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2022年上半期に読んだ本

こんにちは。
あっという間に今年ももう半分!これは振り返りたいタイミング。読書アプリはどうなったかなと確認してみたら上半期読んだ本は67冊でした。今回は2022年1月から6月に読んだ本まとめです。もし同じ本を読んだ方がいらしたら嬉しいです。

1.お正月から

最初のころの本棚(+最近の2冊)

お正月から始まった本を読む楽しみは、穏やかな作品と以前ご紹介した図書館の福袋からスタート。

ずっと気になっていた清水晴木/著『さよならの向う側』と住野よる/著『麦本三歩の好きなもの』を読了。話題の本はこうして個人それぞれにタイムラグがあっても、初めて読むことに変わりはなくて。そこがまた読書のいいところだなあと実感しました。最たるものは文庫化のタイミングですね。いつだって最初の1ページは新鮮です。本屋大賞ノミネート関連も流石面白かった。

2.春

春から夏あたりに読んだ本

春は幅広いジャンルに挑戦。物語以外の本も沢山読んでみました。印象的な出会いは原田ひ香さん。リアリティあふれる文章に「わ、わかる」と何度も頷きました。今回いくつか読ませていただいた小野寺史宜さんと伊与原新さんの作品も内容をよく覚えていて、これからも読みたいと思う素晴らしい作家さんです。

3.梅雨〜夏

梅雨から初夏あたり

この時期に読んで忘れられない作品は、グリコ森永事件を描いた岩瀬達哉/著『キツネ目』です。本屋大賞ノンフィクション本大賞2021で知り図書館で予約していたのですが圧巻でした。10年に及ぶ取材、かなり詳しい内容に驚きました。読むことで私の中で白黒写真のような新聞事だった事件が、急にカラーになり色が付きました。幼い頃の事件で当時は関西に住んでいたため、今読むと地図や地名もよく分かりました。

noteでお馴染みの岸田奈美さんの『傘のさし方がわからない』も読めて良かった。いつものnoteがこうして一冊の本にまとまるっていいな。

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2022上半期推し本は?

ってことで以上67冊の簡単な振り返りでした。話題になった作品はもう皆さんご存知だと思うので、今回は1つテーマを考えました。

“もしこの上半期に読んだ本の中で「これから2冊買って夏休みに読みたいんだけど何がいい?」と聞かれたら答えたい個人的に推したい本”はこちらです。


『ガラスの海を渡る舟』寺地はるな/著

不器用な兄と、自分にしかない個性や才能が欲しい妹。そんな二人が創り出すガラス工芸が繋ぐ、人の心に届く物語。一歩一歩進もうと思える透き通る作品でした。


『7.5グラムの奇跡』砥上裕將/著

前作『線は、僕を描く』に引続き、繊細かつピントの合った文章と誠実な世界観に引き込まれました。新人の視能訓練士さんが主人公のあたたかい物語。この作品に出会った奇跡に感謝です。

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振り返ると、本屋大賞ノミネート作品を中心に様々な本との出会いがありました。ちなみに『ガラスの海を渡る舟』作者の寺地はるなさんの作品では、『夜が暗いとはかぎらない』『雨夜の星たち』も読んだ上半期。主人公の悩める気持ちに寄り添いながら読む中で、ぐっとくる文章や台詞に沢山出会いました。


今日はいつもの図書館に行ってきます。
さあ下半期はどんな本を読もうかな?




お読みいただきありがとうございました。


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