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久しぶりに映画『キャスパー』を観て日曜日の憂鬱な気持ちが吹っ飛んだ

今日、久しぶりに映画『キャスパー』を観た。

子供の時に数えきれないほど観た映画だ。

子供向けのファンタジー映画で、お化けになったキャスパーと人間の女の子キャットとの交流を描いている。

もともと子供向けに作られている映画だから、ストーリーはいたってシンプル。

友達がいなくて、ずっと孤独だったお化けのキャスパーが、人間の女の子キャットに恋をする。

もちろん、叶わない恋なのだけど、ディズニーの映画のように、最後にはすてきなプレゼントが用意されるのだ。

今日久しぶりに観て、この映画には人懐っこい子供の純粋な気持ちが散りばめられているなと思った。

キャスパーはお化けだけど、人間のキャットを好きになってしまった。

よく考えてみれば叶わない恋だとわかるのに、「ずっと一緒だよ」と耳元でキャットにささやいたりする。

日本語訳では「ずっと一緒だよ」というセリフになっていたけど、英語では「Can I keep you?」だ。

直訳すると、「君のことキープしてもいい?」っていうセリフ。

「君は僕のものだよ。それでいいんだよね?」っていう感じかな。

それがなんとも切ないのだけど、「キャットのことが好き」っていうまっすぐでシンプルで素直な気持ちがすごくきれいに感じられた。

また、「Can I keep you?」という直球のセリフが胸にズキュンとくる。

好きだからどうこうするというわけではない。

ただ「キャットと一緒にいたい」というそれだけ。

キャットのことが好きだから。

そうやって、キャットにおいしい朝ごはんを作ったり、キャットのことを悪く言う子供たちにいたずらを仕掛けたりするのだ。

『キャスパー』は子供向けのファンタジー映画となってはいるけど、大人も十分楽しめると思う。

キャスパーのことをこき使ってきたおじさんゴースト3人組も私は大好き。

アメリカらしいユーモアが光って、最後までテンポよくストーリーは展開されていく。

そうそう。

女性なら最後のシーンは胸キュン必死です。

映画を見終わった後、ダンスシーンで流れる挿入歌がなんていう曲なのか気になる人も多いと思う。

ちなみに曲名は『Remember Me This Way』。

映画を観終わったあと、早速なんども聴いてしまった。

日曜日の夜はたいてい憂鬱だけど、キャスパーのピュアな気持ちに触れて、心がすごく洗われた。

明日のことを憂鬱に思わず、今日はぐっすり眠れそうだ。






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