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国立国会図書館レファレンスがすごい

こんにちは。
私達が、日頃お世話になっている図書館。知りたいこと、探していることを司書さんに訪ねるそんな“質問者とのやりとりのデータ”をまとめた場所があるのをご存知ですか。
今回は国立国会図書館レファレンスサービスと、あの本タイトルは何だっけ?を解決してくれる福井図書館のお話です。公式ツイートで見かけますが、もしかしたらまだ知らない誰かの参考になれば幸いです。

もはや探偵。プロはやっぱりすごかった

↑こちらに国立国会図書館と全国の図書館協同データベースがあります。

ある日公式さんのツイートを見て気になった“レファレンス協同データベース”。いくつか試しに読んでみると、まあこれが素晴らしい。
そこには質問者の年齢や掛け合いから真摯に解決したプロセスが記載されていました。司書さんやスタッフの皆さんはネットの情報や蔵書を見つけ出すプロ。さながら名探偵のようです。

ランキング形式で見るページもあります。気になる言葉を検索窓に入れてみると関連する探しものが出てくるので、読めば「へぇ」の連続でした。

最近のお気に入りがこちら

渋沢栄一が筆記した「論語」の和綴じ本を見たい

名著『論語と算盤』では「道徳経済合一説」という理念を掲げた渋沢栄一さん。経済を発展させ、利益を独占するのではなく、国全体を豊かにするべく富は全体で共有し社会に還元すると説き自身も心がけた。そんな渋沢栄一さんの文字が読めるんです。 回答欄にある調べた結果にこんなURLが記載されていて、すぐに拝見しました。

国立国会図書館デジタルアーカイブ論語10巻上(1926)
国立国会図書館デジタルアーカイブ論語(1927)


関西弁の絵本はありますか。内容は特に問いません

え?ちょっと待って。こんなに沢山あったなんて。
いつだったかこのテーマの記事を拙文ながらこちらに書かせていただいたんです。↓
あのとき知りたかったことが回答にありました。このようなレアなものもデータベースから知ることができました。


『若おおかみは小学生』!?

あの本のタイトル何だっけ?
借りに来たはいいものの、思い出せないことがあります。なんと福井図書館では、そんなうろ覚えリストを公開。よくぞ解答にたどり着いた!と楽しく読ませていただきました。

印象的だったのは『若おおかみは小学生』です。正しくは『若おかみは小学生』です。

こちらのシリーズは我が家の本棚にも今並んでいます。 いや、狼さんではない!でも平仮名をそう読むかもしれないと次女に聞いてみました。

『若おかみは小学生』をね、とスマホでこのリストを見せた途端。

「あー!私もそう思ってた。」

「ほんと!?」と、びっくりした私。てか初耳。

「お姉ちゃんの部屋のを見て怖い話だとずっと思ってた。読んでみたら面白かった〜今も読むよ」

確かに当時低学年で、女将をまず知らないか。なるほど!深いなうろ覚え検索。優しいなスタッフのみなさん。お時間がある時に是非一度ご覧下さい。↓


***

本の森、図書館。
膨大なレファレンス協同データベースには、みんなの知りたいがありました。
この回答集は見ているだけで勉強になり何より楽しいんです。アプローチに関心し、そんなものがあるのか!の連続でした。いち個人としてネット検索してもきっとたどり着けない世界。今は日々追加される情報が楽しみになりました。


そして、うろ覚え検索。
見れば気持ちはわかるものばかり。
書店や図書館に着くとあの作品を書いている人のあれを読みたかったと思案する日々。
この福井図書館のリストには愛がありますね。おかげできっと沢山の方が笑顔になったことでしょう。


図書館スタッフの皆様いつもありがとうございます。これからもどうぞ宜しくお願いします。









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