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20.都会に戻りたいなと思った話

どうも。大阪出身沖縄在住のさむです。

今日は今年の春に「やっぱり都会に戻りたいなあ」と思った出来事について話していきたいと思う。


みんな、蔦屋書店は知ってる?

蔦屋書店は、大きな本屋さんで中にカフェが入っている。冊数に限りはあるが、カフェの席まで本を持ち込んで読むことも可能。

私は、春休み大阪に帰省した時に、そこで友達との待ち合わせ時間までの2時間をひたすらカフェの席に座って本を読んで過ごした。(そのあとその本はお買い上げした。大好きな本になっている)

その2時間で私の隣の席に座った、2組の話をしたい。


まず1組目は、社会人の男女。
女性の方が占いができるようで、男性はそのお客さん。彼は投資に手を出しているようで、女性の占いもそちらよりの話だったと記憶している。

男性は占いの結果だけではなく、女性自身にも「これについてあなた個人はどう思うか」と聞いていて、それにちゃんと受け答えしている女性もすごいなあと感心した。

一番面白かったのは、占いが終わった後、2人がおもむろにゲームの話を始めたときだった。

女性はあるゲームに150万課金した経験があるようで「課金のアルゴリズムみたいなものが大体わかる」と話していた。
それに対しなぜそんなに課金するのかと問われると、「自分の性格上、短い時間で一番の利益が出るものが好き」とのことだ。

多く課金する理由なんて「単なる課金癖」といってしまいそうなものを、「自分はこういう人間だからこうしている」という理論建てを聞いて、驚いた。
当時自己分析に関心のあった私からすると、尊敬の心持ちもあったかもしれない。


2組目は就活生の男女だった。

就活生とだけあって、お互いの将来の話と、そこに対する深掘りがされていた。
男性の方がアパレルに就きたいらしく、その話に対して女性が「なぜ?」とか、「それって具体的にどういう風に?」といった返しをしていた。

次第に2人の話は「就活軸とは?」に変わっていき、お互いの就活ノートを見せ合ったりもしていた。
「就活軸って、言ってしまえば企業を決めるための条件だよね」
という女性の意見に、まあ確かに、と勝手に1人でうなずいていた。就活軸なんて考えたことなかった私も、勝手に巻き込まれて想像していた。

2人は、就活生らしい将来に対する話と、自分とは?という話、そして学生らしい恋愛の話(2人はカップルではないらしい)もされていたのがおもしろかった。


友達との待ち合わせ時間が近づいてきたので、席を立ち、歩いていた途中、疑問に思った。

「沖縄に1年いたが、こんな話を隣の席の人がしていたのを聞いたことってあっただろうか」

カフェで座って話すと言えば、スタバくらいしか思いつかない。
しかしそれも遠いのでわざわざ行くことはめったにないし、たいていドライブスルーだ。

私たちが座ってご飯をすると言えば、マクドかA&W(沖縄のハンバーガーチェーン店)くらいになる。


本屋さんのカフェとファストフード店で話の質が違っているのなんて当たり前かもしれない。だが、なぜ私の周りには、そういった話ができる環境がないのだろうか。

私が住んでいるのは、大学から徒歩5分という、学生の多い場所なのに。


文句を言っていても仕方がないことはわかっている。

環境がひとりでに変わっていくことはない。沖縄の友達とも積極的に自分や将来についての話をしていきたい。(してはいるが周りでそういう話をしている人を本当に見かけない)

また帰省した時は蔦屋書店に入り浸ってしまいそうだ…笑

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