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メンタルの問題をメンタルで解決しようとする前に、生活を改善してみる

メンタルヘルスが損なわれたとき、メンタルの問題は心の持ちよう、考え方で何とかしようとしてしまうこと、ありませんか。

私自身、自分のメンタルをメンタルだけで改善しようとあがいていた時期がありました。

今思えばパニック障害の始まりの頃だったのですが、生活や仕事をする中で、何かと不安になったり、極度に緊張するようになったりすることが多くなった時期です。

これは気持ちの問題、考え方を変えれば良くなるはず、と思ってあがいていました。

本やネットでも、精神論や意識をそらすといった方法論を目にすることがありました。
もちろん全く効果がないわけではなく、いくつかの方法で乗り切れたこともありましたので、人によってはそれで十分改善される方もいるかとは思います。

でも、私の場合はこれでは十分に改善できませんでした。

その後も本やネットで調べたり、(1回だけですが)カウンセリングを受けたり、パニック障害向けのネットサービスに入ってみたりした結果、一番効果があったのが、生活改善でした。

端的に言ってしまえば、睡眠・運動・食事の改善です。

改善前は、長時間労働のため、睡眠は4〜5時間、運動は通勤のみ、食事も炭水化物中心で、夕飯は深夜帰宅してから摂る上に、間食に甘いものや眠気覚ましのコーヒー。
休日も、平日で消耗し切ってしまっている上、子供たちと過ごす時間を大切にしたかったので、眠気と疲労を抱えながら出かけたり、といった具合でした。

こんな生活を続けた結果、これは前に書きましたが、パニック障害で限界を感じ、満員電車を避けるために早く家を出て朝活・ウォーキングをしたところから、改善が始まったのです。

改善の過程は、改めて書いてみたいと思いますが、学んだ知識で改善した後の生活は、次のような具合です。
・睡眠は最低6時間、できるだけ7時間を確保
・運動は出勤時の2駅分のウォーキングに休日もできるだけ散歩
・食事は、意識的にタンパク質を多く、炭水化物を控えめにして、3食しっかり摂る。間食はナッツとダークチョコを中心にして、カフェインの少ない飲み物にしています。メンタルが安定するというセロトニンの原料となるのがタンパク質とのことで、プロテインも摂るようにしています。

私の場合、生活改善の効果は予想以上に大きかったです。パニック障害の症状も軽くなり、一時できなくなっていたこともできるようになってきています。(もう一息という感じですが。)
そして、生活を改善すると自然と考え方や感情、心が変わってきました。
今まで避けていたことにも、少し試してみよう、という気持ちが芽生えたり、一部は実際に試してみるところまで来ています。

メンタルの問題をメンタルで解決しようとする前に、普段の生活の中で改善できることを見つけて改善することが大切なのだと今は確信を持っています。

まだ改善途上ではありますが、これからも自分のために良いことを生活の中に取り込んでいきたいと思います。

〜在宅勤務後の自宅にて。タイトル画像はみんなのフォトギャラリーから拝借しました。ありがとうございます。


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