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昔も今も条件はそんなに変わらないって話

前回の続きです。

アメリカの少子化にある背景、ミレニアル世代とペットの関係のデータ。これが解りやすいです。

女性が「母親になる」以外を選べびやすくなった事は、良い事だと思いますが、

こんな世の中だから。サービスが足りないから。経済的に無理。子供いない方がストレス無いから。

というのは、まあちょっと反論したくなります。
だってそれ言ったら昔も条件悪いし、今の方がサポート厚いし。

私個人的には、親になる事はもっと評価されるべきと思っています。もちろん、なれない条件の人もいるでしょう。だからと言って、その価値を引きずり落とすのでは無く、

言ってみれば軍人みたいな扱いにして欲しい。

特に産んだ人。命がけですから。
ここが評価低すぎる。今の社会。

また「人間なんて害」「自分のコンディションを遺伝させたくない」みたいなのも、この世代でよく聞きます。気持ちはわからない事も無いですが、ちょっと危険な考えと隣り合わせでもあるわけです。だから前回の記事を書いたんです。

私たち夫婦はアラフィフのジェネレーションXですが、先日、20代、30代の頃や友人たちがどうなったかを思い出してましてね。ちょっくら話を聞いてくださいな。
生の話は貴重でしょう?

ミレニアル世代はいつも「ブーマー」に文句を言いますが、X世代を思い出してください。かなり条件悪いんですよ。私の過去記事見ればわかりますが。

この前が日本のバブル崩壊。

Chee:あ~そう言えば、若い時、ビーガンで「人間は悪」みたいな友達いたよね。どうなったっけ?

夫:ボストン離れてシアトル行って、ビーガン向けの自営業やりながら子無しで暮らしていたけれど、40前になって慌てて子供作ったよ。だから今でも子供が小さいよ。

Chee:気が変わったの?

夫:そうみたい。SNS見てた。大学の友達見ていると、このパターンのキャリア女性すごく多いんだ。経済力があるからか、40手前で自分のペースで生きている系の男と突然一緒になる。年下が多い。数人の話じゃないよ。かなりの割合がこれ。

Chee:へええ。男性の友達は?

夫:50で幼児いるとか何人かいる。

Chee:やっぱそうなってるんだ…でもさ。だいたいは、あのハウジングバブルの頃に他州や海外に行って、ちょっとでも節約したり稼いだりして、どうにか子供1人か2人産んだ感じだよね。うちらもそうだし。

夫:大学の友達はそう。でも田舎の高校の友達は田舎から出ないからね。そのまま、あのブームの時に家を高掴みしてしばらく大変だったみたいだよ。

Chee:でもなんだかんだみんな子供いるよね。

夫:うん。意外とちょい悪だった奴が、しっかり子育てしてたりする。ガチの悪は死んでる。

Chee:埼玉県と同じ現象だね。

そう。X世代は、オサレな生活では無いけれど、現実路線でワイルド(笑)に乗り切っているんです。

サムネイルみたいにボロボロの古家を直して住んでいますから私。専業母やりながら。これだって経済効果よ。

でもブーマーはもっと凄い。
オット君のお父さんは働きながら大学通って、自分で土地を買って、大工さんの手伝いして節約して家建てましたからね。ブーマーは決して楽していません。ベトナム戦争世代です。インフレも凄い時代です。

どころか、私の先祖なんて何考えていたかわからんレベルです。

日本の有名企業の創始者も大抵ものすごい人生です。
どの時代も険しい。

ところが夫のミレニアル世代のいとこ、9名中2名しか結婚しておらず、持ち家があるのは1名だけです。子供はゼロ。もうみんな30代というかアラフォー。単に経済的な理由でもなさそうです。そんなに住宅が高い地域に住んでいませんし、みんなそこそこ裕福に育っています。親も近くに住んでサポートしています。
もちろん彼らの選択だから何の問題も無いけれど、不思議。

短期間でここまで変わる?

2007年からだだ下がり。COVID-19は追い打ちをかけているけれど、その前からこう。ちなみに私が生んだのは2008年と2010年、30代前半。

今の世代が出産可能ギリギリセーフで産むのか産まないのか….。

これは社会現象として面白いです。

善悪じゃなくて。
何がそうさせているんだろう?

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