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有頂天家族

『有頂天家族』/森見登美彦


タイトルからは全くイメージがわかないですね。笑

家族愛がテーマの物語なのでしょうか…??


と思いながらページを開くと、まず初めに出てくるのは「人間」、「狸」、そして「天狗」。

なんとこの小説、主人公は狸たちと天狗(と人間が数人)なのです。

設定からぶっ飛んでますが、読み進めていくと、なるほど狸の一家が一族の誇りをかけ、ライバル一家とばちばちする話みたいです。加えてプライドの高い天狗たちに振り回されながらも兄弟のため東奔西走するおもしろだぬきの奮闘が描かれています。


1ページ目から早速「この設定についていけるのだろうか…」と自信を無くしましたが、しばらく読んでみると全くの杞憂でした。笑

とにかくコミカル!でも軸となるストーリーはしっかりしていて、それでいて心温まる不思議なお話です。


異色のファンタジーであることは間違いないですが、とても面白くてどんどん読み進めたくなる本でした!

ぜひ☻

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