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「サラリーマンと自営業者」両方のメリット・デメリット

サラリーマンでは、全てが所得から税引きした後の手取りを資金として、活動しなければなりません。けれども、自営業者の場合は、会社法人名義の銀行融資で創った資金を使って活動できます。

確定申告前の利益もそのまま資金として使えます。このような、サラリーマンと自営業者両方のメリット・デメリットをよく理解することで。限りなくリスクの無い形で、「独立」を前提とした自営業者としてのビジネスの「起業」に挑戦できるのです。


サラリーマンのデメリット

僕もかつては上場企業に勤めるサラリーマンを約12年もしていたので、よく分かりますが。サラリーマンのデメリットは、
・時間の拘束
・年収がなかなか上がらない
・所得から税引きした後のお金しか活用できない

3つに集約されて来ると思います。まず、これは何をどうやっても逃れられない部分ですが。平社員から、会社役員まで、正社員のサラリーマンである限り、毎日10時間前後の就労による拘束時間からは、逃れられません。

長時間に渡る拘束が嫌ならば、自分でシフトを調整できる、パートやアルバイトと言った非正規雇用に従事しなければなりませんが。お給料水準があまりにも低すぎるので中々その道を選択することができません。サラリーマンとしてのお給料を年収基準で考えるならば、正社員一択になって来ます。

拘束時間の長さは、どうにかならないものでしょうかね?かと言って約束を違えてサボるわけにもいきませんので。。また、正社員として真面目に就労続けていても、お給料はなかなか上がりません。年収を100万UPできるどころか、毎年数万円UPするのも大変です。唯一、出世・昇進によって、職位が上がることで、お給料はグンと上がりますが、とにかく年月を要します。

例えば、22歳で入社しても、約18年後の40歳で部長、年収1,000万。年収1,000万まで高めるまでの年数が、あまりにもかかり過ぎますね。極めつけは、自分が自由に使える、資金が税引き後のものしか無いこと。会社の外のプライベートで
・起業するビジネスを学んだり
・学んだビジネスで起業したり
・投資の活動をしたり

自分の年収を、ビジネスや投資で高めようとする際に使う資金は全て、もらった給与所得から、税金を差し引いた後のお金から捻出しないとなりません。例えば、年収1,000万をもらえている状態だとしても、実際の手取りは約720万。

この720万から、生活費を差っ引いた後で、ビジネス・投資で活用する資金を捻出しないとなりません。これはとても痛いことだと思いますが、サラリーマンしか知らない状態だと、これに対して疑問さえ沸き起こらない状態なのです。

サラリーマンのメリット

サラリーマンもデメリットばかりではありません。ちゃんとしたメリットもあります。一番大きなメリットは、「マイホーム」を購入する際、住宅ローンがアッサリと通るというところです。

僕も上場企業に入社した2年目に、東京駅から数駅隣り、駅徒歩2、3分の新築マンションを35年住宅ローンを組んでイキナリ購入してしまいましたが。当時の手取り月収は17万円位しか無いはずなのに、アッサリとマイホームを購入できてしまいました。

正社員のサラリーマンとして、会社に望まれるお仕事のパフォーマンスを継続できている限り、安心・安定の毎月のお給料をもらい続けることも可能です。いつ倒産するか分からないような、中小企業では危うい部分もあるかもしれませんが。少なくとも上場企業であれば、ある日突然お給料が支払われなくなった・・・などということはありません。

リストラになったり、クビになったりしない限り、毎月のお給料が、確実に指定された日付に自分の個人名義の銀行口座に振り込まれます。この安心感は、一度経験してしまうと病みつきになってしまいます。そして、僕の実際の経験に基づくと、出張した時には、出張手当が出ます。

当然、移動の新幹線、飛行機、ホテルへの宿泊費、全て会社持ちです。海外駐在員になった時には、家賃と学校費用まで会社持ちでしたし。海外出張した際には、多額の出張手当まで出てしまっていました。渡米するなど、10時間以上のフライトの時にはビジネスクラスでしたし。五つ星ホテルも会社経費で何度も宿泊経験してしまいました。

会社関連のお客様や取引先と食事や飲みがある時には、会社クレジットカードで決済。高級料亭での食事もサラリーマンとしての会食が初めてでした。昔はキャバクラなどの接待も会社持ちでした。会社のお金を使えて、様々な経験をさせて頂けたのは、僕にとっても良い思い出になっています。この「経験」というものは、サラリーマンとして就労することの大きなメリットになります。

自営業者のデメリット

自営業者のデメリットは、自分以外の誰も自分の給料を保証してくれないことです。自営業者になるのは、誰しもが可能なことですが。自営業者として、売上・利益を上げられるかどうか?利益の中から、自分の給料を捻出できるかどうか?会社法人の利益を残せるかどうか?100%全て、他の誰でもなく、自営業者である自分の責任として、挑戦し続けないとなりません。

仮に自分が、自営業者の活動の中で、利益を出すことができない・・・。給料を捻出することができないせいで。家族と自分の生活費を賄うことができなければ、自営業者としての道を諦めて、サラリーマンとしての就労の道に戻る必要があります。

また、ビジネスクラスに乗ったり五つ星ホテルに宿泊したり、高級料亭で食事を堪能したり、誰がどんな華美なことにお金を使っても自由ですし。サラリーマンと違って、上司の決済はいりませんので、100%全て自分が決められますが。これも、十分に儲けることができなければ。

自分のお給料を削ったり、会社法人の利益を削ったり。全て自分に跳ね返って来てしまうだけなので。サラリーマンの時ほど、気楽な感じで、ビジネスクラスフライトや、五つ星ホテルを気軽に予約することができなくなるかもしれません。

サラリーマンの時は、華美な移動手段や宿泊施設を活用しても。自分のお給料は何も変わりませんし。会社のお金=他人事なので、規定で決まっていれさえすれば、何の気兼ねも無く経費として使えていたので、あの時代がとてもとても懐かしいです。

自営業者のメリット

自営業者の最大のメリットは、税引前のお金、税引き後のお金、銀行融資のお金、株で増やしたお金。どの資金を原資に
・起業するビジネスを学ぶか?
・学んだビジネスで起業するか?
・投資の活動するか?

会社法人としての売上・利益を上げるための準備〜実行の活動に至るまで。全て自分が決められることです。例えば、銀行融資で創ったお金を資金は、お金を増やすことに使いますので。会社法人として新たに起業するビジネスのノウハウを学んだり、習得したりする費用も、これに該当します。

当然ながら、実際のビジネスの立ち上げから、従業員に支払う費用、商品の仕入れ、販売店舗の構築・・・などなど。ビジネスが収益化するに至るまでの費用は、銀行融資で創った資金で使えます。

個人所得としてお金を残す場合は、サラリーマンと同じ様に税引き後の資金となりますし。会社法人として利益を残す場合も、確定申告すれば税引き後の資金となりますが。それ以外にも、銀行融資で創った税金のかからない資金を使える選択肢と。確定申告前の利益確定前の資金を使える選択肢もあるところが。自営業者の大きなメリットでは無いでしょうか?

例えばサラリーマンの場合、1,000万の年収があっても、資金として使えるのは納税後の約720万になりますが。自営業者の場合、1,000万の銀行融資はたったの1、2%年間10万〜20万ほど支払うだけで納税の必要のない資金になりますし。ビジネスで生み出した利益も、利益確定前であれば、1,000万は1,000万として使えます。

つまり、自営業者は常に、サラリーマンと比較して30%〜ほど割引された状態で、ビジネス・投資の活動を行える・・・という見え方もできるのではないでしょうか?これは自営業者の大きなメリットと言えます。

逆に言えば、サラリーマンは常に30%〜程度の重石がのしかかった状態で何か学んだり、行動したりしなければならないわけですが。。。それでいて、自営業者には、サラリーマンには無い圧倒的な時間と場所の自由がある。何時から何時までお仕事をするのか?朝方派でも、日中派でも、夕方派でも、深夜派でも、100%全部自分で決められます。

人を雇用してお仕事を任せることで「自分はお仕事しない」だって自由です。そして、場所の自由。例えば、僕も今週、米国ハワイにいますが。今月下旬からは、南国マレーシアに行きます。ハワイにいようが、マレーシアにいようが、セブにいようが、世界各国どこの国にいようが。誰からもお咎めがあるわけではありません。

年収と金融資産があるのなら、どこで何をやっていても自由なのです。当然、資金をビジネスや投資で増やして儲け続けられることが大前提となりますが。この圧倒的な、時間と場所の自由を含めて考えてしまうと。あまりにも自営業者としてのメリットが大きすぎて。一度知ってしまったら、もう二度とサラリーマンに戻れない心身の状態になってしまうのですね。。

元サラリーマンの僕のように・・・。以上、今日はサラリーマンと経営者のメリット・デメリットを挙げさせて頂きました。アラフィフの僕たちが、これから残されたたったの10年++という限られた年月の中。どの様に考え、立ち振る舞うのか?その参考にしてみてくださいね!

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