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夏だ。 文庫フェアがやってきた。

こんにちは。
蝉が鳴き終業式を迎える時期となりましたね。いよいよ夏休みスタート。
夏休みの時期に私が楽しみにしているのは書店で見かける文庫フェア。
先日書店に立ち寄り、各社の小冊子を頂いてきました!
ってことで今回のnoteは、嬉し楽し夏の文庫フェアのお話です。



本は二度咲く

書店に飾られる出版社開催のにぎやかな夏の文庫フェア。さあどれを読もうかと、おそろいの帯に巻かれ並んだ表紙の数々を眺めて感じたのは「本って二度咲くんだなあ」ということ。一度目は単行本として華々しく世に放たれた瞬間の最初の開花状態。二度目は、その数年後の文庫化の機会。

一般的に、以前なにかしらの賞を受賞したり映画化された文庫本の人気は高い。さあどうぞと書店に積まれている文庫本たちが二度目の開花でたくさんの方に手にとってもらう様子がひときわ輝くのがこういったキャンペーン。

文庫は物理的にコンパクトなため、持ち歩きやすく収納にもピッタリなのも愛される所以なのかもしれない。さらに個人的にはラストの解説もなんだかお得に感じて、箱型キャラメルに付いたおまけのようで文庫が好きなポイントの一つとなっている。


リーフレット

書店にあったそれぞれの出版社から出されたリーフレット。ページを捲った瞬間私の中で始まるのが「さあどれを読もうかな」大会。「あーこれ良かった。あーこれ懐かしい」など既読のものも多い中、ここでの出会いが嬉しくて悩む時間すらアガるテンション。同じようにこの冊子好きな方いるかな。

ココでいつも心配性の私が気になるのが帰る時。商品を持ってませんよこれはチラシですよと念のためリーフレットで顔を扇ぎながら一旦帰宅している。その場でバッグに入れるわけにもいかず、遠目には本に見えなくもないこのサイズにはちょっとドキドキ。こうして無事ゲットした冊子は、娘たちも気になる様子。同じように「これ読んだことあるよ」と目を通していた。


読書タイムはサンドイッチのあとで

ご褒美読書タイム

そして、読んだのはこちら。

群ようこさん『いかがなものか
私の中で殿堂入りのエッセイストといえば群ようこさん。今回10年ぶりに手に取ったら、全く変わらぬエッジの効いたエッセイでスカッとがナニコレ止まらない。開始3行で何が言いたいのかが明確で、これは文章を書く参考になるから小冊子を見て買ってよかった一冊。文庫フェアよありがとう!

谷 瑞恵さん『めぐり逢いサンドイッチ
個人的にいつもより多くのお仕事を抱えた7月、とにかく癒やされる話が読みたいと決めたのが美味しそうなサンドイッチが目を引く『めぐり逢いサンドイッチ』。しかも写真の様に登場人物気分でしっかりサンドイッチを食しながら読了。

食べ物小説は数あれど、お店の様子が目に浮かび本当にお店が近くにあるようだった。ふんわりあたたかく読める美味しい短編集は文庫のフェアに最適。(ちなみにタマゴサンドは、新大阪駅のYOKOOさんが大好き!)




なにかと移動も多いこの季節。移動時や涼しい場所などで本を読むのもいいですね。書店に立ち寄る機会がありましたら文庫フェアもおすすめです。大人も自分の課題図書を持って一息、素敵な夏休みが過ごせますように。



お読みいただきありがとうございました。





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