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自転車で訪ねる式内社、140字の古社巡礼
2021年10月31日 19:33
静岡市内に入り行きたかった登呂遺跡へは雨で断念。安倍川を渡り駅を目指す途中の伊可麻神社は元々、現位置の南側に鎮座と後で知る。とすればいまより登呂遺跡に一層近づく。鳥居をくぐると右手には四方八方に枝を伸ばすクスノキ。登呂遺跡に行けばよかった、と後のまつり。写真は静岡県静岡市。
2021年10月31日 09:41
玉垣に連なる漁協や仲買人組合、個々の漁船名。焼津とは魚の町であり、神社の名、また郡名「益頭」(ましづ)の元でもあり、日本書紀にあるように殺されそうになった日本武尊が叢雲の剣で賊を倒した舞台でもある。七五三シーズン、小雨降る拝殿前のテントではお祓い待ちの列。写真は静岡県焼津市。
2021年10月29日 20:44
海に突き出た虚空蔵山の麓。ソケットを吊るした電線が入口の鳥居から拝殿まで通してある。祭礼の準備だろう。暗くなるとともに電灯を灯すと近くに聞こえる波の音とともに幻想的な風景になるのではと想像。狛犬代わりの大黒さんと恵比寿さん。海に近い神社の雰囲気にピッタリ。写真は静岡県焼津市。
2021年10月28日 20:20
鳥居をくぐると正面の拝殿内から太鼓の音。何事? 拝殿前に立つと今度は後ろで車を祓う神主さんの姿。後背の岡出山公園と一体化した社叢。大きな拝殿を上回る背の高い木々が目立つ。社名「アクナミ」は「涌波」に通じ、湧き出る清らかな水が疫病や災難から人々を守ったとか。写真は静岡県藤枝市。
2021年10月27日 13:27
頭を垂れた黄金色の稲穂。一部が刈り取られ藁が木の竿に干してある。「神」は「ミワ」。皇極天皇の時代、東国に疫病が蔓延したとき、大和の大神神社から勧請しこの地にまつった。境内に近づくとテントのなかで氏子さんたちが大注連縄を編んでいた。「祭は来週、今日は準備!」写真は静岡県藤枝市。
2021年10月26日 20:32
五枚に裂けた奇岩「五枚岩」を抱える小牧・岩崎山は山名の如く岩の山。石段を上がると注連縄を巻いた磐座や露頭する岩々に驚く。低山ながら頂の本殿も磐座上に鎮座まします。奇岩の山ではあるが東麓に岩屋古墳も。古代人はこれら大岩に神を感じてたに違いないと神妙な気分に。写真は愛知県小牧市。
2021年10月16日 20:49
八所明神社の境内、深まる秋の森に響くツクツクボウシの鳴き声と蚊の大群という夏の残り香。高台に鎮座する神社の周囲は新興住宅地で北側にため池があり、池から流れる用水が見え隠れ。「乎江」を同音の「小江」としてもさすがに用水では新し過ぎて「式内社とは言ひ確し」写真は愛知県小牧市。
2021年10月15日 20:20
社叢がアーチ状に日陰を作る参道を歩きこんもりした境内へ。由緒によると創建は不明。地図を眺めれば当社を中心に南西の牟都志、北東の尾張両社が直線上に並ぶ。古社だけに配置の意味を勘ぐるが、近在の式内社とされる神社で後者だけが山田郡の神社であることに冷静になる。写真は愛知県小牧市。
2021年10月14日 20:43
「ああ現哉(うつつかな)」。社名は東征の帰途、重臣の建稲種命を駿河で失った日本武尊の嘆き。朱塗りの鳥居をくぐると正面には曲線が美しい唐破風屋根を持ち躍動感ある竜を彫り込んだ拝殿。社殿北側の庭園奥には巨岩が並ぶ。磐座として信仰か。岩の間には小さな神仏たち。写真は愛知県春日井市。
2021年10月13日 19:44
由緒によれば古来社地の辺りは「高牟」と呼ばれていたそうだ。和銅四年(711年)創建が本当なら相当な古社。春日井の落合公園北側。豊かな社叢だが、東名高速とゴルフ場に挟まれるがゆえ、聞こえるのは車とゴルフボールを打つ音。広前の大きく枝を伸ばしたクスノキは立派。写真は愛知県春日井市。
2021年10月12日 20:27
矢田川にかかる天神橋で守山区側に渡る。川を眺めながらサイクリングを楽しむと堤防道路から分かれた坂道が高牟神社へと誘う。社名を刻む標柱を確認して鳥居をくぐる。正面の拝殿までは広々とした空間。枝振りのよい木々に囲まれ拝殿手前に寝そべる牛の像も気持ちよさげだ。写真は愛知県名古屋市。
2021年10月10日 19:02
物部神社が合祀された白山神社は古墳。味鋺神社の近く、すでに消えた古墳群辺りから遷座されたという。木々生い茂る社叢は豊かな森の証拠だが、古代に浸れるほどの「古墳感」はない。神社だから。一方、同じく味美古墳群の春日山古墳はいい。公園内にあり自由に登れるから。写真は愛知県春日井市。
2021年10月9日 20:06
現在の地名は「アジマ」だが、古くは「ミマリ」「ミソマリ」とも読まれた。庄内川の堤防を降りると境内へ続く参道。祭神は物部氏の祖神、宇摩志麻治命。二子山古墳々頂の物部神社を合祀する白山神社は味鋺地区から遷座されたそうだ。消滅したが神社東側には古墳群もあった。写真は愛知県名古屋市。
2021年10月8日 20:46
一ノ鳥居をくぐり桜並木の参道を直進。いったん途切れた場所に立つ常夜灯には、ガオーと吠えんばかりのリアルな獅子の姿。クスノキやツブラシイ、ツクバネガシ、スダジイなどにより覆われた広く豊かな森。社名「イタハト」に絡め鳩を書いた板を奉納してたなんて面白い。写真は愛知県春日井市。