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インボイスしなかった個人事業主へ贈る

インボイス制度(売上の消費税について、納税・控除のための決まりごと)が23年10月1日からスタート。この記事は「いろいろ考えたけど、結局インボイス(課税業者)への転換をしなかった。でも、モヤモヤがある」そんな個人事業主の皆さんに向けてのメッセージです。

インボイスで不安なこと

帳簿や書式などの変更の手間が増える、益税がなくなって手取りが減る。
適格業者になるための手続きも面倒。
でも、適格業者でないと、仕事を減らされたり、新規の取引先をさがす際に不利になりそう。

まずは相談

もし適格業者にならなかったことで、取引先に気まずさを感じているのなら、大事なクライアントとは機会を設けて話し合いをしましょう。
率直に相手の状況や方針を聞き、自分の考えを述べておくと安心です。

適格業者になり損ねた?

23年10月以降でも登録できます。「適格請求書発行事業者登録」と「消費税課税事業者選択届出書」の提出が必要ですが、 2023年10月1日から2029年9月30日までなら「消費税課税事業者選択届出書」の提出は不要です。

おすすめ! 浮いた時間とお金を有効に使う

免税事業者を選択したのなら、ぜひ浮いた時間とお金で自己投資しましょう。機材などに出資するのもいいですね。
1年の売上が500万なら50万を、200万なら20万を。新しいソフトを入手して使い方を勉強する、スクールに通う、通信教育でもいいし、可能なら留学もいい。資格を取る、リスキリングする。
とにかくインボイスで苦労せずにすんだ分、将来の収益につながることを1年チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
あるいは思い切ってリフレッシュもいいですね。ただしパチンコやゲームや映画などではなく、趣味の習い事や、普段は行かない遠方へ旅行、初めての体験を。インボイスのせいで振り回されたストレスを吹き飛ばしましょう。

もし自分がインボイス制度で適格業者になったと想像して、その煩雑さで時間を取られること考えれば、自分の仕事をレベルアップすることに真摯に取り組めると思います。やりがいもあります。
個人事業主にとって大切なのは、いかに仕事をたくさんとって、より良いものを作り、皆さんに喜んでもらうかだと思います。一匹狼として、消費税分など吹き飛ばしてしまえるくらいの信用と成果を上げていけるように、もしできることなら楽しくて充実した努力をしていきたいものです。
がんばりましょう!

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