見出し画像

短編小説の裏話(#6~10)

先日アップした「天敵届」という小説で、noteを始めてから書いた短編小説が合計10作品となりました~!

noteを始めて3ヶ月で10本ですので決して多くはないのですが、「小説書きたいなぁ」という気持ちを実際に形にして残せたことに対して喜びがあります。

そもそも短編小説と書いていますが、私が書いているものは1本辺りだいたい800字~1500字くらいですので短編でもなく掌編小説とかショートショートとか呼ばれるものなのかもしれません。ですが、短い小説ということには変わりないだろうということであまりこだわってないです……(^^;)


そんな10本を、先日あらためて読み返しました。

するとどの小説にも制作裏話的なエピソードがあることに気付きましたので、今回の記事は裏話大会を開催することにしました。

1本目から5本目の小説は書いてから結構時間が経ってしまったので、新鮮な6本目から10本目について今回は語ってみたいと思います。


◆6本目「イベント関係者」

この小説は「フレッシュな新入社員」が書きたくて作ったお話です。

新卒の新入社員さんって本当に素直で、教えてもらったことをきちんとメモに取って、仕事以外の時間も「どうすれば一日も早く自分が新しい組織に馴染んで力を発揮できるようになるか」を考えているのではないでしょうか。

この小説は、とあるイベントに参加する組織に新しく入った新入社員という設定で、「フレッシュな新入社員」感は出せたのではないかと思っています。

そしてこの小説、まさに今!というか2月半ば~4月初めくらいにかけて読むのが最も旬です!最後まで読んで、「あ、そういう関係者ね~」と思ってもらえると嬉しいです。

※ちなみにこの小説は、2/21に『先週特にスキを集めた#イベントの記事です』という嬉しいお知らせをnoteさんから頂きました。


◆7本目「市長引退」

こちらの小説は「そこそこお年寄りの男性」が書きたくて作ったお話です。

裏話を書いてしまうとネタバレになりそうですが、実は私も市長です。市長になって2ヶ月くらいかな?市長の仕事は楽しいです。引退は考えていませんが、今後の自分や周りの状況に寄るかもしれません。

「さくさくが市長?!」

その真相をお知りになりたい場合はこの小説を読んでみて頂きたいです。


◆8本目「ストーカー」

このお話は実話が元になっています。なにをかくそう私の実話です。

とはいえ、主人公の人物設定は「血の気の多い30代前半の既婚男性」を持ってきて、ストーカーとの闘いをより「死闘」であるような雰囲気を漂わせることに尽力しました。

私の実際の話を書くとネタバレになるので書きませんが、私が実家に住んでいたころの経験が元になっています。

後半主人公の妻が言う「リアル〇〇時計」というのは私が名付けたもので、当時働いていた職場のアルバイトの大学生に「リアル〇〇時計」をオチにしてこの出来事を話したところ、お腹を抱えて笑い転げてくれたことがあり、「これをなんとか小説にできないか」と思い今回物語として紡ぎました。

私は今は実家を離れていますが、転居先のこの街でもこのストーカーに悩まされた時期がありました。そのストーカーへの対策としては、剣山仕様の撃退グッズをAmazonで購入して置いたらストーカーは来なくなりました。このストーカー、駅や公園で見る分にはすごく好きなんですけど、自宅まで押し寄せないでほしいです。あ、ネタバレしてる?


◆9本目「一流女優のわがまま」

こちらの物語は「気の強そうな美女」が書きたくて作りました。

都会のきらびやかなIT企業のオフィスとか、売れっ子女優とかも、自分とは住む世界が違うので書いてて楽しかったです。小説って文字さえ紡げば全く別の世界に行けるので癖になりますね。現実逃避したい時は小説を書くのがいいかも。

私もこのお話の主人公のように、面白そうなことがあれば何でもかんでも自分で全てやりたい気持ちが出てしまって抱えこむ質(たち)です。

他人とコミュニケーションをとるのは苦手ではないですが、一人でお腹いっぱいになりたいという欲張り体質。チームで何かを成功させることの大切さを職場で教えてもらいました。その学びの結果がこの小説です。


◆10本目「天敵届」

こちらは「女子高生の会話のやりとり」が書きたくて作ったお話です。

ただこれを書く時ネタ切れのような状態になっていまして「これだ!」と思う設定がなかなか浮かばず、「天敵届」という制度をひねり出しました。ちょっと前に市役所に行ったことがヒントになりました。行っといてよかったです(^^;)

主役の二人の名前ですが、天敵なので「清水」と「油原」にしました。そう、水と油です。交わることがない関係です。で、これまでnoteの小説では恋愛系のお話は書いたことがなかったので、ちょっとそういった要素を含ませました。

結構前のドリカムの曲に「戦いの火蓋」というのがあり、この小説を書いてる時この曲を思い出していました。彼女と私は同じ人を好きになったけど、同じ人を好きになったくらいだから友達になったら仲良くなれるかもしれない、という内容の歌詞です。聴いた当時、そういう考え方もあるのかぁと感心したことを覚えています。


以上が最近までの5本の小説の裏話でした。

先日読んだ鈴木輝一郎さんの「何がなんでも新人賞獲らせます」という本の中に、「小説家になりたければ原稿を一万枚書けば誰でもなれる」という一節がありました。(確か一万枚だった気が……違ったらすみません)

なので、私がこれまでに書いた原稿の枚数を数えてみました(おおよその数値です)。

①昨年投稿した長編小説……209枚

②憧れのグランデ……13枚

③noteで書いた短編10作合計……30枚(1作品辺り3枚と考えて)

全ての合計は252枚でした。

まだまだ道のりは長そうです。どんどん書きます……(^^;)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?