ジジイこそ農業をしろ
アラフィフの自分にとって農業とは、物心のついた小学生の頃から、お爺さんお婆さんの仕事であったように思う。
自分の祖父もそうであったし、近所の田んぼや畑で働く農家さんも、そうであった。
その息子世代は会社で働き、祖父は畑仕事。その構造は自分が子供の頃から、ずっと変わっていないのだと思う。
自分が大学生の頃に祖父は亡くなり、はっきりとした数字は分かりませんが、おそらく祖父は、60〜80歳くらいの年齢で、野良仕事に精を出していたはずである。
さて、
急速に進んでいると言われる農業の高齢化でありますが、その一因として、いわゆる団塊の世代が農業をしない問題があるにも関わらず、あたかも若者の問題であることのように語られることの多い世間一般的な風潮に、自分は一言モノ申したい。
重ねて言いますが、自分にとって農業とは、もともと高齢者の仕事であった。少なくともそんな思い出。
それに比べて昨今のジジイどもは、やれカラオケだのゲートボールだのゴルフだの、一向に自分たちは農業に取り組みもしないくせにノウノウと年金暮らし。その上で、「昨今の若者は農業をせんのう困ったもんじゃ」などと宣い、まったく結構な御身分ですな。
確かに高齢化は進んでいるのかもしれませんが、それは社会全体での話。それが農業という分野において特に急速にと言うのであれば、自分にとっての親の世代、まだまだ元気な団塊の世代が農業に取り組み、コタツでワイドショーなんか観てないで、もっと積極的に社会へ貢献してもらいたい。それとも若者に責任を押し付けて、ここでも逃げ切りを計るつもりだろうか。いい加減にしてもらいたいと、自分は強く主張したい。
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