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2020.10.25 中国が本当に脅威になる日

先日のトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したというニュースに驚きました。
74歳の肥満体ということもあり、死亡リスクも高いですし…。

しかし、わずか3日で退院するという驚異の回復力。
まあ、あのお高いモノクローナル抗体も投与されたくらいですから納得はしますが(笑)
アメリカの選挙権を持っているわけではないので、特にトランプ大統領のファンというわけではないですが、彼は中国と戦う姿勢を鮮明にしています。

だから、親中派のバイデン氏よりはマシだと考えています。

ですが、仮にバイデン氏が大統領になったとしても、米中の覇権争いが終わるとは思いませんし、もうそういった段階でもありません。

なぜかというと、中国はアメリカにとって脅威です。
中国のGDPと軍事力が世界一になれば、中国は覇権国の地位をアメリカから奪ってしまいます。

今回は、もっとダイレクトに軍事的脅威の話を書いていきます。

中国は、アメリカ本土を核攻撃できるICBMを所有しています。
発射場所が決まっている場合もあれば、車両や列車に取り付ける移動式の場合もあります。

いずれにしても、偵察衛星などで場所を把握でき、対処することが可能です。

一番問題なのは、潜水艦から発射される弾道ミサイル(SLBM)。
潜水艦は、衛星から位置を把握するのは困難です。
幸い、中国は現在、アメリカ本土を標的にできるSLBMを保有していません。

しかし、米中覇権戦争が始まった2018年から、アメリカ本土に届くSLBMの開発を熱心に進めています。

これが完成すると、アメリカは本当に困ってしまいます。

そして、中国は現在、
「南シナ海は全部我が国のものだ!」
と主張し、着々と実効支配を進めています。

具体的には、さまざまな場所で環礁を埋め立て、人工島を造り軍事施設を建設しています。

なぜかというと、南シナ海を『内海化』させて、他国の軍艦や潜水艦が入れないようにするためです。
南シナ海では、中国の潜水艦だけが航行できるようにする。

そして、その潜水艦は、いつでもアメリカ本土を核攻撃できるSLBMを搭載させる。

というわけで、中国はすでにアメリカにとって本当の脅威になっています。

親中派のバイデン氏が大統領になっても、国論を変えることは不可能でしょう。

そして、トランプ氏は、大統領になる前から一貫して「親プーチン」「親ロシア」です。

しかし、彼はロシアとの関係を改善することは一向にできませんでした。

なぜなら、民主党は全部反ロシアで共和党にも反ロシアが多い。
議会の反対が強く、ロシア政策を根本的に変えることはできませんでした。

バイデン氏も同じです。
彼の息子のハンター・バイデンが、中国から大金をもらっていたとしても、アメリカが必要をしている大戦略を変えることは不可能です。

日本も覚悟を決めなければなりません。

7月23日にアメリカのポンペオ国務長官の言ったように、
「21世紀を自由な世紀にすることを望み、習近平氏が夢見る中国の世紀にしたくないなら、中国に闇雲に関与していく従来の方法を続けてはならない。このままではいけないし、後戻りしてもいけない」

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