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”今日のさむ活”体験記~わらじで草むしり編~

こんにちは!さむ活P山田です。
お坊さんの修行のひとつ「作務」から生まれた非日常体験イベント「さむ活」も秋バージョンに差し掛かりました。

今回は第6回目「わらじで草むしり」を一足お先に体験してきました。
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さっそく!わらじを履いてみた

今回のさむ活に欠かせないアイテム、わらじを贈呈いただいて早速履いてみました。ご参加いただいた皆様にもプレゼントいたします♪

おお~!思ってたよりも履き心地がいい!チクチクが気になるかな?と思っていましたが、履いてしまえば平気でした。親指と人差し指の間に当たる部分はビニール紐なので痛くなく、わらじビギナーにはありがたい。

わらじって作り手の方が高齢化していてなかなか手に入らないそう。今となっては貴重なアイテムですが、この履き心地は他の何にも変えられない感覚。日常履きに使いたいな~なんて話しながら、少し歩いてみました。

土の上を歩く時はなんとなく柔らかい踏み心地。コンクリートの道を歩く時はまた感覚が変わって、自分の体重を足元に感じる気がする。坂道を降りるときはちょっと親指に力が入るんですが、逆に登るときにはしっかりと地面を踏みしめられて歩きやすい!

道の質感が変わる度にいろんなことを感じるので、ただ歩くだけでも発見が多くて楽しいです。

「愛の神」に感じる自然の恵み

わーわー言いながら数分歩いているうちに、目的地にたどり着きました。

その名も「愛の神お清水」。北潟地区の湧き水です。とてもきれいに管理されていて、地域のみなさんのやさしい気持ちを感じる……

こちらの湧き水、昭和23年の福井大震災の時にも濁らず湧き出て、震災復興と人々の生活を支えた歴史を持つそうです。その話を聞いてなんだか納得。私がイメージしていた湧き水より、その水量がものすごい!

すごい勢いで湧き出る!水筒が一瞬でいっぱいになりました。
蛇口をひねればいくらでもきれいな水が出る現代の日本。あたりまえになっちゃって、きれいな水のありがたみを感じにくくなっていますが、こうして自然の力を体感すると感覚が変わります。水って本当に自然の恵みなんだなあ……

飲んでみたらとってもまろやか。舌あたりがやさしくて美味しい水です。定期的に水質調査もされているそうですよ~(^^

すっきり!きもちいい!草むしり

ということで安楽寺に帰還。

おそろいのさむ活Tシャツで歩く住職せいはんさん、坊守あきさん、そして私。時折この格好でご飯を食べに行ったり、ラジオ局に参上したりします。街中で見かけたらお声かけくださいね。
▼実はネットでご購入いただけます。ご一緒にいかがですか?

さあ、草むしりのはじまりはじまり。

まずは草むしりマニア、住職せいはんさんからその魅力をたっぷりレクチャーしてもらいました。「花をやさしくかき分けて、隙間から生えて来てるこいつを…こう!」「根っこがスポッと抜けると気持ちいいんですよ~」「あ!そいつもしぶといんですよね~!」と楽しそうなせいはんさん。

「前に重心を置くとつま先が土に触れるんですよ~」と、わらじ草むしりならではの技も教えてもらいました。真似してやってみると、ちょっと冷たくて、ざらざらで、短い草や落ち葉が触れて……うん。新感覚で面白い。

雑草が抜けやすくてやりがいのある(笑)エリアをたくさん教えてもらい、むしむしと草をむしってはうろうろと移動する山田。むしむし、うろうろ。

なんでしょう。なんともいえない表情です。
これが日常生活の中で「やらなければいけない」習慣だったらため息ものかもしれませんが、安楽寺という非日常空間で、住職さんや坊守さんと話しながらちまちまとむしるのはめちゃくちゃ楽しい!永遠にできちゃいそうです。

「このエリアをきれいにするぞ~!」とか「根こそぎ抜いてやる~!」とか(笑)目標を持って取り組めるのでやりがいもある。そしてふっと立ち上がって全体を見回してみると「おっ。きれいになった」と達成感。さらに「あっちの方もやろうかな」なんて次々とやることが見えてくる。雑草のことを考えてるだけで雑念が吹き飛ぶわけです。これは絶対に脳とストレスに良い……

かき集めた雑草の横にそっと置かれたセミの抜け殻。坊守あきさんが「さっき見つけたから置いてみた」とのこと。なんだかかわいい。

ハスの葉が大きく育った水たまりには、メダカの赤ちゃん(写真にも写ってます。見つけられますか?)この子たちこれからどうなるのかしら。「冬越えられますか?虫に食べられちゃうのかな」なんてやりとりも。

普段は見逃してしまいそうな「小さな世界」にも自然と目が向く。土や草、風に触れて五感が敏感になっているからでしょうか。これが草むしりパワーか……恐るべし。

初の試み〇瞑想

今回のさむ活のもう一つの目玉はこちら。

境内にござを敷いての”草”瞑想。涼しい季節にぴったり。

安楽寺の境内には大きなイチョウの木。あわら市の指定文化財です。
見守られながら静かに呼吸を見つめます。

本堂で行う瞑想もとっても贅沢な時間なんですが、外に出るとさらに非日常感がグレードアップ。この日は日差しも強くなく、風もほどよく涼しく吹いてくれて、この上ない草瞑想日和。いつもより大きく息が吸える気がしました。

さむ活の日にもこんな良い天気だといいなあ~。ぜひ体験してくださいね!

まとめ

ということで、今日のさむ活体験記~わらじで草むしり編~いかがでしたでしょうか?
次回は久しぶりの朝さむ。最近は朝晩ずいぶんと涼しくなりましたので気持ちよくさわやかな汗がかけそうです。
草瞑想の後には本堂に入って、坊守あきさんが手掛ける精進スイーツとドリンクをお楽しみください♪

お寺で新感覚×非日常体験「さむ活」。定員がございますので、ご予約はお早めにお願いします。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

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