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全角半角論争

書いてしまった。
今日はnote書く気力がないと思って、呟きだけにしようと思ったのに。
この(誰も話題にしていない)論争を書かずには眠れないっ…!

〜深夜のテンションでお送りしております〜

生まれてこのかた、気になっていること。
文字を書くとき、全角を使うか、半角を使うかだ。

エンジニアという職業柄、全角半角が気になってしまう。
というか、それに気が付かないと自分が書いたコードがエラーになって自分が困ることになったり、ひどい時は他の人の開発箇所にも影響出して困らせたりする。だから、注意深く全角半角をみるクセがついてしまった。

数字、アルファベット、スペース・・

これらは基本的に「半角」で打つべきだ。だけど、コードの中に日本語で注釈を入れたりする都合上、全角半角の切り替えが発生する。そういう時に大抵「全角半角事件」は起こる。1箇所でもおかしいところがあると、エディタが真っ赤の波線を引いてきて「エラーだよ!!」ということを伝えてくる。すぐ特定できたらいいが、エディタのエラー表示が不正確でなかなか見つからない時は地獄の見直し戦だ。

こんな感じで、日々エンジニアは全角半角との戦いを乗り越えてきているので、仲間でもあり敵でもある存在が全角半角だ。(勝手にきっとエンジニア職の方々はこれに共感してくれると信じている・・)

気になるのは「半角カタカナ」という存在だ。

コード上ではあまり出てこない存在なのだが、日本語でありながら、半角というタイプを持ち合わせた異色の存在。それが半角カタカナだ。

時々知り合いの人で、LINEで半角カタカナを使う人がいる。
年代も30歳くらいなので若い世代だ。

私は半角カタカナを普段使うことはないのだが、わざわざ半角カタカナを使うのは、スペースを節約して少しでも文章を見やすくという気持ちなのだろうか。それとも特に意味はなく、変換で出てきたから、とかなのだろうか。

そもそも半角カタカナとは何かというと、つまるところコンピュータの歴史の遺産だ。

半角カナの存在は、昔のコンピュータの名残りです。
扱う情報の単位で言うと、半角は1バイト文字、全角は2バイト文字です。
参考:http://zen-in-senryoku.com/hankakukana

まだまだインターネットやコンピュータが発達していない頃、できるだけ少ないデータ量でやり取りするためにできたのが「半角カナ」だった。

例えば、
「おはよう」なら、2バイト×4文字で8バイト
「オハヨウ」なら1バイト×4文字で4バイト
となり、半分のデータ量で文字が送れるのだ。

今は大量のデータを扱えるようになったが、最初はそうじゃなかった。1バイトでも節約するために重宝されていた存在が半角カタカナだったのだ。

昔はありがたがられていたが、大量データを誰でも使えるインフラ整備された今となっては、その存在はあまり必要ではなくなっている。だけど、まだ残っているのはお世話になった愛着からだろうか。

正直、半角カタカナはやけに見た目がギュッとしていて、文章の見た目のバランスが崩れるのが気になるので、普段自分で使うことはない。けど、こうした歴史を知るとなんだか、このギュッとしている見た目も、狭いながらも仲良く団欒しているみたいでちょっと可愛いなとも思った。

論争っていう盛ったタイトルをつけてしまったが、全角でも半角でも好きな方をどんどん使えばいいと思う。(コード書く時は気をつけよう!)

と、そろそろ日付も変わるので、この辺で。

salar

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