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その「違う、そうじゃない」を言語化したらよくわかった話

こんにちは。
突然ですが、みなさんは最近「そうじゃない」と思ったことはありますか。私の場合あるときはニュースの見出しに「それは本文とニュアンスがちょっと違うよ〜」と思ったり、なにかの現象自体に違うかも疑うことがあります。日々Twitterでもよく見かけるあの名曲を文字って投稿される「違う、そうじゃない」案件が、先日我が家でもありました。読み終えた本を手に娘と話した「!」な出来事を、今日は久しぶりのゆるエッセイとしてお届けしたいと思います。


「それさ、もうカタカナのままでいいんじゃない?」

それはある夜の出来事でした。
Web3.0(ウェブスリー、Web3)やメタバースについて知りたくて最近は関連本をせっせと読んでいる私。読み終えた本を閉じた時、たまたま居合わせた娘に「こんな未来になるんだって」と概要を温度をのせて伝えました。

高校生の娘はへえーといいながら、なんだかなあという顔を見せました。

続けて「お母さんがその本とかを読んで理解したことが増えたことはいいね。あのさ、これが気になるのよずっと」と言い、初めの方のページを開いてある言葉を指差しました。

「何?」
そこに書かれていたのは、メタバース(3次元仮想空間)の文字。
「教科書あるあるでもあるんだけどさ、この漢字いらなくない?」
「え?どこどこ?」
言われてはじめて意識したのは後半の説明的な漢字のところ。
「何で?わかりやすいよ仮想空間って」

ここで初めて気づくことになったのはきっと私が立派なおばちゃんだから。いままで全く違和感を感じてこなかった箇所でした。えっ?なんなら毎回頭の中で勝手に漢字に変換してるかも。(だとしたらちょっとこわくない?)思えばICTに少し関わっているお仕事でもよく目にする“VR”にはよくカッコ仮想現実とある。
つまり、ここに若者はハテナとなり余計に混乱さえするらしい。(なんならその漢字表記以外の自分の描くイメージがすでに出来上がっているからかもしれません。)

「これから出るものじゃなくてもうあるモノだから。ゲームも何もかも、もうあるんだから何で漢字がいるかなあ」と感じていたというのです。


言われてみるとなるほどな感覚で、本では1回目の登場時だけでそれ以降は注釈はないかもしれないけれどいろんな記事でもよく目に入ります。確かに彼女からしたら「もうあるモノ=あたりまえにあるモノ」。しかももしそれを知らなければ、ググれば1分でわかる世代からはこの表記自体が違和感なのかも。

「お母さんだとね、たとえばこのドライヤーをカッコで髪乾かし用温風送風機って書いてある感じなの。髪乾かし用温風送風機って毎回書いてあったらどう?ドライヤーはドライヤーじゃんって思うんだよね。その感覚かも」

「なるほど!シャンプー(頭髪洗浄洗剤)て感じか。」と合点がいった私。

おー。学校で1人1台端末時代を生きる高校生の感じる世界が1つわかった。そうかそこに「違う、そうじゃない」って思うのか!
それからは周りにあるいろんな言葉が、頭の中であれならどう表現する?とどう説明されるかに置き換わるようになりこれはこれでちょっと面白い毎日。


勿論大多数の方に理解されるためにはカッコ書きは必要でしょう。その説明部分が無くなった時が、そのモノや考えが世の中に浸透した証拠になるのかもしれませんね。



では、今日も私は不織布製口用衛生布をつけて行ってきます。






お読みいただきありがとうございました。










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