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【3行レビュー】人生に詰んだ元アイドルは赤の他人のおっさんと住む選択をした

本紹介です。1年半くらい前に読んだ本ですが、とてもいい本なので改めて読んで感想載せておきたいと思います。
3行でとりあえずレビュー載せますが、気になった方は後半にあらすじとかもう少し詳細な感想載せておくので見てみて下さい。

【3行レビュー】
元アイドルとおっさんが一つ屋根の下、住む実話。これでもかというくらいリアルなアラサー女子の悩みを赤裸々に記載していて、同年代女性の悩みもしくはその年代の女性観を知りたい人にはうってつけの本になっています‼





(気になる方は・・)



<あらすじ>
元アイドルである著者の大木亜希子さんは25歳でアイドルを辞めて、会社員生活をスタートさせます。ある時、出社時に突然足が動かなくなり、、どうやら精神的なことが原因であることが分かる。会社を辞めた大木さんに、大木さん姉からあるおっさんとの同棲を勧められる。諸事情で一軒家の空き部屋を貸し出している人がいるらしい。
そんなこんなで56歳のおっさん、通称ササポンと28歳元アイドルとの同棲生活がスタートするのでした。

<細かな所感>
本中では、著者が28歳から29歳に差し掛かる時期で本当にリアルな女性像をせきららに描いています。
実はちょうどこの本を読んだ時期、私はお付き合いさせて頂いてた5歳くらい上の方とお別れたした直後でした。正に一緒にいて感じたアラサー女性の悩みがここにある!とするする読めて、なるほどなーと勉強したものです。

著者はちょうどその時期・・

・クリスマスや誕生日で時間を埋めるためにそこら辺の男と遊ぶ。
・一見、軽い女と思いきや、本気の恋をして本気で失恋をする。
・失恋を引きづって、合コンとかで好き勝手やって軽い女に見られる。

という見るタイミングによって軽いのか重いのか分からん、めんどくさい感じがひしひしと伝わってくるんですよね。文字で順番に読むことで、あ~、だからこういうことしてしまうのか、とか頭では分かるんですが、私は男なので行動の本質的な部分では共感出来ない。

そんな不思議で新鮮な違和感を持ちながらも、なんか読み進めてしまう。そんな本です。
本気の恋を引きずりながらも年齢などの価値観と戦っている。私の同級生の女性も最近また結婚ラッシュになっていて、色々考えることあるんですよね。(多分・・)

さて、本題の同居人おっさん(通称ササポン)です。タイトルが強烈な引きを生んでいるわけですが、実はこのササポン、思ったより出番はありません。外で著者が悩んで苦しんで、色々経験してそんな想いを家に持って帰ると、ふと家におっさんがいて良いコメントして去る。

みたいな。

たまに来るゲームのボーナスステージみたいな。疲れてるとタイミングよくお菓子くれる職場の方みたいな。テスト勉強頑張ってるとおにぎりとかお茶とかくれるお母さんみたいな。

まあ、そんな感じです。

ただ単にいい人なんですけど、おっさんと暮らしてるので普通にはいきません。「今どきの若い子は、知らない男の人と簡単に住んじゃうのね~」と言ってくる絵に描いたような悪役おばちゃんも登場します。

そんなササポンとそれ以外を行き来しながら、著者に成長はあるのか。いや、ない!!!っていうね。(ネタバレ・・?)

多分本で描かれているストーリーって半年くらいのはずなのですけど、そんな短い期間で成長して変われるなら苦労はしないわけですよ。小説とかであればサクセスストーリーなのか超バッドエンドなのかオチが付きそうですが、現実はそうではありません。
なのに半年間で色々あって、小説くらいの重みがある。

人生って深いな~と。リアルだな~と。

本当に色々考えさせられる本なので、もし読んでみてご意見あったらコメントください。人によって感じ方が変わるある意味深い書籍だったと思います!!

●大木さんのnote (noteは紹介した方がたまにいるのが良いですね笑)

出典元:Amazonアソシエイト利用規約

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