外国語学部卒業生からみた、外国語学部で学ぶ意義とは
こんにちは。
全然いつもと違うテーマでブログ書いてます、さくら雪です。
外国語学部に興味がある方、大学ってどんな学びをするのかな?と考えている中高生、それ以外でこのブログに興味を持って方々にも読んでいただけたら嬉しいです。
わたしは4年制大学の外国語学部を卒業したばかりで、結構勉強が好きなので、ここらで外国語学部で学ぶ意義について考えていきたいと思います。
あくまで、わたしのこのブログでの意見は独断と偏見にまみれていることをご了承ください。個人的な感想です。そして、予防線を張っておきますが、これはすべて筆者に当てはまるとは限りません(笑)。筆者の友達の長所や成長した話を参考にしています。
まず、外国語学部で学ぶゴールや目的について考えていきます。
沢山の意見がある中でわたしはこれらが思い浮かびました。
「自分以外の考えを認め、そして相手を尊重しながらも自分を信じて表現し、周りと協働できる人になる事」
「外国の文化に精通し、外国文化のいい所を日本に導入し、日本に新しい風を吹かせられる人になる事」
「外国から、日本の長所と短所を俯瞰的にみれるようになる事」
「外国語を究め、言葉についての感性を高める事」
「国際関係について関心を持ち、外国とどう外交関係を築き、外国人と交流していくべきかを考える事」
これらは、直接仕事に出て使うスキルもあれば、社会に出たときに間接的にではあるが大いに役立つスキルもあると思います。
わたしの肌感覚では、同期や先輩で、外国語や外国と直接かかわりのある職業についている人はそんなにいません。
勿論、現在はグローバル社会ですのでどの仕事をしても、海外とどこかでつながっていることが多いですが。
でも、やっぱり外国語学部で学ぶ意義って大きいと思います。ゴール・目的と重なる部分がありますが例えば、
①異なる文化や考え方を持つ人々に、想像力が膨らむようになる
→相手の立場に立ったコミュニケーション
→相手のニーズを把握し、相手にとって最適な提案が出来る
ちょっと「わたしの強み」みたいな就活チックになってしまいましたが(笑)
②自分を表現する力がつく
引っ込み思案な人がいたとしても、海外留学を経験したり、外国人と協働する場面があれば、絶対に自分の意見を表明する、「うちってこんな人やで!!」って知ってもらう機会がありますね!
なので、自分の個性と向き合う、自分ってどんな人?
相手と関わるうえで、自分について考え、それを伝える営業的なスキルも身に付くと思います。
③型に囚われなくなる、自由になる
日本でずっと住んでいると、自分が日本の文化にずぶずぶに染まっている(笑)のに気づく機会があまりないと思います。
でも、外国語学部として海外に沢山いけば、日本が特殊な国だ、この文化こんなに貴重だったのか!と知ることが多いと思います。
例えば日本ではクリスマスにケーキを食べますが、海外ではあんまりない、とかにわたしは驚きました。
こうして気づかぬうちに「~といえばこれ」とのステレオタイプであったりに染まっているんだなと。
また、海外はとても多様な民族が入り乱れていることが多いです。雑な表現にはなりますが、単一民族が大多数を占める国は数少なく、その中の国が日本です。よってこれだけでも「日本人と言えば」「日本語と言えば」というイメージが我々日本人の間で共通認識が取りやすい事から、例えば「台湾語って誰が話してるの?」→「台湾の原住民じゃない??」という短絡的、ステレオタイプな認識になってしまうことになります。
④外国語の専門的知識が身に付く
これは本当にそうなのですが、外国語はただ4技能が出来るだけで完璧、それ以外は要らないという認識だともったいないです。
わたしは外国語を学ぶ過程で得られる知識こそが、最も大きい収穫になると思います。
例えば、その言語が話されている国の歴史や文化です。言語と歴史は切っても切れない関係にあり、歴史をしる事で言語についての理解が深まります。
わたしが大学の外国語学部で特に面白いと感じたのは、
音声学の授業ですね。日本語と中国語の音声を比較するんです。今まで覚えるだけだった発音が、どんどんと仕組みが明らかになる事で、発音奥深さ、音声の面白さについて知ることが出来ました。
また、通訳や翻訳の授業です。現役の通訳の先生に教えていただきました。
そして、比較的マイナーな言語の授業も受けました。これは、外国語学部じゃないと習えなかったと思います。メジャー言語とマイナー言語、どっちも良さがあるなと思いました!!
言語を通じて、様々な世界が広がり、外国語の周辺の専門知識がどんどん深まるので、そういったことに興味がある方は、ぜひ外国語学部で学ばれたらいかがでしょうか。
以上です!もし質問があれば、お答えできる範囲で対応させていただきますので、ぜひ✨