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小学校1年生。初めての保護者会で聞いた心構えにハッとさせられた話

こんにちは!さくら(@SAKURAs_letter)です。
今年の4月に上の息子が小学校1年生になりました。バタバタと慣れない生活を送り、あっという間に季節は春が終わり、梅雨に差し掛かり、もう夏休みまであと1ヶ月というところまで来ました。

あれよあれよと保育園生活が幕を閉じ、感傷に浸っていられたのも束の間。
あっという間に小学校生活がスタートしたわけですが、今回は慣れない小学校生活が始まってみて、感じていること。そして初めて参加をした保護者会で聞いた話にハッとさせられたことをお届けします。

1)保育園から小学校に進学し、変わったこと


たった3ヶ月前のことなのですが、もう随分と昔に感じる保育園生活。
我が家は下に年中の娘がいるので、保育園には引き続きお世話になっていますが、1歳半から通っていた息子の丸5年に渡る保育園生活が幕を閉じました。

日々やりとりした連絡帳は家宝です!

保育園では毎日連絡帳のやり取りをしていたので、「今日はどんなことがあったかな〜?」とそんな目で我が子を日々観察し(おもしろおかしいネタはないかな?とネタ探しに勤しむ毎日でした笑)、会えない時間も保育園でどんな様子で過ごしているのか窺い知ることが出来ました。

先生方からはトイレトレーニングの時期など、どのお子さんもつまずきがちな要所要所で、事細かに様子を伝えていただき、また困った時のアドバイスもつぶさにいただきました。

「状況が手にとるように分かる」とはこのことで、クラスのお友達の人数も限られるため、どんなお友達と遊んでいて、今日はどんなことが保育園であったのか、子どもからも聞きますが、色々な方向から一定の情報がしっかり入ってくるという環境でした。

そして小学校に上がってまず驚いたのは、子どもの様子が全く見えてこないことです。
お子さんのタイプにもよるかと思いますが、我が息子は「今日どうだった?」に対しての返答は「今日も楽しかった!」のみです。
日々一問一答をしているようでもあります(笑)

保育園のクラスが10数名だったところから、1学年100人以上となり、関わるお友達も格段に増えました。学童にも通っているので、学年が上のお兄さんお姉さんも含めると一気に子どもの世界が広がったことがよく分かります。

私は小学校に上がって早々に、保育園の生活が知らず知らずのうちに当たり前になっていたんだなと思っていた自分にふと気づくのでした。
保育園時代、年少さんくらいになると先生方が常日頃から「お子さんと今日あった1日のことを話してみてくださいね」「お子さんから聞いてみてくださいね」とおっしゃられていた真の意味をここで理解しました。

大人同士で会話するのはとても楽です。先生に聞けば、瞬時に状況が理解できます。ましてや仕事をしていると、朝は準備にバタバタ、お迎え後は疲れていて、寝かしつけまでの分刻みな工程を、いかに時間通りにこなしていくかに精一杯。そのため状況理解は瞬時にしておきたい、と思ってしまう自分がいました。

朝の約2時間程度、夜寝るまでの約3時間でいかに、我が子との会話を深められるか、は小学校に上がるにあたってとても大切だったのだと感じています。

「何が嬉しい?楽しい?嫌だった?悔しかった?」
「そしてそれはどうして・・?」

自分のことを、自分の気持ちを、自分の言葉にして、しっかり人に伝えることは難しいことだと思います。大人でも出来ない人は沢山いますよね。特に日本は察する文化でもあるので、言葉に出さずとも分かるのが美徳だとされることもあります。

ですが、これはやろうと思ってすぐに出来るものではないので、日々の積み重ねあるのみです。
ぜひお子さんとのコミュニケーションが少し少ないかな?と感じる方はぜひ今から実践していただくことをオススメします!

2)小学校に上がって感じる変化

これまで保育園ではある程度、許されていた自由もいよいよ小学生になると許されなくなってきます。45分の授業は座って、先生のお話をよく聞く。これが意外に難しいことだと、初めての授業参観に参加して感じました。

まず、保育園時代1クラスに複数人いた担任の先生は小学校に上がると、1クラスに1人。
授業中は立ち歩かない。先生の指示通りに動いたり、反応する。
自分の用意は自分で全てする。
登下校は1人でする(班登校であったり、異なるケースもあると思います)
毎日持ち物が違う。
宿題が毎日出る。

まだまだある気がしますが、未就学児との違いでいくと上記が顕著でしょうか。自分自身が小学生だった時を思い起こせば、当たり前のことなのですが、保育園から小学校への進学だけに焦点を当てるとものすごく大きな違いだと思いませんか‥?

未就学のうちは出来なくても、手伝ってくれる先生がいます。小学生になると周囲のお友達が手伝ってくれることも多いと聞きますが、一度の指示でしっかり自分のことを自分でしないといけません。
また保育園時代は親と毎日一緒だった行き帰りも、小学生になると突然通学路の途中で「今日はここまでで大丈夫!」と言われたり(様子見で朝は送っていました)、突然お友達を見つけて走っていってしまったり、親がドキドキしてしまうシーンが出てきます。
また息子が通っている小学校は毎日算数プリントと音読の宿題があります。
そして持ち物はいつまでに何が必要なのか、プリントでお知らせをもらいます。

そんないつ、何が、どのタイミングで来るのか分からない変化のキャッチアップに子どもはもちろん、親の私もヘトヘトな4月・5月月間でした。

ちなみにランドセルを開けたら何も入っていない!、という事も何度もありました(笑)

放課後、学童に通っているので、保育園時代と比べると帰宅時間は18時頃と一緒ですが、明らかに疲れている様子がはじめの4・5月は特に伺えました。
小学生になると通える習い事も増えるので、新しく始めたいと躍起になる親心ではありますが、少し子どものペースを見ながら、開始の時期を検討する方がいいなと感じます。

3)初めての保護者会で学年主任の先生から聞いた大事な心構え

そうこうしている間に初めての保護者会という一大イベントがやってきました。初回は1年生全体での実施だったため、体育館に1年生全員の親御さんが集まりました。

どんなお話をしていただく場なんだろう…と少し緊張しながらも会場入りしました。

持ち物の確認や1日の予定など、基本的な事項のお伝えの後に、最後に学年主任の先生がおっしゃっていただいたお話にハッとしたので、ぜひ皆様にもシェアさせていただきたいと思います。

1年生。新しいお友達に囲まれ、新生活がスタート。子どもたちの間には日々様々なコミュニケーションが生まれます。

ある日、突然「○○くんが嫌なことしてきた」「○○ちゃんが嫌と言っているのにやめてくれなかった」そんな話をお子さんがしてくることがあるかもしれません。

ついお子さんからそんな話を聞くと"大丈夫かな?○○くん・○○ちゃんってどんなお友達なんだろう"と思ってしまうと思います。

お子さんの片側からお話を聞くと、嫌な面に焦点が当たってしまったとしても、両者の言い分を聞くと全く違う話になることがよくあります。

例えば、「○○くんにあっかんべえされて、悲しかった」とお子さんが話してこられたら、”嫌がらせされているのかな?”と考えてしまうのが親心だと思います。

しかしそれには裏話があって、あっかんべえした男の子のお話を聞いてみると、「朝、舌に色のつく飴を食べたら青色になって、誰かに見せたかったから、見せてあげた」とただそれだけだったらしいのです。
悪気は全くなく、ただ見せたかった、という話がこれだけ大きくなってしまうことがありました。

また別のケースでは、「○○ちゃんが給食の時にいつも私の机をガタガタしてくる!」というお子さんがいらっしゃいました。
先ほどのお話と同様に、それだけ聞くと”その子はいつも嫌がらせしてくる子なのかしら?”と思ってしまうかもしれません。
ですが、机を動かすお子さんからお話を聞くと、「机が曲がってしまっていて、隙間が空かないように直してあげた」ということでした。

子ども同士、それぞれの正義があって、それぞれの言い分があります。
しっかり聞いてみたら、実は大したことがなかった、という話がほとんどです。
どうか、私たちにお任せいただけませんか?
気になることは全て連絡帳に記載していただいて大丈夫です。

いかがでしたか?

私はこのお話を聞いて、ハッとさせられました。
我が子はどうしたって可愛いものです。
ですが、木をみて森を見ず、なんて言葉があるように、小学校にいる子どもの様子は親がキャッチアップしきれない状況にあります。

不安が先立って、ちょっとでもマイナスな話を聞いてしまったら、胸がざわついてしまうと思いますが、一度立ち止まって、子どもから見えている風景や景色がまだまだ全てではないことを心に留めておく必要があります。(小学校低学年のうちは特にそうですね)

もちろん子どもを信じることも親として大切ですので、子どもを信じるのは大前提の上で、親としての心がけとして常に心に留めておきたいと思うお話でした。

だいぶ子育てのフェーズも変わってきてはいますが、まだまだ道半ば、親としても半人前であると気付かされるのでした!

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました!


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