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就職活動への準備

大人になるまでに、ぶつかった壁を、ヒントとしてまとめていきます。

【就職活動・準備編】


大学2,3年生のうちに読んでおいてほしい話。
4年生はもう読むべきじゃない。後悔しかしないと思う。
4年生向けの実践的な話は別に書きます。

内容は、上から、
・小話
・エントリーシート(ES)の対策
・試験(言語・非言語・時事問題)の対策
・美大生向け・ポートフォリオについて
・企業を見つけること
・終わりに
です。



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まず、就活をもうすぐ終える私から、一番後悔したことを伝えます。

大学3年生の4月には、もう就職活動が始まっている。

なんなら1年生から始まっていると言ってもいい。

そして、就活に大事なのは、

「自己分析」と、「社会人になって、何がやりたいのか」という軸。
あと「コミュニケーション」

これができれば内定がもらえる。
まあ、こんなのどこのサイトにも書いてある。
でも知らなくて後悔したことがいくつかあるので、経験談交えて、大学2,3年生の、今やるべきヒントを置いておこうと思います。


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自己分析とか、社会人になって何がやりたいかとか、わからないでしょ?
急にそんなこと言われてもね…。
けど、「志望動機(なぜ弊社を志望しますか?)」は、就活中、ずーーーっとついてまわる。
社会人になって何がやりたいのかが見つかれば、行きたい会社も見えてくるし、志望動機も書けるし、就活は楽。

それを見つけるために、3年生の春〜秋は時間を費やせばいいと思う。

そこで、使えるものを紹介します。


1. Offer Box
Offer Boxという就職活動用のアプリを知っていますか?
私がこれを知ったのは、4年生になる前の春休みで行った、インターンシップの中ででした。
このアプリは、学生が自己紹介を書いてプロフィールページを作っておき、企業側から、うちの説明会来ない?とアプローチされ、面接などに繋げていく、就活の方法。
もちろんアプローチされて、行きたいと思えば、その会社の説明会や、特別選考の枠に入れる。
知らない会社と出会うこともできる。
何よりオススメなのが、自己紹介だったり、プロフィールページを作ること。後々書くことになるESを書くための、練習になる。
もし、それがうまく書けていれば、企業からアプローチをもらえる。
これをね、まずは勧めたい。スマホのアプリ入れて損はないと思う。PCからでも使えます。


2. Open ES
これは、リクナビが提供してる、ESを書くページ。これは就活本番でも、一部の企業に提出する用に使う人が多いと思う。ここを書くことも、練習になる。ここで2枚、入れられる画像もきちんと用意しておくと、他の企業のESを書く時にまた使えたりする。


3. 学校指定の履歴書
意外と、これを出して欲しいという企業もある。
履歴書の書き方を、就活本番始まってから焦って調べてると、時間なくすから、一枚完璧に仕上げておくといい。
あと、その時使うためのボールペンとかも、練習しながら考えて買い揃えておくとよい。


4.インターン
行ったほうがいい。
3年の夏休みから、春休みまで、インターンはどの会社もやってる。
2年生でも、参加している人もいた。
とりあえず大手ナビサイト(リクナビとかマイナビとか)に登録して、探してみる。けどナビサイトに情報を出してない会社もあるから、なければその会社の採用サイトに直接飛んで、探してみるべき。

インターンに参加するメリットは、
1.志望動機やweb試験の練習
2.早期選考への参加

の2点がある。

1.に関しては、上の3つと同じ。志望動機を書いたり、場合によってはweb試験もあって、就活の予行練習になる。
それで、もし参加できたら、もちろん企業のことを知ることもできるけど、自己分析ができるプログラムがあったり、内定者から話を聞けたり、その業界を知ることができたり、一人じゃうまくできないことを、色々知ることができる。参加するだけで、お土産が多い

2.の早期選考への参加は、一概には言えない。けど、インターン参加時点ではわからなくても、最終日に発表されたり、次に繋がるチケットになる可能性が大きい。
早期選考に参加すると、大体書類選考なんかは免除。(インターン参加時点でES出すから。)第3次選考くらいからスタートできる。そしたら突然の面接からスタート。受かって、次に進んで行って、最終面接まで行って、受かった人はそれで就活終わり。ラッキー!
けど、落ちた人(大半は落ちる)は、就活の予行練習になったと思えばいい。
他の何もしてないで3月の説明会解禁を待つ人たちより、就職課の面接練習講座より、経験になる。しておいて損はない。
そこからまた、面接の時はどうしたらいいのか、考えて対策することができる。


どれも、まず、「ESを仕上げるための練習」です。(インターンは、プラスでweb試験や面接の練習)
OfferBoxやOpenESでベースを作っておいて、会社の特徴や理念、価値に合わせて少し内容を変えれば、志望動機が作りやすい。
ESの添削は、たぶん各大学の就職課がしてくれると思う。
都内なら、東京しごとセンターという無料サービスもある。カウンセリングや面接対策講座、エントリーシートの講座が揃っている。受けに行くのも手だと思います。


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このESと同時に、SPIや玉手箱など、言語・非言語の対策、それと時事問題対策もしておくと良いです。

言語・非言語の対策についてー

私は、中学受験していて、高校も進学校で、だから一切、この勉強はしなかった。したのは大学で行った模試くらい。
植木算とか、つるかめ算とか、塩水の計算とか、心当たりのある人は、もしかしたら勉強しなくても大丈夫だと思う。
でも、できればやっておくべき。苦手ならそれこそ。
企業によってはあまり重視されないポイントかもしれないけど、良いに越したことはない。
最後、この点数の差で、他の人に負けるかもしれない。
しかも、全部の企業が似た問題を出すわけではない。
SPI、玉手箱、テストセンター、とか、試験の方法がいくつかある。
大学受験で、センター試験じゃない、各大学で行う試験みたいに、傾向が違う。だから、慣れておいたほうがいい。その方が焦らないで済む。

それに、全部解ける人はほぼいない。
だから、解ける問題かどうか見分けるのも、ある意味大事なポイント。
その練習にもなるから、対策本を買って、何周かするといい。
対策本を買う前に、そういった本の後ろの方に、どんな企業がどんな試験の方法を用いるか、載っていたりする。そこに、自分の行きたい企業が載っていなくても、同じ業界の企業を探して、試験の傾向を割り出すこともできる。
インターンで内定者から聞き出すのもいいと思う。「百貨店は玉手箱多いよ〜」なんて教えてくれる。
その後に、その試験方法の対策本を買うのが一番良いです。


時事問題についてー

調べてもね、何が出るかとか出てこないのです。
だからこれは、私が受けた中で出てきた一例ですが、
・韓国大統領の名前(漢字・カタカナどちらも)
・フランス大統領の名前(前・現どちらも)
・前年の日経平均株価の上昇幅
・本屋大賞、直木賞、芥川賞の本のタイトル、著者
・アカデミー賞受賞作品
・ヒット商品番付(東の横綱、西の横綱等)
あとは業界のニュース。
私は百貨店を受けたので、
2018年に新しくできた東京ミッドタウン日比谷のことや、
ユニクロとコラボしたJW ANDERSONなども出てきました。


+α

一部の企業では、
企業の沿革(歴史)とか、企業理念とかも問題に入れてきたりします。
(web試験ではその可能性はほぼない。説明会と同時の選考など、会場に足を運んでの筆記試験でありえる。)
社長の名前とかはもちろん覚える(面接で聞かれることもあるから)。
この辺答えられないと、大分ダメージ大きい。
そこに作文がくっつくこともある。
英文の穴埋め問題とかもあった。
ヨーロッパの白地図が出てきて、国名書かされたりもした。
一般常識的な問題も、一通りさらっておくといいと思います。


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美大生の皆さん!

いやいや、もっとやらなければならないことがあるだろう?と。

ポートフォリオ


ですね。
私も美大生として、総合職受けながらも作りました。
私はインターンからの早期選考があったので、3年の11月には一通り完成させてました。
色んな先輩からポートフォリオを見せてもらって、参考にして、とりあえず作りました。
でもね、くるみ製本にしたんです、当時。その早期選考の時。
失敗でした。くるみだと、相手に見せながら話す時、手で押さえてなければならない。同様にファイルに入れるのも微妙。反射もするし。


リング製本

これをオススメします。
でも、キンコ●ズのリング製本はダメ。ダサい。
100均で良いから、銀色の丸いリング(リンク先みたいなの)を買ってくること。
穴あけパンチで自分で穴を開けて、B4〜A3なら4穴にして、このリングでとめる。
これだけでだいぶ良い。
紙はちょっと値がはるけど、竹尾のTACTシリーズの、「カルセドニー」が、A4かA3でまとめて買えてオススメ。インクジェットはあんまりよくないから、レーザー推奨。両面できる。インク乗せることを考えると、163.5の方が良かったです。


できれば直属の教授とか、学科の教授とか、就職課に見せて、何度もやり直して作って欲しい。
自分で気付けない点を指摘してくれるから。


就活始まると、デザイン職の就活する人は、制約のあるポートフォリオを作らされることもあります。A4で10枚、とか。


だから、まず、ベース。
自分の「フォーマット」は、3年の秋までに完成させて欲しい。
そうすれば、どんな写真が必要なのかとかもわかるから。
ちなみに、InDesignでやると、写真の枚数増えてもイラレみたいに落ちたりしないので、楽です。


ポートフォリオですが、総合職でも持っていくこと、できます。
ただ、ちゃんと前置きします。
自己紹介とかで「本日作品集を持参しておりますので、もしよろしければご覧いただけると幸いです。」とかを最後につけたりして。
それで見せてくださいって言われたら、見せる。もちろん見せられない可能性もある。それはそれでしょうがない。
でも大抵は喜んで見てくれる。総合職だと特に。
特に制約がない場合は、表紙に企業名を入れて持っていくとなお良し。
「このポートフォリオ、もらっても良い?」なんて言ってくれたりもする。
自分も嬉しいし、相手も嬉しいし、みんな同じような学生の中、差を出せるし、総合職受ける美大生もぜひポートフォリオ作って欲しい。



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以上のことをしながら、

行きたい企業の選定

もしましょう。総合職なら15〜20社くらいは絶対。

この会社は、どんな価値を持っているのか?
どんな目標を持っているのか?
果たしてそれは、自分の就活の軸に合っているのか?
社会人になってからの目標が達成できるか?
福利厚生は?転勤はある?ない?

主には3/1に解禁される説明会で話されるでしょう。
でも、HPの採用サイト見てても見つかります。
しかもその採用サイトでインターンを申し込めたりする。
勝負は3/1より前に始まっているのです。
リクナビやマイナビ、キャリタス就活、など大手ナビサイトも活用してください。こんな企業合いそうじゃない?って提案してくれるし、逆にHPからじゃなくて、ナビサイトを通して申し込まなければいけない企業もあります。


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選考の中で、祈られること、当たり前にあります。
これから何度も聞くことになるかもしれないけど、
全てはご縁です。
祈られたら、「ああ、きっとこの会社に入ったら自分は後々後悔したり、辛い目にあうことになるから、祈られたんだろうな。」って考えましょう。

3月からの就活が少しでも楽になるように、
経験者からのヒントを活用してもらえたら幸いです。

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