理学療法士を辞めて選んだ職業は○○○
「セカンドキャリア」という言葉は、第二の職業として、育児や子育て後、あるいは定年後に違う職業にチャレンジするという意味で使われてきたと思います。しかしながら、人生100年。年金受給開始75歳(最長)になった現代日本においては、年齢関係なくキャリアアップを含めた「転身」といった意味合いに変化するようになりました。
今は満足しているけど、30年後はどうだろう
私にも、セカンドキャリアへの転機を感じたのが、去年の2021年、38歳の時でした。父が71歳で癌で亡くなり、自分の一生を改めて考えることがありました。理学療法士として、臨床、研究所で過ごす毎日は、とても充実した日々でした。仕事内容も給料も満足していました。しかしながら、30年後、このまま自分が70歳を迎えるときは、社会はどうなっているのだろう、自分はどう生活を成り立たせているのだろうと考えるようになったのです。
理学療法士は一生できる仕事ではない
理学療法士としての私の専門は、介護予防・在宅医療分野であったため、これまで60〜100歳の方達と話す機会が膨大にありました。数えてみると一万時間以上でした。ですので、71歳の自分を想像するにあたって、体がどの程度衰えるのか、予防するにはどうすれば良いのかということは、よくわかっていたと思います。現在の70歳は、まだまだ働ける能力のある年代です。それどころか、80歳までは働ける人が多くいます。私は、71歳になっても働きたいと思いました。そこで残念なことに、医師以外の医療専門職は71歳の雇用は難しい現状があります。理学療法士として70歳で働くことは、不可能であると言えました。
40歳からのセカンドキャリア
「せっかく人生後半を楽しむならば、全く知らない世界に飛び込もう」と思い、熟考の末、たどり着いたのが「美容師」でした。わたしはとにかく美容師が苦手で、何を話せば良いのかさっぱりわかりません。1〜2ヶ月に必ず行くことになる美容室では、「とりあえずいつもみたいに・・・」と注文するだけです。
・髪型で困っている人は多いはず!
・服もわかんない人は多いはず!
・私みたいな美容師が1人いてもいいよね!
そんなことが解決できる人間になれるのではないか、もっと良いサービスを作れるのではないかと思うようになりました。
勝算はないが、それでいい
はっきり言って勝算は全くありません。カット5000円、1日2〜3人来てくれればいいんです。それで平均年収にはなります。失敗しても、医療に戻ればいいだけなので、それほどデメリットはないです。
美容師だけではない美容の世界
まずは美容師の学校に入るわけなのですが、美容業界はかなり幅広く、最近はネイルやリフレ、マツエクやスパなどの分野がそれぞれ確立しています。興味深いことに、それぞれの分野もさらに枝分かれしており、人口が多い都市ほど多彩な専門分野が存在しています。一昔前ならばまつ毛や眉毛にパーマをするという発想は無かったように思いますが、最近は当たり前になってきました。
美容の敷居を下げたい
私の当面の目標は、美容師国家試験に合格することと、その先の美容の敷居を下げるサービスを作りたいと思っています。どんなサービスになるかはまだわかりませんが、このブログで綴ってゆきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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