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小学生に上がる前に準備しておくこと

こんにちは!さくら(@SAKURAs_letter)です。

早いもので、息子が小学1年生に上がり、1学期・2学期を無事に終えて、残すは3学期もあと1ヶ月となりました。

思い起こせば1年前、学校説明会があったり、就学前検診があったり、ランドセルが届いたりと年末から3月にかけて、慌ただしく準備が始まり、また先輩ママやメディアで目にする「小一の壁」という得体の知れないワードを恐れながらも粛々と準備をこなしていたことを思い出します。

まもなく2年生、という今。小学1年生になる時に、準備しておいた方がいいことや心しておいた方がいいことを備忘録的に残していきたいと思います。
就学前になんとなくの不安を覚えるご両親の少しでも参考になれば幸いです。

1)準備物編(入園前編)

まず入学前に準備しておいて助かったものを順にご紹介していきます!
I)見ましたスタンプ
連絡帳や音読カードなど提出物にサインをする箇所が沢山あります。我が家は学童の連絡帳もあったので、日々サインを3つする必要がありました。
スタンプは色々調べて、こちらを愛用していますが、千円台でデザインも可愛く、インクもまだ残っています。

スタンプはピンキリなので、デザインやお値段を検討の上、選ぶのがおすすめです!

II)お道具箱用お名前シール
入学式を終えると学用品をたくさんもらい、名前の記名依頼が大量に押し寄せてきます。みなさん各所でおっしゃられている算数セット(特におはじき)はシールがあってもシール自体が小さく、貼るのも一苦労です。
お道具箱用のシールも事前にこちらで準備しておきました。

我が家はピンセット付きのものを購入したのですが、おはじきがとても小さいので、大活躍しました。
フォントやデザインが様々なものが出ていますので、好みのものを準備いただくと良いと思います。

ⅲ)文具類の予備
文具類はとにかく予備を準備しておくことをお勧めします。
特に我が家の場合は、筆箱に5本鉛筆をセットしても帰宅後2〜3本しか鉛筆が入っておらず、消しゴムもあったりなかったり‥
本人に聞くと、学校のお道具箱の中にあるということである日突然、鉛筆が10本筆箱に入っていたり、とカオスです‥笑
消しゴムも今年1年で何個かったかわからないほど、とにかくなくなりました。学童を2箇所使っていたり、習い事にも筆箱を持っていったりするので、どこかに忘れてくるようです。

またノートやお道具箱の中ののりやテープがいつの間にかなくなっており、急に「そういえばもうのりがない」と言われることもあるので、事前にどんなノートやのりを使っていたのかはじめに写真を撮って、事前に準備しておくと、突然の「ない」宣言にも動揺せずに済みます。
性差で区別するわけではないのですが、特に男の子ママからは突然の「ない」宣言に戸惑うというのはあるあるで聞く話でした。

また文具ではないですが、傘も2本以上準備しておくことをおすすめします。学校に置いてきてしまったり、学童に置いてきてしまったり、1年生終わりに息子の傘だけでも3本になりました(笑)

ⅳ)GPS
息子の通う小学校は登校班での登校がないので、小学校に上がってしばらくすると一人で小学校に通うようになりました。(帰りは学童へのお迎えをしています)
保育園の時はAppleのAir Tagをつけており、小学校に上がると同時に見守り用のGPSを持たせるようになりました。

GPSは本当に買ってよかったです!

小学校の登校はもちろん、夫がお迎えの時の位置特定(あ!もう家の近くまで来たな笑という確認)や放課後学童に着けたかな?という確認。
サマーキャンプなどの外出イベントでもどのあたりにバスがいて、お迎え時間が早まりそう・遅くなりそうといった時間特定などなど想像以上に利便性は多岐に渡りました。

「今どこにいるんだろう?」という不安が解消されるだけでも、精神衛生上とても良かったので、少しでも心配する可能性がある場合は持たせることをお勧めします。

現在は様々なGPSが出ていますが、先輩ママに聞いて我が家はBoTトークを使っています。位置情報のずれがないことと、充電が1週間ほど持つと聞いて決めました。
BoTトークは位置が分かるだけのものと、トークのやりとりができるものがありますが、トークができるものを使っています。

トークを使った例としては「えのぐわすれちゃったー!」という忘れ物関連のメッセージ(毎回届けに行けないので事実確認のみ)、「今日はどっちの学童?」(学童を2つ使っているのでわからなくなってしまった最初の時はよく来ていました)、あとはお友達とふざけて可愛いメッセージが来たりもして、癒されます。

2)心持ち編

続いて心持ちですが、ここが最も保育園から小学生にあがり、違いを感じた部分になります。
小学生に上がると、子どもの毎日がいきなり見えなくなります。
クラスのお友達の人数も増え、知っているお友達ばかりではありません。担任の先生も当たり前ですが、クラスに1人。
保育園では連絡帳やお迎え時にこまめにその日の様子をいただくので、日々どんなお友達と遊んでいて、どんな遊びをしているのか、ありありとその姿が浮かびました。子供がうまく話せなくても、その代弁を先生方がしてくださるので、保育園の報告に頼ってしまうときも我が家は露しれず。

小学校に上がると、子ども本人から聞く話でしか様子が分からないので、全体像が掴めなくなります。我が家の小学1年生の息子は毎日「今日も楽しかった!」か「面白かった!」という一言が1年の9割ほどです(笑)
担任の先生との面談も半年に一度ありますが、時間も短いので、日々の様子が分かるわけではありません。


楽しめているのかな?クラスに馴染めているかな?など、はじめのうちは気になりましたが、段々分からない状況にも私自身が慣れてきました。
ただ、楽しいことや嬉しいこと、嫌だったこと、悲しいことはママも知りたいからその時は教えてね、と伝えており、教えてくれることもあれば、表情から何かあったのかな?と分かる日があります。

保育園や幼稚園の対応が手厚ければ手厚いほど、このギャップはとても感じる部分だと思いますので、一概に未就学の時に手厚いことが良いことではないなと感じます。
親側もその手厚い状態に慣れてしまい、当たり前だと感じてしまうと、小学校でのギャップに耐えかね、小学校に物申し続けるモンスターペアレンツ化してしまうのだと思います。

小学校とはどういう場所なのか。何を期待するのか、を考える際にリクルートから民間の校長先生になられた藤原和博先生の本がとても参考になりましたので、ぜひ就学前に一読してみてください。

藤原先生の著書では学校という場所は下記のように定義されていました。

学校とは、自律して学び続けられるように集団の力で良い学習習慣と生活習慣をつける装置である

「学校がウソくさい」

皆さんは、学校にはどんな役割を求めますか?
学校はどんな場所であって欲しいですか?

気づくとつい求めてしまいすぎな自分自身に気づくこともあります。
藤原先生の著書は、原点を見つめ直すのにとても良い1冊だと思います。

3)小一の壁の正体

小学校に上がる際に脅しワードのようにまことしやかに囁かれるのが「小一の壁」という言葉。私も何度も聞きました。果たして小一の壁とは何なのか?人によって異なると思いますが、私の個人的な観点をお伝えします。

それは先ほどの心持ち編でも触れましたが、親自身のあり方が問われるというのが壁なのではないかと思っています。
未就学の時は何をするにも、どこにいくにも一緒。子どものことは手に取るように分かるのが当たり前でした。誰と遊んでいて、どんな遊びが好きで、どんな言葉が流行っているのか、日々なんとなく分かりますよね。

小学校に上がると、どんな授業を受けていて、どんな遊びを休み時間にしていて、お友達とは何を話して、どんなことで揉めて、傷ついたのか、はたまたお腹をかかえるほど笑っているのか、楽しいのかは事細かにはわかりません。よくお話をしてくれるお子さんであれば、日々の様子は分かりますが、それも子ども視点での話。本当のところはどうなのか、はなかなか分かりません。詳しくは過去の保護者会での話をご一読ください。

アメリカの先住民の言い伝えで、子育て4訓というものがあります。

1.乳児の時は、肌身離さず
2.幼児の時は、肌を離して手を離さず
3.少年の時は、手を離して目を離さず
4.青年の時は、目を離して心を離さず

小学生はまさに肌を離して、手を離さなかったところから、手を離して、目を離さない、というフェーズになります。
生まれてからずっとぎゅっと握っていた手を少しずつ離していかなければなりません。手を徐々に離しながらも、日々の様子を観察するためにも目は離さず、見守るフェーズ。

書くと簡単ですが、実際はとても難しいです。
手を離すのも難しければ、見守るのも難しいです。
自立に向けて一歩一歩子どもたちが歩みを進めています。そのそれぞれの歩みのペースを見守りながら、ゆっくり一緒に成長していく必要があります。

それが”壁”の正体なんだと思います。

小一の壁と聞くと、子どもにとっての壁のように聞こえますが、小学生の親になるにあたっての壁だと思います。
とは言っても、親が介在しなければいけないシーンも多く、まだまだ手は離れませんが、自立に向けて少しずつ子どもも親も自立していかなければいけないと日々感じます。

4)番外編

さてここから番外編です!
我が家で起きている珍事件を紹介します。
まず小学校からの電話。こちらは想定したよりも多くかかってきました。
発熱は想定内ですが、それ以外に図工の時間にお友達が火傷をさせてしまったという電話。発表会で大役を務めることになった報告の電話。授業中調子に乗り、その日一日とても怒られたという電話。
これだけでも結構かかってきていますね‥想像以上に良い話も悪い話もご報告いただけてとても助かりました!なんともやんちゃな1年生らしい内容です(笑)担任の先生によっても対応は様々かと思いますので、ご参考までに。

そして配布資料の多さはよく聞きますが、我が家で困ったのはランドセルの奥底から出てくるプリントの数々。提出物も折れてぐちゃぐちゃな状態で出てくることが今でもあります。本人曰く「ちゃんと入れたんだよ!」とのことです(笑)

またお友達のお母さん方から様々な情報が入ってきます。噂レベルのものから、起きた出来事報告まで色々な種類のものが入ってきます。息子の好きな子もお友達のお母さん経由で知りました(笑)
良いものから悪いものまで本当に色々聞きますが、どうか惑わされないでください。

最後に

いかがでしたでしょうか?個人的な視点を含むものが多いと思いますが、1年前に私が知りたかったことをベースに書きました。
1年前は「ひらがなまだ全部書けないけど大丈夫かな?」「算数ついていけるかな?」「急に45分の授業になって、1日中座っていられるのかな?」とどちらかというと学習面に対しての気になりごとが多かったように振り返ると思います。

実際に小学生になってみて、圧倒的に親としての心持ちをどう保つかの方が大切であり、学校は楽しくいってくれていれば十分!と思うようになりました。
情報の取捨選択を大切に、親として学校はどういう場所であって欲しいか、をぶらさず、子どもの楽しい日々を第一線で笑顔で応援し続けられる親でありたいと思います。

皆さんのお子様も、楽しく穏やかで健やかな日々を過ごすことができますよう祈っております。

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

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