ミサを味わう(7)その2
田中 昇(東京教区司祭)
第7回 「ことばの典礼」(その2)
アレルヤ唱と福音朗読
聖書全体が霊感を受けていることは周知の通りですが、第二バチカン公会議は、さらに当然のこととして、その中でも福音書が「きわめて卓越したもので・・・それは、受肉したみことばであるわれわれの救い主の生涯と教えについてのいとも優れた証言だから」と教えました。[1] ミサは、この福音の卓越性を反映しています。いかに典礼が、福音朗読に特別な敬意を払っているかに注目して下さい。この朗読の間、司祭、助祭