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2020.5.7 世界でいじめられる日本人の子供

昨年の暮れ頃に、ドイツに住む知人からメールが届きました。

メールの内容には、“街のシンボルの教会の目の前で慰安婦像の展示会が行われている”と書かれていました。

状況が分かりやすいように、送ってもらった実際の写真を紹介したいと思います。

慰安婦像が展示されている場所はフランクフルト大聖堂の目の前。
今は新型コロナウイルスの影響で観光客も少なめですが、普段は外国人も数多く訪れる観光名所で、クリスマスの時期は特に来場者が増えます。
しかも展示場所は、教会税や市の補助金も投入される公的施設。
市がお墨付きを与えたような場所で、慰安婦像は大聖堂からも見える大きなガラス窓の前に置かれています。

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中に入って詳しく見ると、像が置かれているのは入ってすぐの受付の目の前。

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上の写真の英語を和訳しますと、
『私は日本軍の性奴隷でした』
・搔き乱された髪は、日本帝国軍によって家から強引に連れ去られている少女を象徴しています。
・握りこぶしは、正義の回復のための固い決意を表しています。
・素足で落ち着かない足は、冷たく無理解な世界によって、ずっと見捨てられていることを表しています。
・少女の肩に止まった鳥は、私たちと亡くなった犠牲者との絆を象徴しています。
・空いている椅子は、正義をいまだ証明していない高齢で死を迎えている生存者を象徴しています。
・少女の影は少女と年老いたお婆さんで、無言のまま費やされた時間の経過を象徴しています。
・影の中の蝶は、犠牲者がある日、彼らの謝罪を受け取って蘇るかもしれないという希望を表現しています。

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この“平和のための少女像”は、第二次世界大戦時、全アジア太平洋地域において、日本軍からいわゆる慰安婦とされ、軍の売春宿で性奴隷を強制された、数十万の少女と若い女性達の苦しみを追走するものです。
女性に対する暴力がいつの時代もあり際限がないように、記憶と戒めにも際限を与えてはならないのです。この記念碑は、非人道的な制度化された戦争犯罪の被害者を偲び、世界中の全ての性暴力被害者との連帯と平和を呼びかけるものです。

さらに現地では、慰安婦問題の解説本を1冊5ユーロ(約600円)で販売しています。

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慰安婦たち?
日本の天皇の軍の組織的な戦争犯罪
数十万の女性たちを:強制連行し/虐待し/レイプし/殺害した

韓国人が騒いでいるだけならまだ良かったのですが、本の序文は、現地の名門ゲーテ大学のナチス研究専門の教授が執筆しています。
「日本の犯罪行為について教育するよう、あらゆる努力をすべきだ」と本を称賛しています。
現地の教会だけでなく大学教授までもが、事実無根な慰安婦問題について嘘をばら撒こうとしています。

一体なぜ、ドイツで慰安婦問題が拡大するのだろうか?

その理由は2つあって、1つ目の理由はドイツの特殊な価値観です。第二次世界大戦の敗戦国であるドイツでは、日本以上に戦前・戦中の自国を批判する思想が徹底しています。

戦争中のドイツ人に配慮したり、ナチスに賛成したりという発言をすると有罪判決になり、公職からは追放されます。自分たちの祖先に対し、今でも拭うことのできない罪、触れてはいけないタブーや絶対悪の意識があります。

「ナチスよりもひどいことをした国がある。それが日本だ」
と言われれば、自分たちの祖先を少しでも肯定できる。
ドイツ人であることに誇りが持てる。

中韓の反日団体は、その精神構造を狙ってドイツへ移民。
彼らの心理につけ込み、集中的に慰安婦像を建てる活動を行っています。
実は、今回のような活動は2016年から断続的に行われていました。

2つ目の理由は慰安婦問題の発信源である日本です。
もともと慰安婦問題の発端である「日本軍による朝鮮人女性の強制連行と性奴隷化」という話は、韓国側が言い出したのではなく、日本が作り出したものです。

1982年に朝日新聞の記者が事実確認せずに出した記事が原因で、ありもしない「日本軍の強制連行と性奴隷化」という間違った情報が拡散しています。
そして数々の研究により、1990年にはこの記事は全く裏付けのない誤報だったことが判明しました。
しかし朝日新聞はそれを認めず、30年近くにわたって記事を放置。

逆に強制連行を事実に仕立て上げようとするかのように、その間に合計18本のフェイク記事を書き連ねました。
時が流れ2014年、朝日新聞は漸く誤報を認め、謝罪記事を載せました。

しかし、約6年前に謝罪され、すでに終わったはずのこの問題が、なぜ今も事実であるかのようにドイツで拡大する理由は、海外に向けた英語記事では、まだ日本軍の朝鮮人女性の性奴隷化が事実のように報じられ、ネット上で検索できないようにプログラムが書き換えられていました。

さらに、これまで使ってきた「慰安婦=日本軍に強制連行された性奴隷」という嘘の説明文を慣例だからと今もそのまま使い回しています。
自分たちのミスを世界に対して隠し、自分たちが正しかったというような報道をいまだに続けています。

止まない反日活動の原因は日本国内から行われる発信、その中で常に使い回される表現にありました。
にもかかわらず、朝日新聞は問題を解決するどころか、海外に向けて間違った表現を疑いもせず振りかざし続け、保身に走りさらに事態を悪化させています。

外務省もレーダー照射問題やホワイト国除外など、漸く謝罪外交をやめて反論するかのようになったかと思われていますが、定型的に繰り返す“ある行動”が問題で、政府が反論しようとすればするほどに“日本が悪い”という情報が広まり続けています。

そのせいで、世界中で慰安婦像は増え続け、韓国だけでなくアメリカ、カナダ、オーストラリア、ドイツ、フィリピンなど世界各地に広がっています。

慰安婦像について何より警戒するのは、こういった反日活動や像を見ることで、最も影響を受けやすいのが子供たちだということ。
何も知らない子供だからこそ、純粋な正義感で日本人を攻撃する可能性が高く、事実、北米ではすでに日本人いじめに発展しています。
母親たちが安倍首相に嘆願書を書くまでの事態になっています。

本来、優秀であるはずの外務省や新聞社という存在が、なぜ間違った表現や対応方針を変えられないのか?
どうして日本を主張し、反論することができないのか?

しかし、反論するだけでは不十分で、日本は勝つことはできません。

そもそも現時点で、日本は裁判でいう被告席に座らされているようなものです。
そこからいくら反論しても、劣勢の立場は覆しにくいものです。
「事実は違う。日本はそんなことはしていない」
と真面目に反論したり穏便にやろうとしても、相手は聞いてくれません。

だからこそ、相手に応えてただ反論するのではなく、積極的に自分たちの考えを前面に出してメディアに発信していく必要があるのではないでしょうか。

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