扇山2020/11/23〜寝坊のあとに山登りと温泉
礼記の大学には「修身斉家治国平天下」という有名な一文がある。修身が斉家に繋がることはなんとなく理解できるが、治国平天下までとなると、ビミョーなところだ。
歴史家を紐解けば、人格破綻者が国をうまくまとめた例は多い。むしろ少々問題ある人の方がリーダーに向くのかもしれない。
それに、みんながみんな人格者だったら、かなり閉塞的な組織になると思うので、僕は仕事を一緒にやる相手の「人となり」に多くを求めたくない。
しかしだ、先だって書いた、東京から連れてきた若者が「うつ病が発症したので心療内科に行きたいから、来週残業回避できないか?」と深夜僕の部屋に来て話はじめた。
残業を無理強いするつもりはないのだが、彼は運転免許がないから僕が送り迎えをしている。だから僕の仕事に支障が出てしまう。
黙ってタクシー呼ぶなり、バス停まで歩いて帰宅すれば良いのだが、その発想はないらしい。どうしたものかと考えながら、彼のうつ病とアルコール歴の話を聞かされて夜ふかし。
二度寝してしまった。
なので本日は昼過ぎから近場の山に急行。別府の扇山(810m)だ。
紅葉の林道を進み。
やや深めの茂みを抜けると。
ドーン!別府湾の絶景。
高崎山も。
扇山の頂上も捉えました!
そう。このコース森歩きではないのです。
そして、そこそこに急斜面。息を切らしてひたすら登る。苦しい。
立ち止まって振り返れば常に絶景。
しゃにむに登る。汗だくです。
最後ちょっと緩やかになって。
ゴール!帰りがあるけどね。
裏の森から登るコースもあります。
下りは中央の膝までの笹薮と背丈ほどのススキ地帯に突入!
道なき道をヤブコギ。
時に埋もれながら。
ヤブコギゾーン終了。そして車に乗って。
明礬里の湯露天風呂。別府だもんね。
ヤブコギの擦り傷にしみる白濁の上質な硫黄泉で¥600。
温泉玉子¥50
お風呂入る前に、かけつけ一個たべたので、全部で四つ食べました。
タトゥーもオッケーとのことで、くだんの若者も連れてきて、リフレッシュしてもらおうかな。
この話をカミさんにすると「アンタはダメ人間製造マシーンだからね。甘いよ」だと。
かもしれんね。甘やかして、僕が甘やかしきれなくなると自然と離れてく。そういう仕事関係多いかも。
まあでも、自分が好きでやってる自覚はあるから、そうやって去っていく人に、裏切られたとは思わないし。みんな元気でやっていると良いなぁ。
海の近くの山は、標高低いところから登り出すので、頂上の標高がそこまで高くなくても、なかなかに登り応えがあるのです。甘そで甘くない。
そういうモノにわたしはなりたい。
ってどういう人だよ!
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