篠笛〜月の宵

月のはじまりを見た宵に うたた寝 夏の幻
竹林から聴こえてくる 篠笛(しのぶえ)の音色

清らかな音に誘われて 踏みだす足取り

色艶 震えるほど美しい君の姿が
まるで宵に映える月に瓜二つの麗しい姫は
篠笛(しのぶえ)と共鳴してる

月の満ち欠けのその鼓動 夢かと夏の瞬(まばた)き
篠笛(しのぶえ)に連れられるように 訪れた奇跡

艶やかな肌を滑らせて 着物が満月

風吹き 竹が揺れて葉音が流るる世界は
まるでここにしかないものと思える程に姫に見惚れて
声掛け立休(たちやす)らう程

姫は月に帰る その日を待っている
私は離したくない 姫に恋心

結んだ手を離さず 恋と生まれた2人は
姫を渡さぬ為 募った武士も私も眠りに就き
言葉なき別れの夢を見た
篠笛(しのぶえ)吹いて 月を眺める

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