者の枠を超えることは難しく、自分の部下を自由に雇用や解雇することも困難です。異動や転勤によって勤務地が変わることも多く、生活拠点を構築しづらいです。

例えば、自宅マンションを購入した直後に海外転勤を命じられたり、子どもの学校を考慮すると別居生活を余儀なくされることもあります。職場環境や同僚を自分で選ぶことはできず、常に誰かに監視される職場環境に置かれる場合も多い。高給になればなるほど税率も上がり、手取り率が低くなる。

例えば、年収1億円の役員でも控除後の手取りは約4,500万円程度です。年収1000万円以上を狙うためには、20年前後の努力と必要なパーツを揃えることが求められ、学生時代からの積み重ねも求められます。社会人になってからの挽回は難しく、一流大学卒や一流企業入社が求められるからです。

しかし、一流大学を卒業し一流企業に入社できれば、平均年収以上をもらい続けることが約束されます。課長や部長への出世で年収1000万円以上も実現できます。また、社会情勢が変化してもすぐにお給料が激減するわけではなく、生活費の見通しが立てやすいです。

さらに、自分一人のミスで会社が潰れることはなく、上司の許可を得た失敗なら降格されるリスクも低いです。大企業の看板を活用することで、重要人物との人脈を構築しやすく、個人では経験できない様々な体験を積むことができます。

これらの経験は、社会人としての競争力を磨く上で非常に有益です。大企業での労働は一見厳しい現実の中にも、成長や自己実現のチャンスが潜んでいます。自分の目標や価値観に合った働き方を見つけることで、より良いキャリアを築くことができるでしょう。


労働経営者(S)を考察してみました

労働経営者(S)として働くというのは、まさに自ら船を漕ぐ船長のようなものです。社員がいない状況では、進むべき方向や航路を自分で決め、全ての労働も自分一人で行わなければなりません。自分が働かないとすべてが止まるという現実は厳しいものです。

労働に従事しなければならず、少しでも休めばビジネス全体が停滞してしまいます。さらに、労働時間や労力によって推進できるビジネスの数や速度も限られ、最大でも2つのビジネスにしか集中できません。

労働経営者(S)として社員・パート・アルバイトを雇用し、経営を行うのは一種の進化形です。指揮官として船員たちにオールを漕がせながら、自分は前を見て目標に向かって進むことが求められます。

社長である自分の役割はターゲットを決め、進行具合や方向性を決めることが中心です。現場指揮官としての労働もありますが、会社の数字のチェックや新しいビジネスの設計図を描くことがメインの仕事となります。この形態には人の教育や仕事の任せ方が重要な役割を果たします。

どの仕事を誰に任せるか、どのように教育してその仕事をこなせるようにするかが経営者の大事な任務です。会社の利益が出なくなると、従業員の給料支払いが困難になり、自分の生活費を削ってでも従業員の給料を優先する必要があります。

また、情報収集を怠るとすぐに行き詰まり、環境変化に対応できないというリスクもあります。経済危機や自然災害のような予期せぬ事態が発生すると、全てが止まる危険性もあるのです。失敗が許されない環境であり、一度のミスが致命的となり得ます。

また、サボっても誰も叱ってくれないため、どこまでも堕ちていくことが可能です。最終的には、年齢や心身の健康によって労働を継続できない限界が必ず訪れます。一方で、現代のネット社会では、自分の行動を複製化・自動化することが容易です。自分と家族の経費だけを考えれば良いので、「資金」繰りの計算が簡単になります。

ビジネスは自分の自分一人の判断で軌道修正が可能です。職場環境や働く場所・時間を全て自分で決定でき、誰からも監視されることなく、自分のペースで働けるのは大きな利点です。さらに、銀行融資を活用すれば、ビジネスの実収益以外からも「資金」を確保することができます。

労働経営者(S)は100%実力主義であり、自分の実績次第で欲しいものや叶えたい願いを前倒しで達成できます。サラリーマンのように年収1000万円を獲得するために20年も待つ必要はありません。

法律と適切な方法を理解していれば、給料として所得を確定させなくても、経費で生活することも可能です。労働経営者(S)として働くことは、自分自身の手で未来を切り開く挑戦の連続です。リスクと自由を両立させる挑戦ですが、その中に大きな成長と成功の可能性が潜んでいます。


経営者(B)を考察してみました

経営者(B)は、船を用意して社長と従業員を雇用するビジネススタイルです。情報収集を怠るとすぐに詰みます。雇用した社長が受動的な姿勢では売上・利益を効率的に伸ばすことができません。どんな稼げるビジネスも必ず終わりが来るため、常に次の船を模索することが求められます。

船長を束ねる経営者である自分の考え方が間違っていると、失敗が全船に連鎖するリスクがあります。会社の利益が出なくなると、社長や従業員の給料を支払うために資金を削り出す必要があり、資金が途絶えるとゲームオーバーになります。

利益が出ているうちに次の利益が出る船を模索し続ける必要があります。さらに、社長の教育・指導・管理が上手くいかないと、人にまつわる問題が発生しやすくなります。新しい船を用意したり、方向性を軌道修正するには早めの準備が必要で、多くの社長や従業員が関わっていると急な軌道修正が困難になります。

自分の取り分や社長・従業員の給料、未来への準備のための資金から逆算された計画と進捗確認が不可欠です。しかし、多くのメリットもあります。社長を育成できれば、自分が労働を休めても船は前進し続けます。

年齢や健康状態に関係なくビジネスは継続可能です。自分が労働から解放されることで、情報収集や分析、設計にじっくり時間を費やせます。毎日働こうが働くまいが、誰からも怒られたり監視されたりすることはありません。

銀行融資を活用すれば、ビジネスの実収益以外から資金を確保することも可能です。複数の会社法人を持つことで「大人の経営学」に基づく多様な手法が使えます。実績次第で欲しいものや願いを前倒しで達成できます。


投資家(I)を考察してみました

投資家(I)は、投資案件に資金を投入し、収益を上げます。投資案件の代表的なものとして、証券会社を通して購入できる為替や株式投資などがあります。特に株式投資では、「成長株」を見極めて資金を投資し続けることで、自分の労働とは関係なく、資金を増やすことが可能です。

しかし、情報収集を怠るとすぐに詰みます。自らの意思で能動的に情報を取りに行かなければ、正しいかどうかを誰も教えてくれません。受動的な姿勢では、勝てる株の情報や根拠の構築ができず、単なる「ギャンブル」になってしまいます。

また、大切な「資金」をいい加減な根拠の乏しい銘柄や案件に投資する安易な考え方は、必ず失敗につながります。労働者(E)や労働経営者(S)でも「投資家」になれますが、経営者(B)になっていると「資金」を確保に優位性ができます。

「資金力」は重要で、300万円の資金で年6%の利回りだと18万円、年24%でも72万円の収益しか得られませんが、1億円の資金であれば年6%で600万円、年24%で2,400万円の収益が得られます。投資家(I)は、自分の労働に頼らずに収益を得ることができるため、非常に自由なライフスタイルを送ることができます。

しかし、その自由を手に入れるためには、情報収集と正確な判断力が欠かせません。自分の未来を自分の手で切り開く挑戦と機会に満ちたスタイルです。

以上いかがでしょうか?あなたの現状は「E.S.B.I」のどのステージですか?そして、これから先のミライで、どんな状態になっていたいですか?一度、深く考えてみてくださいね!

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