ほんとはね。

引っ越す時 部屋を片付けてたら
懐かし卒業アルバムが出てきた
押入れの中 ずっと眠ってたのね
風が不思議とページを開く

偶然 開かれたそのページは
君とボクとのクラス写真

セピア色で思い出す 君が笑う教室で
くだらない話なのに 笑いが止まらなくて
その光景が ボクの心を励ます

転勤まで 後数日の中で
気持ちがあたたかみを醸(かも)し出してる
箱詰め作業 疲れたときに
そっと また君の写真を見る昼間

窓辺で陽射しに染まる日々が
思い出と交差する呼吸

セピア色で思い出す 校庭の鉄棒前
やる気ない体育だから 喋ってて怒られたね
その光景が ボクの心に沁みこむ

東京から地方便で 空を羽ばたいてく機体
落ち込む左遷の理由 忘れて 新しい期待へ

セピア色で思い出す 懐かしい顔が並ぶ
合唱は君のとなり 君の声が聴こえてくる

ほんとはね 君のこと ずっと好きだったよ

セピア色から離れて 地方に足を降ろした
これからはここで暮らし 働くボクの姿
その光景が ふっと浮かんできたのは
あの光景があったから 君がいたから…

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