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2020.9.10 中国の脅威がソ連を凌駕する本当の理由

CIAやらMI6といった名前くらいは、皆さん映画やドラマで聞いたことがあると思います。

オーストラリアにもASIOという米英と同様の諜報機関があるのを知っている人はそういませんが、そのASIOから
「現在の中国による浸透圧力は、冷戦時代のソ連のものとは比較にならない」
という発表がありました。

旧ソ連の脅威は、共産主義というイデオロギーの拡大と軍事力でした。
米ソの直接対決はなかったものの、冷戦によって朝鮮戦争やベトナム戦争をはじめ、世界各地で世界大戦の尾を引きずった戦争がありました。

翻って、今の中国の脅威といえば、何度も記事に書き綴っているサイレント・インベージョンです。
目に見えぬ侵略。
移民をフルに活用した浸透工作。
中国による浸透工作は、原則全員強制参加です。

しかし、私たちはもう一つ、本当の脅威について自覚すべきです。

それは、私たち自身のグリード(貪欲さ)です。

今の中国は、共産主義というよりも全体主義的資本主義で徹底した国家統制主義ですが、同時に強欲資本主義です。
旧ソ連とは根本的に違います。

ソ連崩壊の後も、大国である中国は共産主義国家として残ったので、冷戦が終了したと考えるのは早計でした。
現に1989年の天安門事件は、中国が民主化を弾圧して自国民を虐殺する国だと全世界に証明してしまいました。

しかし、この時、愚かにも助け船を出したのは日本でした。
乞われるままに、天皇陛下の訪中を実現させてしまい、中国を国際社会に復帰させてしまいました。
そして恩を仇で返すが如く、途端に中国は反日教育を強化し、今日に至ります。

煮えたぎる復讐心を隠しながら、中国は開放路線をひた走り、世界の市場、世界の工場へと変貌していきます。

多くの識者が言います、
「中国は豊かになれば、やがて民主化されていくだろう。内心ではアメリカのようになりたいと思っているだろう。そう信じて、世界は中国への支援を惜しまなかった。しかし、中国はGDP世界2位になっても民主化することなく、むしろ帝国主義的性格を強めていった。世界は騙された」

と、いかにももっともらしい解説ですが、世界は本当にそんなお人好しでしょうか?

拙生は違うと見ています。
真実は、今の日本の財界人がそうであるように、こぞって中国で金儲けしたかったのです。
そして、中国のリーダーたちは、そのグリードを上手く利用して、西側先進国を味方に付けながら金や技術を吸い取る戦略を取ったのです。
それは今も続いています。

アメリカ民主党バイデン大統領候補の次男のハンター・バイデン氏は、コカインを常用し、病死した兄の奥さんと関係を持ちながら、別の女性との間に子供を作っていたなど、噂が絶えない人物です。

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2013年、父親のジョーが副大統領時代、ハンターはエアフォース2に乗って父親の中国訪問に同行していました。

父親が中国政府要人と会っている間、ハンターは別の人々と別の種類の会談を重ねていました。

そして、中国訪問から2週間も経たないうちに、ハンターは自身の会社と中国政府が所有し、中国銀行が関与する中国系企業と共に、BHRパートナーズという投資会社を設立する契約をまとめました。
ハンターの会社には中国銀行から出資金として、約1500億円が振り込まれたと言われています。
これによって、ハンターが莫大な富を得たであろうことは疑う余地がありません。

報道によれば、その投資会社は、中国の軍事力を高める企業に次々と投資を行っていきます。
そして、2014年、2015年と中国は南シナ海への進出を強化して行きますが、結局オバマもバイデンも何もしませんでした。

ジョー・バイデン自身よりも、家族に甘い汁を吸わせることで影響工作を仕掛ける。
まさに中国らしい策略です。

バイデンは、未だに中国に対するソフトなアプローチを変えようとせず、自身が大統領になったら対中制裁関税を撤廃し、WHOに復帰すると公言しています。
アヘン中毒と一緒で、一度サイレント・インベージョンされたら、もう元の自分には戻れないのです。

このように、中華帝国が仕掛けるサイレント・インベージョンと戦う上での真の敵は、私たち自身の中にあるグリードなのです。
だからこそ、ソ連の脅威よりも遥かに強大なのです。
中華帝国は、西側諸国や日本の財界人のグリードが育てたモンスターと言っても過言ではないのです。

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