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ノーコード起業~Webサービスを作らなくてもスモールビジネスは作れますけどなにか?

今回紹介するのはEC事業向けに業務の自動化を提供する代理店事業。

創業者は別にプログラミングの素養があるわけではありません。ただのデジタルマーケターです。当然、自分でWebサービスを開発するほどのスキルなんてものはありません。

そんないたって普通の創業者がどのようにして、業務の自動化を提供する事業を立ち上げたのか?今回のケーススタディではそれを明らかにしていきます。

自分でWebサービスを開発するほどのスキル・自信はない……。だけども既存のSaaSツールを組み合わせて業務効率化、生産性向上くらいならできそう!という方に必見の内容です。

※スキルを身に付けること自体は良い行為ですが、スキルをそのまま市場に出してしまうと買いたたかれるのがビジネスの世界です。詳しくは以下の記事をお読みください。
「スキルを買いたたかれるのを防ぐためにできる二つのこと。スキル習得から事業家までの道筋」

需要があるのに供給がないWebサービスは殆ど存在しない

"そもそも"、の話になってしまいますが、今どき「需要があるのに供給が全くないWebサービス」は殆どありません。

需要があるところには必ずと言っていいほど供給が存在しているものです。

取り扱っている顧客課題が本質的には同じなのに、細部を変えただけのサービスを開発して「差別化つら」するのは、おすすめできません。

ーーあなたの資本力が相当強く、何社もスタートアップを成長させてきた経験があるなら別ですけど……。

つまり、課題を抱えている顧客にしてみれば解決する方法は、「あなたが一生懸命開発したツール」であろうが「市場に出回っているツール」であろうが構わないのです。

あなたにWebサービスを開発スキルがあるなら、「このサービスで一山あててやるんだ!」と思う気持ちがあるのはわかります。

ですが、今一度「多大なコストと労力をかけてまで、市場に既に存在するようなプロダクトを開発する必要があるのか?」を自分に問いかけてください。答えは明らかなはずです。

技術に疎いオーナーに既存企業が大量の資金をかけて開発したSaaSを売り込み、導入カスタマイズすることでお金を儲けましょう。そちらの方が遥かに効率が良いのです。

え?「SaaSを導入するだけならお金を払ってもらえないんじゃないか?」ですって?

確かに見込み顧客が「プロダクト導入に関して必要な具体的な行動」を全て熟知しているのであればそうですね。

しかし、ほとんどの顧客は「なんかSaaSを入れたらめちゃくちゃ効率があがるみたいだし、できるっぽいのは知ってるけど、具体的にどうすればいいのかわからない」というレベルの理解度なわけです。

自動化に関してもそうです。95%のオーナーは「自動化したいし、できるっぽいのは知ってるけど、よくわからないからやらない。苦労するの俺じゃなくて社員だし。」的な考えを持っています。

SaaSの導入支援、カスタマイズ、業務改善に価値を感じる見込み顧客は必ずいます。”必ず”です。心配しないでください。

今回のケーススタディはそんな自動化プロダクトの導入で利益を出しているスモールビジネスについて学べます。

では、さっそく見ていきましょう。

誰がどんなビジネスを始めたのか?

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