2020.10.5 反日に癒しを求めるドイツ人の病理
今回は、先月末にプロレスラーの大仁田選手も取り上げていた、ドイツの首都ベルリンの公有地に慰安婦像が建ってしまった件について書いていきます。
慰安婦像が設置された場所は、ミッテ(中央)区というところで、地図を見ると大きな交差点の近くにあります。
ドイツでは3体目になりますが、公有地に立ったのは初めてです。
今までは慰安婦像設置の話が持ち上がると、日本から官民を挙げての反対が殺到して阻止されたり、碑文が取り外されたりしてきました。
昨年に数ヶ月間、フランクフルトの教会施設で慰安婦像が展示されることがあった記事をドイツの知人からもらったメールを基に記事にしましたが、今回、公有地への恒久設置は初めてで、日本側の反対を予期して隠密に進められ、現地の日本大使館も察知できませんでした。
公有地設置ということは、自治体が認可したということになります。
ということは、公明正大にやらず隠密に進められたのであれば大問題です。
設置はコリア協議会という市民団体の長年のロビーイングにより、ベルリン市都市空間文化委員会の審査と過半数の賛成を経て実現。
さらに異常なのは、韓国(北朝鮮)側の主張を無批判に受け入れていることです。
そして、像の名称は
「アジア−太平洋戦争(1931-45)中にアジア−太平洋地域で日本軍によって
性奴隷にされた14カ国20万人の慰安婦という少女と女性を記念する平和の像」だそうです。
9月28日付の共同通信には、<除幕式には韓国人や地元当局者ら約100人が参加し、像を覆っていた幕が取り払われると大きな拍手が起きた。元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さんはビデオメッセージで「像が世界各地に建つことを願っている。最後には東京の中心部に設置されるべきだ」と話した。>とあります。
このイ・ヨンス氏は、証言が大きくぶれることで有名ですが、最近は元挺対協代表のユン・ミヒャン氏と痴話喧嘩となり、挺対協(現・正義連)の寄付金不正使用が暴露されて大問題となりました。
こういう人たちの主張を真に受けるドイツ人に言えること…。
実は、ナチスドイツという悪魔を産んだドイツ人には独特の病理があります。
まず、ドイツ人は真摯に過去を反省したと言いますが、全ての蛮行をヒトラーとナチスのせいにしただけで、何ら反省などできてはいないということ。
そして、徹底した教育により、ナチスに関する歴史について通説に疑問を投げかけるようなことは認められず、部分的にでも肯定する論陣を張れば法的に罰せられます。
つまり、ナチスの悪行に関しては一切の疑問が禁じられた思考停止状態で、永遠に消えることがない民族的汚点です。
そんな閉塞状況にあるドイツ人にとって、上から目線で糾弾できる国が一つだけあります。
それが、日本です。
日本を糾弾する為には、
昭和天皇=ヒトラー
天皇陛下万歳=ハイルヒトラー
南京事件・慰安婦=ホロコースト
であることが望ましいので、ドイツ人は冷静に事実を検証しようとはしないのです。
そんな彼らには韓国、中国、北朝鮮のプロパガンダを無批判に受け入れる精神的下地があります。
その上で、さらに欺瞞に満ちているのが、自分たちが過去に何をしたかを完全に棚上げにしていることです。
朝鮮人元慰安婦はいるのに、なぜ元ドイツ軍慰安婦がいないのかというと、皆殺されてしまったからです。
悪名高きユダヤ人強制収容所では、処刑前のユダヤ人女性がドイツ人兵士に性的奉仕を強要されていました。
ドイツの戦時売春制度の残酷さは、日本の慰安婦制度とは比較になりません。
以前の記事で書いたように、この慰安婦像の設置がベルリンだけでなくドイツに在住する日本人、特に子供たちがいわれのない差別を受けることになるのです。
なので、この問題を日本政府だけに任せるわけにはいきません。
そして、私たち日本国民もドイツという国に対して認識を改める必要があります。
これもサイレント・インベージョンの一端です。
国際情報戦に終わりはありません。
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