(短編)ストーリテラーになったあなたへ
正午の昼休憩、その日は昼食を外でとりたい気分だったため、仕事場の外に繰り出していた。
なにか手頃なランチメニューのある店はないか。あてもなく職場の近辺を歩き回っていた時、突然短いバイブレーションが鳴った。
スラックスの尻ポケットのスマートフォンが瞬間的に振動したのを感じる。
スマホを手に取って電源をつけると通知欄に宛先人不明のeメールが届いていた。
件名を見て不可解な気持ちになった。
そこには
『あなたもストーリテラーになりませんか?』とあった。
興味を引かれてメールを開