仙波サクラ
秋からはじまり、夏に終わる。 画家の生活、季節とともに流れる日々のことを書いています。 * 毎月4本のブログを更新 * 記事は全て遡って観ることが出来ます。
愛しい日々の欠片
2021年までの記事。不安定ながらなにかと戦っていた日々の葛藤を、ここに残しておきます。
慣れない画材に楽しみながら、苦戦中。画材が変わると、リズムが変わる。やっと少しだけ自分らしさのようなものが出てきて、うれしい日です。今日この作品を眺めながら、小説のような絵が描けたらいいなあ、と思いました。
どんなに口が達者でも、逆に口下手だったとしても、根底にある「その人のことをどう見ているか」は節目ごとに表面化するものらしい。大切にしているものを尊重し合える関係は、たとえその大半を理解できなくても、丁度いい温度で続いていく。 受け入れる愛情を持てない関係は、当たり前みたいに破綻していく。
自分が少しだけ踏み出せたあの日に広がった波紋が、ようやく誰かに届き、ゆっくりとまたこちらに戻ってくる。今週は、そんな一週間でした。気も身体も乱れやすい季節だからこそ、しっかりと整えることに時間を使う。いつも以上に、良い出来事や良い感情に目を向けられる自分で居たいと思うのです。 * 最近の 百文字日記 * * 百文字日記 * 田舎の隅っこで闘志を燃やしたり笑ったり落ち込んだり、野望を抱きながら気ままに生きてる画家のこと、楽しんでもらえたら嬉しいです。無料記事です。 *
穏やかな雰囲気の影に、ざわざわと渦巻く何かを感じるのが春。良いものも悪いものも、解放されて彷徨っている。直感で、毒素を外に出さなければと感じて岩盤浴や塩風呂で汗を流して整えると、嫌なものを受け入れない強さが戻ってきた。
言えないと思っていた言葉が言えた夜、爽やかな星空が脳内に現れた。朝、眠りから覚めると、うれしい連絡が来ていた。数ヶ月前、空中に放った願いを思い出す。何かの詰まりが取れたから、ようやく届いたのだと思った。
思い立ったが吉日。外からも内側からも新しい風が吹いている。何かを始めるタイミングなんて、本当はいつだってとっくに訪れていて、あとは一瞬だけ訪れる矛盾のない瞬間を逃さないことだけなんだ。行動を起こすことを恐れないで。
春。眠たくて、身体が起きてないみたい。だけど見えてきた光があって、それをちゃんと掴みたいから起きて、走る。猛スピードで走りすぎて、疲れてまた眠くなる。アトリエの床の冷たい温度と外の太陽の暖かさのギャップにクラクラしながら、気合いを入れ直して進めてく。今日も50%くらいで助走をつける、そんな春です。 * 最近の 百文字日記 * * 百文字日記 * 田舎の隅っこで闘志を燃やしたり笑ったり落ち込んだり、野望を抱きながら気ままに生きてる画家が居るってことを、楽しんでもらえたら嬉
私は天からのメッセージを絵に出来るような神聖な画家ではないかもしれない。けれど、人間らしく、毎日個人的なことに埋もれながら、喜んだり悲しんだりして、自分の人生に沿って正直に作品を創っていきたいと思うのです。多くの人と同じ目線で。
四方を塞がれたように行き詰まるとき。大抵いつも、天井を見上げて気づく。上にも道があるということ。敢えて突拍子もない寄り道をしながら、訪れる変化を観察していた。全く関係のないような所に、最大のヒントが眠っているなんてよくあることだから。
ふわっと暖かくなり、空の青が濃くなった。雨が土を湿らせて、マリーゴールドの芽が出た。曇り空でも、どこからか決意の気配が香るのは、四月になったからか、桜が咲いたからか。私にとっての春は、始まりというより決意の感覚が強い。本当に何かがクッキリ見えて終わりや始まりを迎えるのは秋だ、といつも感じています。 * 最近の 百文字日記 * * 百文字日記 * 田舎の隅っこで闘志を燃やしたり笑ったり落ち込んだり、野望を抱きながら気ままに生きてる画家が居るってことを、楽しんでもらえたら嬉
頑張らなきゃ、と思うときほど心をふわっとさせてみる。日々の小さな部分から愛してみると脳がしんとして、段々と見える範囲が広がっていく。個人的なことに素直な心で向き合うほど、多くと繋がることが出来るような気がした。
時速7.5km、それか8kmくらいで走ると、身体が段々一定の動きに定まってきて、走っている感覚がなくなる。呼吸や血流が自分と一致して、止まらず循環する。それが心地いい。私にとって走ることは瞑想なのだ。
蓄積された思考をそっと取り除いてくれる雨の音。書道では余白を書くように、足すことが探求の全てではなく、在るということが選択の全てではない。黒を選ぶ日々は終わりにしよう。光を描きたいのなら、最後にはいつだって白色を選ぶことだ。
誰にでも必死に頑張る時期や、ゆったりぼんやり過ごす時期もあり、洞穴に潜って過ごす長い夜があれば、ぱっと拓けたような朝もある。嫌でも季節が流れてゆく中で、恐れずにその波に身を任せていれば自然と、光は向こうからやってくるのだ。
わかりやすく春らしい空の青が嬉しい。新年度だからといって特に何か変わるわけではないけれど、パレットにしているアクリル板を三年ぶりに新調した。ピカピカになったパレットを見ていると、絶対に成し遂げてやるという思いが強くなった。
苦手分野の克服のためのトライアンドエラーの日々。果てしなく続くように感じて心が折れそうになる時に思い出すのはいつもこのイラスト。あと一寸先の光を信じて突き進め。辞めなければ必ず辿り着く。信じて進め。明日から、四月。